6月8日、9日に茨城県のつくば国際会議場でG20貿易・デジタル経済大臣会合が開催されました。この会合は6月28日、29日に大阪市で行われるG20首脳会合に併せて開催されたもので、貿易や革新的技術を通じた経済成長について話し合うことが目的です。
会場には、宇宙関連事業者や通信事業者などがブースを出展。ソフトバンクも5Gに関するブースを出展し、各国の視察団が来訪しました。
つくば国際会議場に日本の先端技術が集結
つくば国際会議場のエントランスホールや2階コンコースに設営された展示会場には、全部で22のブースが並びました。内容は5G、AI、8Kなど最先端のものばかりですが、実際に触れたり、体験したりできるような工夫が施されています。視察に訪れた方々は、各ブースで足を止め内容を興味深く確認していました。
成層圏から通信ネットワークを提供するシステム「HAPS」を紹介
ソフトバンクの展示ブースでは、成層圏から通信ネットワークを提供するシステム「HAPS」を紹介。来訪者には「上空20kmから地上基地局と同様にLTEや5Gの無線通信を提供します。機体はソーラーエネルギーを活用することで数カ月にわたり一定のエリアを飛行可能。安定的なサービスを提供することができます。1基の機体で200kmのエリアをカバーし、あらゆる国の国土カバー率100%を実現させる予定です」と新たに挑戦する成層圏プラットフォーム事業について説明しました。
その他、5G通信の特長である「大容量」「低遅延」を活用し、さまざまな角度から撮影した高画質映像を同時配信することができるVR体験コーナーも用意。視察に訪れた方が実際に日本伝統芸能「能」のVR映像を体験していました。
世界からも注目を集めている日本の5G。2020年の商用サービス開始に向け、ソフトバンクではさまざまな取り組みを進めています。
次世代通信技術「5G」の導入によって、人と人だけでなく、あらゆるモノとモノがつながるIoT時代が本格的に到来します。
先端技術を用いた新たなサービス・ソリューションの実現に向け、さらなる技術開発に取り組んでいます。
(掲載日:2019年6月11日)
文:ソフトバンクニュース編集部
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