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虹のように子どもたちの自立の架け橋に!(NPO法人にじのはしファンド)

社会福祉法人 中央共同募金会に寄せられた「チャリティスマイル」の寄付金は、「にじのはしファンド」の活動に役立てられています。にじのはしファンドでは、児童養護施設を退所する子どもたちの進学や資格取得の支援や社会へ出た後の就労相談などを行ってきましたが、2017年度より「実家プロジェクト」を立ち上げ運営を行っています。

「NPO法人にじのはしファンド」について

沖縄県内の児童養護施設・ファミリーホーム・里親のもとで養育を経験した子どもたちの自助努力を大切にしながら自立をサポートする団体です。

NPO法人にじのはしファンド アフターケア相談室「にじのしずく」

寄付先団体からの活動報告

一般家庭の若者は受け入れてくれる実家はありますが、児童養護施設を退所した若者たちは帰りたくても帰る場所がありません。特に、沖縄から県外に出て、帰ってくる子たちや帰る場所がない子たちの居場所が必要となります。そんな子どもたちの居場所として「実家」のように利用してもらうことを目的に、2017年度より「実家プロジェクト」を立ち上げ運営を行っています。

社会的養護の下にある児童が、高校中退や中学卒業後に就職することになった場合、施設を退所し自立が求められます。そのなかでも18歳未満の子どもが就労する場合の多くは、寮付きの職場を選ぶことになります。

未熟な若い彼らは職場の人間関係でつまづくことも多く、仕事を継続すること自体に困難さがあり、離職してしまうと同時に住まいや収入を失ってしまいます。住まいを失ったことで、友人や知人宅を転々とし、収入もなく病気になっても受診さえできず、子ども同士でその場しのぎの暮らしを余儀なくされ、相談室である「にじのしずく」につながる時には、全くお金を持っていないという状況があります。

安心して過ごせる居場所「ホップハウス」

こうした状況に対応するために、彼らが安心して起居することのできるシェルター機能を持つ部屋を、今回「チャリティスマイル」の助成金により沖縄県で初となる居場所として確保することができました。
居場所を用意できたものの、彼らをシェルターにつなぐには一筋縄ではいかず、「大人の世話になんかならない」とつっぱって、差し出した手を何度も振り払い、シェルターに導くまでに半年もの時間がかかるケースもありました。そうした彼らと向き合いながら、誰にも遠慮のいらない自分だけの安心した居場所で安心して衣食住を満たし、生活基盤が整って、やっと自立に向けて一歩踏み出すことができます。

そうした児童養護施設等を退所した子どもたちに寄り添い支え続けていきながら「誰一人取り残さない」社会づくりに向けて走り続けます。

頼れる家族がいない子どもたちをサポートしませんか?

現在国内では、約3万人の子どもたちがさまざまな事情により児童養護施設で生活し、そのうち約6割の子どもが過去に虐待を経験しています。ソフトバンクでは、18歳で児童養護施設を退所する子どもたちの自立を応援したいという思いから、「チャリティスマイル」を提供しています。

毎月お客さまから10円の寄付をいただき、ソフトバンクも同額を拠出することで、一人当たり毎月合計20円を、子どもたちへの支援を行う非営利団体に届けしています。いつも使っているスマホで、皆さんも一緒に子どもたちをサポートしませんか?

チャリティスマイルで応援しよう!

(掲載日:2020年3月9日)
文・撮影:NPO法人にじのはしファンド/ソフトバンクニュース編集部