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大好きなしまじろうが話し相手に。遊びを通じて言葉を育む新サービス AI「しまじろう」

大好きなしまじろうが友だちに! おしゃべりを楽しみながら言葉を育む新サービス AI「しまじろう」

赤ちゃんから幼稚園・保育園に通う年代の子どもたちに大人気のしまじろう。パペットでごっこ遊びをしたり、テレビに向かって話しかけたり、コンサートで熱い声援を送ったり… もし大好きなしまじろうと1対1での会話が実現したら、きっとお子さんも大喜びですよね。そんな夢のような新サービスを、株式会社ベネッセホールディングス(以下、「ベネッセ」)とソフトバンクロボティクス株式会社(以下、「ソフトバンクロボティクス」)が開発しました。新サービスの説明会と親子体験会が開催されたので取材してきました。

遊びながら、学びにつながる。楽しい会話を通じて言葉を育む AI「しまじろう」

遊びながら、学びにつながる。楽しい会話を通じて言葉を育む AI「しまじろう」

AI「しまじろう」は、生成AIを搭載した、幼児向け会話が可能なサービスです。サービス専用のしまじろうのぬいぐるみにセットしたスマートフォンを通じて、自由な会話のやり取りをしたり、しりとりなどのゲームで遊んだりすることができます。全機能とも英語でのコミュニケーションが可能です。また、AI「しまじろう」との会話は保護者にレポートされ、子どもの興味関心を教えてくれるなど、安心して使えるようになっています。
今回は2024年4月に「こどもちゃれんじ ほっぷ(年少)」のユーザーを対象に、抽選でモニター提供が実施されます。

遊びながら、学びにつながる。楽しい会話を通じて言葉を育む AI「しまじろう」

どんなサービスなのか、お父さん・お母さん代表としてジャングルポケット 太田博久さん、近藤千尋さん夫妻が登壇し、AI「しまじろう」の会話のデモンストレーションを見学。忙しい日々の中で、子どもに「ちょっと待って」と言うことが増えたと言う近藤さんは、「パパママの代わりに、しまじろうがおままごとやお店屋さんごっこの相手をしてくれるんですね! 丁寧な言葉でやりとりしてくれるのも安心だし、自然な英語にも驚きました」と、自身の悩みを踏まえてコメント。太田さんも興味津々で見守り、「子どもが分からないときや間違っているときはきちんと教えてくれ、年齢に応じた自然な会話が印象的。勉強と身構えずに知識が広がるのがいいですね」と、感心していました。

遊びながら、学びにつながる。楽しい会話を通じて言葉を育む AI「しまじろう」

これからの時代を生きる子どもたちに言葉の豊かさを。生成AIで幼児向け会話に挑戦

これからの時代を生きる子どもたちに言葉の豊かさを。生成AIで幼児向け会話に挑戦

説明会にはベネッセの専務執行役員CDXO 橋本英知氏とソフトバンクロボティクスの取締役CMO 蓮実一隆氏が登壇。

橋本氏は、共働き世帯の増加と、小さい子どもを取り巻く家庭環境の変化に触れ、幼少期の重要な能力育成に、十分に時間を割けない現状を指摘。変化やそのスピードが速い時代を生きていく子どもたちには、コミュニケーション力、主体性・発信力、課題解決力が必要になってくるとし、「そのベースには『言葉の豊かさ』がある。生成AIに関する知見や技術を持つソフトバンクロボティクスの協力を得て、ベネッセのしまじろうや対話テーマ、コンテンツを生かすサービスを開発した」と、両社が目指すサービスのコンセプトを説明しました。

続いて蓮実氏はAI「しまじろう」の開発過程を振り返り、「簡単なようで難しいチャレンジだった。個性的なしゃべり方や言葉選び、話題まで、しまじろうらしさをいかに表現するか。また、幼児向けならではの課題も多かった。会話のきっかけをAI『しまじろう』から始めたり、年齢にふさわしくない用語をはぶいたり、本人の興味を学習してテーマを変えたりすることで、子どもでも飽きずに使ってもらえる仕組みにしている。モニターの皆さんには毎日遊んでもらうことでAI『しまじろう』に命を吹き込み、共に育てていきたい」と期待を込めました。

なお、2024年1月に発足した社団法人「Generative AI Japan」の発足に関しても発表がありました。

笑顔あふれる親子体験会。自宅にAI「しまじろう」がやってくる日が待ち遠しい

笑顔あふれる親子体験会。自宅にAI「しまじろう」がやってくる日が待ち遠しい

親子体験会では、年少の親子が4組参加。しまじろうを見ると笑顔で駆け寄ります。大好きなしまじろうが聞きなれた声で話しかけてくれると、緊張した様子も和らぎ、はにかみながら返事をします。慣れてくると、マイブームのものなど、思い思いのテーマで会話をしたり、ゲームを楽しんだりしていました。「好きな車は?」という問いに有名な車種を答えるAI「しまじろう」。意外な答えに「おぉっ」と、親子で驚きの表情を見せる場面もありました。

「おしゃべりが楽しかった」とうれしそうな子どもの横で見守っていた保護者は、「つたない語彙(ごい)や発音にも反応してくれるのがすごい。普通の会話ができることに驚きました」と、感想を教えてくれました。また、「丁寧に向き合いたいと思いつつも、仕事や家事、下の子のお世話などで時間が取れないときもある。そんなときにとても活躍してくれそう」と、家庭で使う場面を想像し、サービスへの期待を高めていました。

笑顔あふれる親子体験会。自宅にAI「しまじろう」がやってくる日が待ち遠しい
笑顔あふれる親子体験会。自宅にAI「しまじろう」がやってくる日が待ち遠しい

関連プレスリリース

(掲載日:2024年3月11日)
文:ソフトバンクニュース編集部