ご家族や友人で3Gケータイやスマホを使っている人はいませんか?
通信各社ともに3Gサービスの終了を発表しており、ソフトバンクでは、2024年1月31日に終了します。3Gサービスの終了に伴う影響や、終了までに準備しておきたいことについて解説します。3Gサービスの終了を知らない方が周りにいたら、ぜひ教えてあげましょう。
令和6年能登半島地震の影響で4G/5Gサービスへの移行手続きが困難になっているお客さまの状況を踏まえ、3Gサービスの終了を2024年4月15日に延期します。
目次
スマホの登場やビデオ通話が可能に。高速データ通信の幕開けとなった3G時代を振り返る
皆さんは、3Gが登場したときのことを覚えていますか?
3Gサービス(第3世代移動通信システム)は、2000年ごろから提供が開始された移動通信システムです。2Gまでは世界各地で別々に技術開発が進められていたため、1台の携帯電話を持ち歩いて世界中で使うことはできませんでした。その課題を解決するため、国際規格に準拠する通信規格として登場したのが3Gです。
3Gの最大の特長とも言えるのが高速化した通信速度で、下り最大3.6Mbpsと、2Gの下り最大64kbpsに比べて劇的に進化しました。それまで音声通話やテキストメッセージ中心に使われていた携帯電話でしたが、ウェブサイトの閲覧や地上デジタル放送(ワンセグ)も見られるようになったりと生活に欠かせないものとして定着していきました。さらに、カメラを搭載したカメラ付き携帯電話が一般化し、撮影した画像を電子メールに添付して送信(写メ)したり、ビデオ通話も楽しめるようになりました。
このように高機能や高性能を備えた携帯電話が登場し始め、さらに高精細化かつ大画面化が進んだことで画面に表示できる情報量も格段に増えるなど、高速通信に伴い携帯電話でのコンテンツ利用の幅も広がりました。3G後期にはスマホも登場し、2008年に iPhone 3Gが日本で発売されました。アプリを使った新しいコミュニケーションや、ゲームやストリーミングサービスなどサービスが多様化し急速に発展したのが3Gの時代です。
ここからは、3Gサービスの終了時期や終了してしまったらどうなってしまうかについて解説していきます。
3Gサービスはいつ終了してしまうの?
3Gの登場によってモバイル端末での高速・大容量データ通信が可能になり、さまざまなことができるようになったことで、それまで主に通話をするために使用されてきた携帯電話が日常生活に欠かせないものとなりました。しかしながら、5Gや4G(LTE)による高速データ通信や高音質通話サービス「VoLTE」の普及に伴い3Gサービスの利用者数が減少したことを受け、周波数の有効活用のため通信各社で3Gサービスの終了が発表されています。
KDDIは2022年3月31日をもって3Gサービスの提供をすでに終了しており、NTTドコモとソフトバンクの終了時期は下記の通り。
通信各社の3Gサービス終了日
NTTドコモ | 2026年3月31日 |
ソフトバンク | 2024年1月31日 ※2024年4月15日まで延長 |
KDDI | 2022年3月31日にサービス終了 |
ソフトバンクは2024年4月15日(月)に3Gサービスを終了し、翌日の2024年4月16日(火)以降は自動解約となり携帯電話の利用ができなくなります。
3Gサービスが終了しても、現在は4Gや5Gの普及によりさらに高速・大容量で快適なデータ通信が行えるほか、4G対応のケータイや5G対応のスマホを幅広く取り扱っているので安心して切り替えることができます。
3Gサービスが終了したらどうなる?
3Gサービスが終了すると、ご利用の携帯電話は使用できなくなってしまいます。具体的にどのような影響を受けてしまうのか確認しておきましょう。
① 音声通話
緊急速報(110番、118番、119番)を含め、携帯電話から電話を発信することも受信することもできなくなります。VoLTE※ に対応した4G対応の携帯電話は、3Gサービス終了後も引き続きご利用いただけます。4G対応の携帯電話でも、古い機種だとVoLTE非対応の場合があるので注意が必要です。
- ※
VoLTEは、LTE回線を利用した音声通話サービス。
② SMS
SMS(ショートメッセージ)の送信や受信をする際にはデータ通信を行うため、3Gサービス終了後にはメッセージの送受信ができなくなります。
③ インターネット
データ通信が利用できなくなるため、インターネットでの検索や閲覧、天気予報や電車の乗り換え確認などが行えなくなります。
自動解約の対象でない契約であっても、4G・5GまたはVoLTEに対応していない機種をご利用の場合や、機種の設定(VoLTE設定をOFFなど)によって、音声通話やデータ通信がご利用いただけなくなる場合があるので、まずは今ご利用中の料金プランや機種が3Gサービス終了の対象であるかを確認しておきましょう。
急に使えなくなってしまった… にならないために事前準備を!
突然「携帯が使えなくなってしまった、どうしよう…」と慌てることのないように、3G終了日前までに4Gまたは5Gに対応したプランや機種に変更しておきましょう。スマホだけではなく4Gに対応したケータイも選べるので、使い慣れたケータイが良いというお客さまは4Gケータイに機種変更いただくのがおススメです。
適用条件を満たしたソフトバンクのお客さまであれば、対象サービスの月額基本料が加入の翌月から2024年2月分まで無料になる「【3G】基本料無料特典」を2023年10月1日から開始しています。加入時期が早ければ早いほど割引期間が長くなるためおトクにお使いいただけます。さらに、4G・5Gに対応した対象機種へ無料で機種変更ができたり、契約時に発生する事務手数料が無料になるキャンペーンも!
周りに3G対応のケータイやスマホを使っている方がいたらぜひ教えてあげてくださいね。また、3Gサービス終了日直前は店頭の混雑が予想されるため、早めに機種変更をすることをおススメします。機種変更はソフトバンクショップまたはお電話でも受け付けができます。
初めてのスマホデビューでも安心のサポート
ケータイからスマホに機種変更したいけれど、使いこなせるか不安… という方もいますよね。ソフトバンク・ワイモバイルショップには、スマホアドバイザーというサポート専門のショップスタッフがおり、ケータイからスマホに変えたお客さまでも安心してスマホを使っていただけるように「スマホ教室」を開催しています。スマホ教室では、基本的なスマホの操作から、地図などのアプリやLINE、PayPayの使い方まで幅広く講座を行っています。「家族が離れて暮らしていてすぐに聞くことができない」や、「スマホを使い始めて早々に使い方がわからなくなってしまった」という場合でも、スマホアドバイザーが在籍している近くのお店で教えてもらえるので安心してスマホをお使いいただけます。
(掲載日:2023年10月3日、更新日:2024年1月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部
3Gサービスをご利用中のお客さまへ。機種変更のお手続きはお済みですか?
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