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7割がPayPayで “キャッシュレス割り勘”。ソフトバンク社員の「スマホ決済」利用状況

7割がPayPayで “キャッシュレス割り勘”。ソフトバンク社員の「スマホ決済」利用状況

以前に比べて、コンビニやレストランの支払いで現金ではなくスマートフォンで支払う人が多くなってきたと感じませんか? 最近では、例えば水道料金などの公共料金もスマホ決済で支払いが可能になったりと、利用シーンがどんどん拡大しています。

そこで今回改めてソフトバンク社員にスマホ決済の利用状況についてアンケートをしてみました。

2年前にソフトバンク社員を対象に行ったキャッシュレス決済利用状況のアンケートでは、現金よりキャッシュレス派と回答した人が8割を超え、キャッシュレス決済がすでに浸透している状況でしたが、今回はどのような変化があったのでしょうか?

  • キャッシュレス決済の定義:QRコード/バーコード決済、交通系ICカード、クレジットカード、電子マネーなどの、カード・携帯電話・スマホによる支払い

スマホ決済利用状況の調査結果サマリー

調査概要
  • 調査時期 : 2023年12⽉13~22⽇
  • 調査⽅法 : イントラネットによる回答
  • 回答者数 : 320人
  • スマホ決済の定義:QRコード/バーコード決済、非接触決済

性別

年代

ソフトバンク社員はPayPay一筋。スマホ決済で最も利用が多いのは「PayPay」

現在利用しているスマホ決済についてソフトバンク社員に聞いたところ、96%が「PayPay」と回答。他のスマホ決済サービスに比べ、PayPayを利用する人が圧倒的に多い結果となりました。PayPayは2023年10月に登録ユーザーが6,000万人を超え、日本の人口の約2人に1人が利用しているとされています。これと比べてもソフトバンク社員の間ではかなり高い利用率と言えます。その中で、他のスマホ決済サービスと併用せず「PayPay一筋」という社員が約60%という結果でした。

現在利用しているスマホ決済

複数のスマホ決済サービスを併用しているか


7割以上が “ほぼ毎日” 利用。日常にすっかり根付いたスマホ決済

日常生活に根付いたキャッシュレス決済。ところが、NIRA総合研究開発機構が2023年9月に実施したキャッシュレス決済利用実態調査では、約40%がQRコード・バーコード決済を「ほとんど利用したことがない」「利用したことがない」と回答しています。

キャッシュレス決済実態調査2023(2023年9月、NIRA総合研究開発機構)

キャッシュレス決済実態調査2023(2023年9月、NIRA総合研究開発機構)

今回ソフトバンク社員を対象に実施したアンケートでも、スマホ決済の利用頻度は90%以上が週に2、3回以上と回答。上記の調査結果と比較してもみても、ソフトバンク社員の間ではスマホ決済の利用頻度もかなり高く、PayPayを中心としたスマホ決済での支払いが日常に根付いていると言えます。

スマホ決済の利用頻度

続いて聞いたのは、スマホ決済を利用するシーンについて。

多かったのは、上位から「コンビニ」「飲食店」「スーパー」「ドラッグストア」「ネットショッピング」。ちょっとした買い物はほぼPayPayで済ませる、という社員が多いのかもしれません。また3割を超える社員が「公共料金や税金」でもスマホ決済を利用していると回答。コンビニに行かずにPayPayで水道料金などの請求書払いができる機能を使って、便利さを実感している方も多いのではないでしょうか。

スマホ決済の利用場面

ちなみに、1カ月あたりのスマホ決済の支払金額を聞いてみると、5万円以上が4割超、10万円を超える支払いをスマホ決済で行っている社員が2割も。それだけPayPayで支払えるシーンが増えて、ますます便利になっていることの現れかもしれませんね。

スマホ決済の1カ月あたりの利用金額

PayPayで獲得したポイントはどう使っている?

PayPayポイントの使い道をソフトバンク社員にアンケートで聞いたところ、最も多かったのは「支払いに利用する」。続いて約30%が「運用」、約10%が「貯める」と回答。支払い派からは「自動販売機でお茶を購入するのに利用している」といったコメントや、運用派の中には「原資がポイントだと思うと気軽に始められる」「PayPayポイント運用で最近50万円を超えた」というコメントも。「1年分貯めて、毎年旅行費用に充てている」という貯める派の使い道もありました。


獲得したPayPayポイントの使い道

7割がPayPayでキャッシュレス割り勘。多数が「PayPayで送金」

昨年から行動規制が緩和されてから、大人数での食事や飲み会を開催するように日常生活が戻ってきました。そのときに誰もが遭遇する “割り勘” シーン。1人ずつ集金して支払うのが一般的だと思いますが、スマホ決済が浸透したいま、割り勘方法にも変化があったのでしょうか?

