2023年は関東大震災から100年という特別な年。初の試みとして、9月の「防災月間」の期間中、全国のソフトバンクショップで防災をテーマにしたスマホ教室を一斉集中開催しています。9月1日「防災の日」に先立ち8月30日に開催された、ソフトバンク渋谷でのスマホ教室の様子を取材しました。
スマホがもっとも身近な防災アイテム。災害対策は情報収集がカギ
「備えあれば憂いなし」をテーマに開催された今回のスマホ教室は、防災アプリの使い方を学ぶことを目的として進められました。
冒頭、講師を務めるスマホアドバイザーから、近年頻繁に発生しているゲリラ豪雨や台風、地震による災害が起きた際、テレビのニュース速報やラジオ、携帯電話会社の緊急速報など、情報収集する方法はさまざまあることを紹介。また災害対策は、防災用品の準備から避難場所やハザードマップの確認といった「事前の準備」、被害地域やライフラインの状況など「災害発生中・発生後の対応」の大きく2つに分けられると解説し、このような情報を収集するのにスマホが非常に有効なアイテムであると説明しました。
スマホで情報を収集する手段は、自治体が提供するアプリやラジオアプリなどがあります。その中で便利なアプリとして紹介したのが「Yahoo!防災速報」。地震や豪雨など災害発生の速報から避難情報など、さまざまな災害情報をどの場所でもすぐ確認できるのが特長です。実際に参加者自身のスマホでアプリのインストールや設定をしてもらいながら、避難場所やハザードマップの確認方法などの説明が進められました。
さらに災害時に役立つ機能として、緊急地震速報の設定方法やバッテリー消費を抑えるスマホの省電力モード、手で操作しなくても使える音声アシスタント機能などを紹介。スマホアドバイザーの説明を聞きながらメモを取る参加者の姿もありました。
そして最後に、ヤフーとLINEが共同で開発した、災害発生時の正しい行動をクイズで学べる「スマホ避難シミュレーション」を体験。スマホアドバイザーの案内を受けながら、地震や水害の発生時にとるべき行動を学び、45分のスマホ教室を終えました。
「こんなアプリや機能があったのか」。スマホ教室で新しい発見を
終了後、参加者に感想を聞いてみました。
Aさん 「防災のときにこんなにスマホを活用できるとは知りませんでした。特に災害用伝言ダイヤルは便利だと思います。東日本大震災のときに息子がまだ中学生で連絡が取れず、情報もない中とても心配でした。災害用伝言ダイヤルがあれば通話はできなくても安否は分かるので、今後活用したいです。また、普段すぐにスマホの充電がなくなってしまうので、今日教えてもらった『省電力モード』を実践してみます」
Bさん 「今まで、音声を使った操作には多少抵抗があったんですが、『音声アシスタント』を教えてもらって、災害時など慌てているときは音声のほうがいいかもと気付きました。いつもスマホ教室は新しい発見があるので、また来たいと思います」
このスマホ教室は、9月末まで全国のソフトバンクショップで順次開催されています。翌8月31日には、ソフトバンクグランフロント大阪でも「始めよう! 災害の備え」の講座が行われ、多くの参加者がスマホアドバイザーから説明を受けながらアプリ操作を体験する姿が見られました。
全国のスマホアドバイザー在籍店舗で防災講座「始めよう! 防災の備え」を開催
スマホを使った災害時の情報収集や活用方法を知りたい方だけでなく、スマホの操作に慣れない方や心配な方も気軽に参加できる内容となっています。スマホアドバイザーが在籍するお近くのソフトバンクショップにお問い合わせのうえ、ぜひ参加してみてください。
(掲載日:2023年9月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部