先日、環境保全活動「ソフトバンク 恩納村 未来とサンゴプロジェクト」の舞台である沖縄県恩納村で、サンゴ産卵シーンのライブ配信が行われました。ソフトバンクも通信機器としてWi-Fiルーターを提供するなど、微力ながらライブ配信をサポート。イベント当日の模様をご紹介します。
貴重な瞬間。サンゴ産卵シーンの配信に成功!
ライブ配信を企画したのは、海を持続可能に共創していくダイバーと海の総合サイト「ocean+α(オーシャナ)」などを運営する株式会社オーシャナ。新型コロナウイルスの影響で、外出を控え、海にも行きづらい。「そんな日々を過ごす方に少しでも自然に触れて感動してもらいたい」という想いから企画されたそうです。ライブ配信は、恩納村のナビービーチ沖にあるサンゴ養殖場、通称「サンゴ畑」付近から実施されました。
実は、サンゴの産卵に立ち会うのはとっても難しいんです。沖縄では5月から6月にかけて、満月や大潮の18時から23時頃に一斉に産卵するそうですが、そのタイミングは未定。今回は5月26日から5月28日までの3日間、ライブ配信を実施する準備が行われました。
産卵が行われそうか、サンゴの様子をチェックします
撮影に使う水中ドローンを準備
産卵開始に向けて船上で待機中
水中の映像をチェックしながら産卵を待ちます
撮影初日の5月26日は、残念ながらサンゴは産卵せず……。しかし、翌日の5月27日、ついに待ちに待った瞬間が訪れました!
貴重なサンゴ産卵シーンは3:37:40頃から!
真っ暗な海中で一斉に産卵したサンゴたち。無数のピンク色の卵が漂う様子は幻想的で、多くのダイバーがこの光景を求めてナイトダイビングをするそうですよ。サクッと見たい方は、こちらのダイジェスト版をご覧ください。来年以降、また実施されるかは未定ですが、もし実施されたら感動の瞬間にライブで立ち会いたいですね!
サンゴの生態に興味が湧いた方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
SDGsの海洋保護とは
国際連合が定める持続可能な開発目標(SDGs)で重要なテーマとして設定されている、「目標14:海の豊かさを守ろう」に対応した取り組み。
海に住む生き物たちの住み家であるサンゴは、温暖化や海洋プラスチックごみの増加による環境破壊の影響で、生態系に大きな影響を与えるため、海洋保護の中でも重要な課題になっています。
(掲載日:2021年6月29日)
写真提供:株式会社オーシャナ
文:ソフトバンクニュース編集部