企業の中の技術の話はこれまで公に語られることが少なかったのですが、最近のIT業界では、さまざまな企業がテックカンファレンスなどを開催し、ITエンジニアの交流が盛んに進んでいるようです。
ソフトバンクでは、2021年1月13日に、IT・モバイル技術を中心としたソフトバンクのTechカンファレンス「第3回 Deep Tech」をオンラインで開催予定です。ITのトップエンジニアやソフトバンクのテクニカルマイスター※が登壇します。どんな話が聞けるのか、開催前に今回の見どころを聞いてきました。
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テクニカルマイスター制度:専門分野において、突出した知識・スキルを持ったエンジニアに与えられるソフトバンクの社内認定制度。さらなる能力の飛躍と活躍の機会を提供するために、本業と並行して自身の専門分野を自由に研究・開発することが認められている。2018年度にスタートし、2020年6月時点で認定者は23人。
ソフトバンク テクノロジーユニット
小島 一憲(こじま・かずのり)
ITインフラ/ネットワーク領域のテクニカルマイスター。第1回、第2回Deep Techで登壇。Deep Techの立ち上げ・企画を担当。
ソフトバンク テクノロジーユニット
工藤 泰幹(くどう・ひろまさ)
テクニカルマイスターの選任や認定者への活動サポートに従事し、Deep Techの運営を担当。
ITに詳しくなくても大丈夫! どんな未来がやってくるのかのぞいてみよう
Deep Techとはソフトバンク株式会社のテクノロジーユニット(TU)が主催する、IT・モバイル技術を中心としたTechカンファレンス。ITエンジニアの情報交流の場として2018年度よりスタートし、今回で3回目の開催となります。
「近年のIT業界の動向としてエンジニア同士の交流は盛んになってきていて、情報をオープンにし、新しい技術を共有したり標準化したりする取り組みが進んでいます。ソフトバンクが持っている技術や取り組みもぜひ多くの方に知ってもらいたいとの思いから、情報交流の場を設け、積極的に情報をオープンにしていこうと考えました」
「ソフトバンクって”通信の会社”というイメージが強いと思います。そこでAIってどんな関係があるの? と思うかもしれません。イベントに登壇するソフトバンクのテクニカルマイスターは、エンジニア同士を認め合い、技術を活性化することを目的に作られたソフトバンクの社内制度で選ばれた人たちです。通信やAIなどさまざまな担当領域があり、テクニカルマイスターが描くそれぞれの道で未来や現在の取り組みなどが語られます。通信以外にもこんなことに取り組んでいるのかという視点で見ていただけると、ITに詳しくない方でも面白いと感じていただけると思いますね」
「そうなんです。ITエンジニア向けのイベントという印象が強いかと思いますが、他業種の方や学生の方にもぜひ参加していただきたいですね。耳慣れない技術用語なども出てくると思いますが、『5Gを使うとどんなことができるんだろう』『なるほどこんな技術が積み重なって実現できているのか』という観点で聞いていただくと、この先どんな未来がやってくるのかに興味がある方にも楽しんでいただけると思います」
前回の開催の様子
第2回Deep Techでは、「2020年を迎えて、これからのネットワークとAI」をテーマに、無線技術やネットワーク、画像認識、音声処理など多種多様な領域を研究開発分野とするヤフーのトップエンジニアやソフトバンクのテクニカルマイスターが、自身の取り組みの一部を発表しました。
5GやAIなどのトップエンジニアたちが登壇。気軽にチャットで質問できます
3回目となるDeep Techは、ソフトバンクのトップエンジニアに加え、豪華ゲストを迎え開催される予定です。今回のテーマは「The Way 〜道〜」。どんな話題が語られるのでしょうか?
