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【線状降水帯】~1分で分かるキーワード #106

【線状降水帯】~1分で分かるキーワード #109

次々と帯状に連なって発生した雨雲(積乱雲)が巨大な積乱雲群となり、長時間に渡って同じ場所を通過または停滞することで作り出される雨域のこと

長時間にわたって猛烈な大雨を降らせ、甚大な災害をもたらすことも

通常、雷や急な大雨を引き起こす積乱雲が発生すると、1時間程度で消滅していきます。消滅しても次々に積乱雲が発生し帯状に連なった状態を「線状降水帯」と言い、2014年に広島県で起きた豪雨をきっかけにこの言葉が注目されるようになりました。特に近年、この気象現象が増えてきている傾向にあります。線状降水帯が起こるメカニズムは、暖かく湿った空気が地表近くに流れ続け連続的に発生した積乱雲が、上空の風の影響で一方方向に流され線状に並ぶことで起こるとされています。積乱雲群になるとその規模は、幅20〜50km、長さ50〜200kmに及ぶと言われており、線状降水帯下では集中豪雨をもたらし、浸水被害や土砂災害など大きな被害に発展する恐れがあります。

気象庁から線状降水帯の情報が発表された際は、土砂災害や洪水の災害リスクが高まることが予想されるため、いち早く最新の情報を手に入れることが大切です。ヤフーが提供する、リアルタイムに雨雲の動きを確認できる「雨雲レーダー」や、特別警報など防災情報を通知で知らせてくれる「Yahoo!防災速報」などを活用し、災害から身を守るための早めの判断や行動を取ることが重要です。

線状降水帯の関連情報

(掲載日:2023年6月26日)
文:ソフトバンクニュース編集部