企業が技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、業務上で必要となる新しい知識やスキルを習得させることを目的に再教育を行うこと
デジタル人材不足で重要視される「リスキリング」
企業のDXが加速しビジネスモデルの変革が求められている中で、これまでに存在しなかった仕事や課題に対応できる人材の確保や育成が求められています。こうしたDXに適応するための人材育成として、リスキリングによる新たなスキルの習得が必要だと考えられるようになりました。IT人材が不足する中で、現在、世界中でリスキリングの重要性が認識されており、日本では経済産業省が、DX時代の人材戦略の1つとして提唱するなど、注目が高まっています。
社会人の学び直しとして「リカレント教育」という似た概念の言葉があります。リカレント教育は、就業と学習を交互に行い、休職を想定し本人が自主的に知識やスキルを習得することに対し、リスキリングは、企業が戦略的に社員に学びの機会を与え就業しながら習得させるのが特長です。リスキリングを導入することで、企業は業務の効率化が期待できるほか、採用コストの削減ができるなどメリットがあります。
ソフトバンクでは、現場の実務に生かせる実践的な知識やスキルが習得できるAI・DX人材育成サービス「Axross Recipe」など、企業が抱えるデジタル人材不足の課題の改善に向けて取り組んでいます。
（掲載日：2022年10月3日）
文：ソフトバンクニュース編集部