「今回、開催テーマを決めるにあたって、コロナ禍の中でもっと先を見た未来につながる話をしよう、そこにつながる道をみんなで築いて行こう、という思いでテーマを『The Way 〜道〜』に決めました。
一番の注目ポイントはやはり5Gに関することです。ソフトバンクの5Gを担うエンジニアはどういう視点で物事を見ているのか、また5Gを活用した東京都とのスマートシティに関する取り組みにより、どういう未来が訪れるのかというポイントでパネルディスカッションが行われます。
その他、5Gを活用したトラックの隊列走行に関して最優秀論文賞を受賞したエンジニア、米国で開催された映像検索競技ワークショップ(TRECVID)で3位を獲得したエンジニアも登壇し、彼らの目線でこの先テクノロジーの進化で未来はどうなっていくのかという点を語られますのでそれも見どころですね。登壇者は良い面だけを話すのではなく、現状の課題や難しかったところなど含めて率直に話をしてくれると思います。また、株式会社ZOZOテクノロジーズからも、運用の自動化に取り組んでいるエンジニアに登壇していただける予定です」
今回、開催テーマを決めるにあたって、コロナ禍の中でもっと先を見た未来につながる話をしよう、そこにつながる「道」をみんなで築いて行こう、という思いでテーマを「The Way 〜道〜」に決めました。
一番の注目ポイントはやはり5Gに関することです。ソフトバンクの5Gを担うエンジニアはどういう視点で物事を見ているのか、また5Gを活用した東京都とのスマートシティに関する取り組みにより、どういう未来が訪れるのかというポイントでパネルディスカッションが行われます。
その他、5Gを活用したトラックの隊列走行に関して最優秀論文賞を受賞したエンジニア、米国で開催された映像検索競技ワークショップ(TRECVID)で3位を獲得したエンジニアも登壇し、彼らの目線でこの先テクノロジーの進化で未来はどうなっていくのかという点を語られますのでそれも見どころですね。登壇者は良い面だけを話すのではなく、現状の課題や難しかったところなど含めて率直に話をしてくれると思います。また、株式会社ZOZOテクノロジーズからも、運用の自動化に取り組んでいるエンジニアに登壇していただける予定です」
第3回Deep Techに参加する
詳しいタイムスケジュールや参加方法は特設サイト(connpass)ご覧ください。開催日の前日2021年1月12日まで申し込み可能です(要事前登録)。
ゲストスピーカー
東京都 戦略政策情報推進本部 |
株式会社ZOZOテクノロジーズ |
ソフトバンク テクニカルマイスター
社内AI開発を支えるアプリケーション開発技術 |
IoT & AI技術本部 AIエンジニアリング部所属。AIプラットフォームの開発、システム運用、アーキテクチャの検討、社内へのAI導入支援、最新アルゴリズム研究などを担当。ソフトバンクが取り組むAI技術を推進するリーダー。 |
Real 5G へ向けた技術戦略 |
モバイルネットワーク本部所属。無線設計におけるシニアネットワークディレクターとして5Gネットワークの構築を担当。 |
5Gによるコネクテッドカー・自動運転車の実現に向けた取り組み(仮) |
先端技術開発本部所属。5Gを活用したトラックの隊列走行の実証実験に関する論文で一般社団法人 電子情報通信学会の 令和元年度 第76回論文賞ならびに令和元年度 第2回電子情報通信学会 最優秀論文賞を同時受賞。 |
AIの新機軸を探究する社内事例紹介 |
IoT & AI技術本部所属。米国の国立標準技術研究所と国防総省が主催する、映像検索技術の競争型ワークショップ「TRECVID」2019年度ワークショップで3位を獲得。 |
社内AI開発を支えるアプリケーション開発技術 |
IoT & AI技術本部 AIエンジニアリング部所属。AIプラットフォームの開発、システム運用、アーキテクチャの検討、社内へのAI導入支援、最新アルゴリズム研究などを担当。ソフトバンクが取り組むAI技術を推進するリーダー。 |
Real 5G へ向けた技術戦略 |
モバイルネットワーク本部所属。無線設計におけるシニアネットワークディレクターとして5Gネットワークの構築を担当。 |
5Gによるコネクテッドカー・自動運転車の実現に向けた取り組み(仮) |
先端技術開発本部所属。5Gを活用したトラックの隊列走行の実証実験に関する論文で一般社団法人 電子情報通信学会の 令和元年度 第76回論文賞ならびに令和元年度 第2回電子情報通信学会 最優秀論文賞を同時受賞。 |
AIの新機軸を探究する社内事例紹介 |
IoT & AI技術本部所属。米国の国立標準技術研究所と国防総省が主催する、映像検索技術の競争型ワークショップ「TRECVID」2019年度ワークショップで3位を獲得。 |
その他の登壇者とトークテーマはこちら
「今回はオンラインでの開催なので、チャットから匿名で質問ができます。臨場開催だと質問しづらいという方も、気兼ねなくいろいろなことを聞いてもらえたらいいなと思います。ぜひ気軽に質問してみてください」
今回はオンラインでの開催なので、チャットから匿名で質問ができます。臨場開催だと質問しづらいという方も、気兼ねなくいろいろなことを聞いてもらえたらいいなと思います。ぜひ気軽に質問してみてください
(掲載日:2020年12月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部