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【リジェネラティブ】~1分で分かるキーワード #135

リジェネラティブ~1分で分かるキーワード #135

自然環境をより良い状態に再生させることを目指す考え方

地球全体における環境問題を解決に導く新たな概念

リジェネラティブ(Regenerative)は、直訳すると「再生させる」という意味を持つ単語で、「あるステージで当初の役割を果たしたものが、次のステージで再び何かの役に立つ」という意味を含んでいます。同じ意味を持つリジェネレーション(Regeneration)が使われることもあります。

近年、地球資源の枯渇や気候変動といった環境問題が深刻化しています。このような中で、リジェネラティブは、環境負荷を抑制するだけでなく、根本的な問題を解消した上で環境を回復していこうとする取り組みです。地球全体における環境問題を解決に導く新たな概念として、欧米から広まりつつあります。

例えば農業分野では、有機農法や土を耕さない不耕起栽培などがリジェネラティブの実践例として挙げられます。これらの手法は、土壌の生態系を再生し、環境改善を図ることを目指しています。同様に、海洋では海藻やマングローブ林など、二酸化炭素を吸収・貯留してくれる「ブルーカーボン生態系」が注目されており、これら海洋生態系の保護活動に取り組み始めている企業もあります。ソフトバンクでも、「未来とサンゴプロジェクト」を通して沖縄県恩納村の環境保全活動を支援するなど、地球環境への貢献活動を推進しています。


リジェネラティブの関連情報

(掲載日:2023年9月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部