その結果がこちらです。現金派はわずか3割に留まり、PayPayの送金機能を使って割り勘を行う人が7割近くもいる結果でした。PayPayでの支払いがかなり浸透しているソフトバンク社員の間では、PayPayでの送金による割り勘が当たり前になりつつあるようですね。

割り勘の支払い方法

割り勘に関しては、グループチャットで簡単に割り勘代を請求することができる「グループ支払い機能」が使いやすいという声もありました。

「PayPayの『グループ支払い機能』の存在を知らない人が多いので、積極的に普及して、友人たちと毎回一つの同じグループで割り勘を行っています」

「連絡先を伝えなくても、QRコードのやり取りで送金ができるので非常に使いやすいです」

「PayPayで精算する機会が増え割り勘、別々会計が楽になった(代表して1人がお店に支払い、支払者に送金すれば良いため店外に出てから、または後日でも精算可能になった)」

その他、寄せられたコメント

「1人だけ(PayPayを)使っていない人がいたときにうまいこと割り勘ができなくて、端数は全部その人に持たせました」

「最近は友だちとのライブチケットのお金のやり取りも振り込みではなく、PayPayでやっています。ライブまでの日が空いてお金のやり取りは早く済ませたいときに超便利」

「PayPayだと1円単位まで割り勘できるので、ありがたい。PayPay銀行と連携しているので、すぐにPayPayマネーだと出金できるので、何の問題もない」

やっちゃった… 半数以上が「お店で注文後、現金しか使えないことに気づき焦った」経験あり

「お店に入って注文してから現金しか使えないことに気づいて焦ったことはあるか」という質問に対し、半数以上が「はい」と回答。読者の皆さんの中にもそんな経験がある方がいるかもしれません。具体的にどんなシチュエーションだったのか聞いてみました。

お店に入って注文してから現金しか使えないことに気づいて焦ったことはあるか

「現金の持ち合わせがないので退店しました」

「現金を持ち歩いてなかったので、知人(同僚)に払ってもらい、PayPayで送金しました」

「スーパー銭湯で食事をした後に現金のみだと気づいた。友だち4人の小銭をかき集めたが残り130円ほど足りなくて、自動販売機で現金で飲み物を購入しようとしている知らない人にお願いして、Suicaで買う代わりに小銭をいただきました。とても優しい方でした」

「ラーメンを食べに行ったとき、現金しか払えないのを食べてるときに気づいて店長に「今、スマホとイヤホンしか持っていません。この2つを置いておくのでいったん家に帰ってもよろしいでしょうか」と。お店から徒歩1分だったので全力で取りに行って問題にならずに済みました。その後、必ず現金で1000円は持つようにしています」

スマホ決済に関して他にも印象的なエピソードがあるか聞いてみたところ、心がほっこりするエピソードが出てきました。

スマホ決済に関する印象的なエピソード

「母に『これからも長生きするなら、現金だけじゃなくて、PayPayを使ったら』と言ったら、使い始めたこと。これからも元気に長生きしてほしいです」

「数年前初めて使ったとき、自分もお店の人も慣れてなくてどうやればいいのかマニュアルを見て対応したこと。懐かしい」

「タクシーの後ろの座席で助手席背面にある液晶画面でQRコード決済をする場合、光の反射などの影響でなかなか決済できず、支払いを諦めたことが2回程ある。『コツがある』と言われてある運転手さんのご指導を受けたところすぐに決済完了して感激した(三度目の正直)」

「飲みの帰りにタクシーに乗り、手持ちの現金が足りないときにその場でPayPayにチャージをしてキャッシュレス決済できたときは便利だと感じました」

「田舎の店舗でPayPayステッカーを見ると感動する」

「キャンペーンでポイントが1回だけ付くときは、少ない金額のときはあえてスマホ決済は使わずに多い金額のときまで使うのを待つ」

(掲載日:2024年1月29日)
文:ソフトバンクニュース編集部