自動車運転の技術や運転主体による6段階の分類のこと。SAEが示した基準が世界で主流な定義とされている
運転主体や走行可能領域によって区分される
自動運転のレベルは、運転主体や走行可能領域などによってレベル0から5までの6段階に分類され、アメリカの自動技術会(SAE)が示した基準が世界で主流な定義として採用されています。
段階 | 名称 | 主体 | 走行領域 |
---|---|---|---|
レベル0 | 運転自動化なし | 人 | - |
レベル1 | 運転支援 | 人 | 限定的 |
レベル2 | 部分運転自動化 | 人 | 限定的 |
レベル3 | 条件付き運転自動化 | 車 | 限定的 |
レベル4 | 高度運転自動化 | 車 | 限定的 |
レベル5 | 完全運転自動化 | 車 | 限定なし |
レベル2からレベル3にかけてが大きな分かれ目となり、運転主体が人からシステムに変わります。主体がシステムになると人は運転以外のことが行えるようになり、レベル2ではハンズオフ(手の開放)、レベル3ではアイズオフ(目の解放)、レベル4ではブレインオフ(脳の解放)が可能になります。レベル4になるとドライバー不在の運転が可能となるので、医療や物流などあらゆる分野への活用が期待される一方で、実用化に向けた新たな法律や規制の整備が必要となります。
ソフトバンクは、完全運転自動化の社会を見据えて、自動運転サービスの早期社会実装を目指し、自動運転向け次世代ネットワークや遠隔監視の管理システムなどの研究開発を進めています。
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(掲載日:2023年2月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部