入力されたデータが適切かつ有効であるかどうかを検証し、不適切な箇所があるとエラーとして通知する機能またはソフトウエアのこと
データの有効性や妥当性を検証
バリデーターは、入力されたデータが正確であり、指定された形式や条件に従っているかを確認(= バリデーション)する機能を指します。例えば、HTMLと呼ばれるウェブサイトのコンテンツの構造を作るために使うコードや、プログラミング言語で入力された記述が、規定された文法や仕様に沿って適切に記述されているかを検証するときに使われます。バリデーターは、不適切なデータを検出するとエラー通知を行うため、異常な動作やエラーを未然に防ぐことができます。
仮想通貨の業界では、取引やシステムの正当性を検証する役割を果たす
仮想通貨・ブロックチェーン業界におけるバリデーターは、「トランザクション(取引)を承認する人」と言われ、トランザクションの正当性を検証する意味で使われます。トランザクションが規則に従っていることを確認し、正しいブロックに追加することによって、ブロックチェーンの一貫性を維持することができます。仮想通貨においては、データの改ざん防止のために分散型システムを採用することが一般的であり、バリデーターはこのシステムの正当性を確保するために重要な役割を果たします。
ソフトバンクは、ゲーム特化型のブロックチェーンプロジェクト「Oasys(オアシス)」に、ブロックチェーン上の取引を検証する「バリデーター」として参画し、ブロックチェーンサービスの検証や開発などに取り組んでいます。
バリデーターの関連情報
(掲載日:2023年5月31日)
文:ソフトバンクニュース編集部