「すべてのモノ・情報・心がつながる世の中を」というコンセプトを掲げ、ソフトバンクはSDGsの達成に向けた取り組みを推進しています。取り組み活性化の一環として、ソフトバンク株式会社をはじめ300社以上にのぼるグループ企業を対象に、SDGsの達成に向けて大きく貢献した事業や取り組みを社内表彰する「SDGs Action Award 2023」が、3月6日に開催されました。
商品廃棄の削減で自然環境保護につながる2つの取り組みが高評価
持続可能な社会への対応と事業性を両立する最も優れた取り組みとして大賞に選ばれたのは、アスクル株式会社(以下、アスクル)の事業を通じたサステナブル活動です。商品廃棄の削減で自然環境保護につながる持続可能なライフサイクルを実現し、グループの模範となるESGビジネスを積極的に展開している点が評価されました。
「Go Ethical」は、アスクルが運営するインターネット通販サービス「LOHACO」で実施している商品廃棄ロス削減の取り組みです。品質に問題がなくてもブランド価値の維持などさまざまな理由で廃棄されていた商品を、サプライチェーン全体で共創し、お客さまへお得な価格で販売。昨年は累計100万個の商品廃棄ロスの防止を実現しました。
「1 box for 2 trees project」は、コピー用紙に関する取り組みです。アスクルが扱うA4のコピー用紙1箱分の5,000枚を生産するためには、原材料として木が1本使われています。そこで、コピー用紙を1箱販売した場合に2本の植林を行おうという本プロジェクト。2010年の開始以来12年間で、2億本以上の植林を実施しました。
アスクル株式会社 執行役員 マーチャンダイジング本部 本部長の竹久美月は、受賞の喜びを述べた上で、「アスクルは、環境保全や社会課題に配慮した『エシカルeコマース』の実現を目指し、受賞した取り組みの他にもさまざまな取り組みを行っています。今後もご注目ください」とさらなる意気込みを語りました。
SDGs Action Award 2023 受賞企業
受賞企業名 | 案件名 | 受賞理由 | |
---|---|---|---|
大賞 | アスクル株式会社 | 事業を通じたサステナブル活動 (Go Ethical/1 box for 2 trees project) |
商品廃棄の削減で自然環境保護に貢献 |
SDGs ビジネス賞 |
SBパワー株式会社 | 再生可能エネルギー調達契約 | 電気代高騰の影響を受けにくい強い事業構造へ転換、カーボンニュートラル達成に大きく貢献 |
BOLDLY株式会社 | 自動運転バスの社会実装 | 社会実装を実現、自動運転を軸に持続可能な地域交通を提供 | |
SDGs推進賞 | SBアットワーク 株式会社 |
エンゲージメントサーベイ 内製開発&グループ共同実施 | グループ各社のES改善活動や比較、経営指標への活用に貢献 |
審査員特別賞 | ディーコープ 株式会社 |
購買活動におけるSDGs推進 | SDGsを意識した購買活動で企業価値向上に加えコスト最適化を実現 |
大賞のほか3つの部門賞には、SBパワー株式会社、BOLDLY株式会社、SBアットワーク株式会社、ディーコープ株式会社の取り組みが受賞しました。
大賞の副賞としてソフトバンクの環境保全活動に参加


大賞受賞チームには副賞として、「ソフトバンク 恩納村 未来とサンゴプロジェクト」への招待が進呈され、沖縄県の恩納村で行われた環境保全活動に参加しました。
普通を超えた発想が素晴らしい

ソフトバンク株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮川潤一は、「5,000枚のコピー用紙には木が1本使われている。であれば1本を植えようとなるのが普通の発想ですが、2本植えようという、その発想が素晴らしいと思い、私も1票入れました。わがグループには志の高い企業があると、本当に感動しています。ソフトバンクはサステナビリティ推進を掲げていますが、その筆頭格として、グループをけん引するようなアイデアを今後も寄せてほしい。グループ一体となって、アイデアを形にしていこう」と、講評とともにSDGs推進へ向けた今後の意欲を示しました。
ソフトバンクのサステナビリティ
ソフトバンクは、すべてのモノ・情報・心がつながる持続可能な社会の実現に向け、企業活動や事業を通じて、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいきます。
(掲載日:2024年3月13日)
文:ソフトバンクニュース編集部