SNSボタン
記事分割(js記載用)

マタニティ・子育てひろば「スマイル」 オープン! 2015年11月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団の「『あの日』を忘れない宣言」の趣旨に賛同し、皆さまと共に「チャリティホワイト」など、さまざまな支援を行ってきました。

「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を紹介しています。

マタニティ・子育てひろば「スマイル」 ついにオープン!

特定非営利活動法人 ベビースマイル石巻

2015年9月26日、マタニティ・子育てひろば「スマイル」のオープニングイベントが行われました。セレモニーにはソフトバンク株式会社のCSR担当者をはじめ、石巻市長や、行政区区長、地元銀行の支店長などにご出席を賜りました。市長からは、石巻での子育て支援の重要性についてお話いただきました。

オープン後、「スマイル」には毎日約20組の親子が訪れ、交流しています。

マタニティ・子育てひろば「スマイル」 ついにオープン!

スタッフは多世代で構成されており、来場する親子は何度か足を運ぶうちにそれぞれ心許せるスタッフを見つけて、自然と生活のことや身の回りのことを話してくれるようになります。
おのおのさまざまな体験や悩みを抱えて、毎日のように「スマイル」に集まってきますが、中には子育ての悩みだけでなく、女性としての悩みなど、簡単には解決することが出来ないものも多いです。だからこそ、こうして話をできる場所がとても重要なのだと日々感じています。

震災関係の話では、新しい地域への移転に関する話題、特に小学校進学や幼稚園・保育所の話題が多い時期です。今の石巻では、子どもの将来を見据えた環境づくりや、希望通りの住居環境を整えるのは難しいことです。また、これまでと居住地域が変わりつつある中で、生徒数が激減する小学校もあるなど、地域の厳しい状況は続いています。
さまざまな思いが渦巻いている石巻。しっかり心のネットワークを張って、悲しい事件などにつながらないよう緊張感ある支援活動が必要だと感じています。

子どもがのびのびと育つ環境は、遊び場や居場所だけがあれば良いわけではありません。しっかり受け止めてくれる大人の存在があってこそ、子どもは安心してすくすくと育っていくのです。お母さんの心の中に、ホッとできるようなスペースをつくってあげられるよう、「スマイル」の運営にスタッフ一同取り組んでいます。

当助成により子育てひろばを運営してきた実績が認められ、石巻市より地域子育て支援拠点事業の委託を請けることとなりました。長期的な支援活動となるよう、頑張ります!

特定非営利活動法人 ベビースマイル石巻

「秋だ!おいもだ!ハロウィンだ!」 秋祭りを開催

NPO法人 にじいろクレヨン

2015年10月31日に「秋だ!おいもだ!ハロウィンだ!」をテーマに秋祭りを開催しました。前回につづき、今回のプログラムも子どもたちの自主性と手作りを意識した内容です。

アートコーナーでは、ハロウィンの衣装作り、ボディーペインティング、タイルにお絵描きの三つのメニューが用意されました。衣装作りは特に乳幼児のお母さんたちに人気がありました。

「秋だ!おいもだ!ハロウィンだ!」 秋祭りを開催

普段体験できないボディペイントでは、子どももスタッフも思い切り奇抜なペイントをして、ハロウィン気分が高まりました。のくのくハウスのテーブルに張るタイルに絵を描く場面では「下手になってもいいの?」と聞く子どもに、スタッフが「自由に描いていいんだよ!」と答えると、評価にとらわれず安心して何枚も描く様子が見られました。

そして、ハロウィンの起源である魔女やお化けの仮装にちなんでお化け屋敷を企画し、子どもたちと準備を進めていましたが、未完成でお祭り当日を迎えました。しかし、目指すのは子ども主体のお祭りなので、スタッフが見守っていると、「もっと怖くしよ~」「1回に何人入るか決めよう」と子どもたちが話し合いでルールを決め、何度もお化け屋敷を楽しんでいました。

第1部では、今回のお楽しみの一つである豚汁が振る舞われ、子どもたちや保護者の方々が野菜を切りお手伝いしてくれた60食はあっという間になくなりました。
第2部では、目玉企画「焚き火で焼き芋」が行われました。駐車場の一角でたき火を始めましたが、なかなか火が付きません。見かねたご近所の方が、自宅からおが屑を持ってきてくれて、やっと付きました。お父さんやお母さんからも「こっちに置いた方が焼けるんじゃない」などとアドバイスをいただき、何とか焼き芋が出来上がりました。

のくのくハウスのコンセプト「子どもたちがのびのびと自分を表現でき、地域とつながりながら健やかに成長する場を目指します」が実感できた一日でした。

NPO法人 にじいろクレヨン

3.11 TOHOKU 応援はつづく ~忘れない、あの日を。つなげよう、未来へ。

「そのとき、つながるということ」 東日本大震災から10年、進化し続けるソフトバンクの災害対策

(掲載日:2015年11月10日)