SNSボタン
記事分割(js記載用)

最新のテクノロジーで今までにない学生生活を。「スマートキャンパス構想」初の連携協定を京都産業大学と締結

最新のテクノロジーで今までにない学生生活を。「スマートキャンパス構想」初の連携協定を京都産業大学と締結

ソフトバンクは5Gなどを活用して大学のDXを支援する「スマートキャンパス構想」を発表し、その第一弾として、京都産業大学とソフトバンクおよびLINEは、2023年5月26日に包括連携協定を締結しました。

京都産業大学は、本連携協定に基づき、中長期事業計画「神山STYLE2030」に掲げる先端技術を活用した大学DXの推進やイノベーションの創出、教育・研究に必要な学内のICT環境の整備などに取り組んでいきます。

また、ソフトバンクは、スマートキャンパス化を学内からサポートする専任担当者「スマート・キャンパス ディレクター」を大学へ派遣。さらに、学生参加型のワークショップを2023年6月から開催し、5Gなどの先端技術を活用した新しい学生生活のためのサービス創出を進めていきます。

未来を経験できるキャンパスへ

未来を経験できるキャンパスへ

京都産業大学の建学の精神は「将来の社会を担って立つ人材の育成」であり、今日では「いろいろなものを結んで、新しいものを生み出すこと」に取り組んでいると語る黒坂光学長。

京都産業大学 黒坂光学長

京都市北区上賀茂に、10学部全てと約1.5万人の学生が集まる国内最大規模の文理融合型一拠点総合大学に発展したことに触れ、「文系理系を問わず、全ての学生が一つのキャンパスに集うという利点を生かし、学生同士だけでなく、教職員や卒業生ともつながり、さらには企業や地域とも連携することで、デジタル技術を活用した競争力のある大学に、また協働で新しいものを創り出す共創拠点にしていきたい。

本連携協定により大学DXをさらに推進し、データに基づいた教育改革を行い、先端技術を用いた未来型の授業の開発にも取り組んでいく。キャンパスの機能が向上し、学生が未来を経験することで、将来に向かって挑戦する意欲を持ち、Society 5.0をリードしていく人材育成を目指したい」と、スマートキャンパス実現への決意を述べました。

先端技術を活用した「スマートキャンパス構想」

ソフトバンク 取締役会長 宮内謙

ソフトバンク 取締役会長の宮内謙は、「先端技術を活用することで、学生生活の充実や大学自体の魅力の向上、そして学生たちが次々と新しい事業を起こしていくアントレプレナーシップの獲得につながる本格的な大学DXを提供したいと思っている」とし、「スマートキャンパス構想」に至った考えを述べました。

「スマートキャンパス構想」には「5Gスマートキャンパス」「LINEスマートキャンパス」「WEBスマートキャンパス」の三つの軸があり、学術研究に必要なICT環境の整備、大学と学生間のコミュニケーションツールの提供、学務環境の向上などの課題解決を目指しています。

宮内は、「今回、京都産業大学では『5Gスマートキャンパス』『LINEスマートキャンパス』に取り組んでいく。われわれが持っている最新の技術と、LINEの非常に優れたユーザーインターフェースをうまく活用することによってスマートキャンパスの構築に貢献していきたい」としました。

キャンパスを5G化「5Gスマートキャンパス」

キャンパス構内で5Gネットワークの構築に取り組み、デジタル環境の整備に取り組む「5Gスマートキャンパス」。

京都産業大学では、キャンパス内にソフトバンクユーザー向けに提供する「パブリック5G」だけではなく、2024年度以降に、よりセキュリティが高く安定した独自のネットワークとして利用できる「プライベート5G(共有型)」の整備を予定。

キャンパスを5G化「5Gスマートキャンパス」

これら5Gネットワークの活用で、ARを活用したキャンパス案内やVRによる演習環境、顔認証での出欠確認、決済サービス、混雑の可視化ソリューションなどを提供します。

「LINE」を活用した「LINEスマートキャンパス」

在学中はもちろんのこと、入学前から卒業後まで、学生の生活や活動などをトータルでサポートするためのコミュニケーション手段として「LINE」のプラットフォームを活用し、大学の学生支援活動をサポートする「LINEスマートキャンパス」。

京都産業大学では、学生同士や卒業生との交流につながる情報、在学中の問い合わせや就活相談などもLINE上で提供する予定です。

「LINE」を活用した「LINEスマートキャンパス」

大学PRを支援「WEBスマートキャンパス」

LINEやヤフーなどデジタルマーケティングを得意とする企業の強みを生かし、大学の魅力を向上させるためのデジタルプロモーションを包括的にサポートする「WEBスマートキャンパス」。

大学のPRに役立つデジタルマーケティングは、専門の担当者不足などにより、本格的に取り組めていない大学が多く、取り組みを強化している大学との差が顕著となっているため、グループ会社も含めた知見を活用し支援します。

LINE 上級執行役員 法人事業統括 池端由基

LINE 上級執行役員 法人事業統括 池端由基は、「大学生の皆さんの生活を起点としながら、そこで生まれ、そこで結ばれたつながりというものを、卒業後もLINEというプラットフォームを通して守っていきたい。

もしかしたら入学前、まだ出会わぬ、まだ見ぬ学生の皆さんとの新しい接点、気づきみたいなものも皆さんと一緒に提供していけるかもしれない。

大学生活において、デジタルやテクノロジーの力で便利に快適にしていくだけでなく、出会うもの、作り上げられていくもの、友人や地域、社会との結び付きやコミュニティーなどを未来につなげていく支援をしていきたい」と抱負を語りました。

ソフトバンクのサステナビリティ

サステナビリティ

今回紹介した内容は、「DXによる社会・産業の構築」に貢献することで、SDGsの目標「1、2、3、8、9、11、17」の達成と社会課題解決を目指す取り組みの一つです。

DXによる社会・産業の構築~DXによる産業の再定義~

(掲載日:2023年6月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部