皆さんは、普段どのぐらいデジタルに触れていますか?
ちょっと前までアナログで使っていたのに、いつの間にかオンラインやデータで使うことが当たり前になっている身近なもの、たくさんありますよね。
今年制定された10月10日・11日の「デジタルの日」にちなんで、今回はデジタルがどのぐらい生活に浸透しているのか、ソフトバンク社員にアンケートしてみました。日常のシーンでデジタルがどのように使われているのか、活用方法などもたくさん寄せられました。
今年の10月10日・11日は「デジタルの日」
2021年に発足されたデジタル庁が創設した、年に一度のデジタルの記念日で、デジタルを表現する「1(イチ)」と「0(ゼロ)」を組み合わせてこの日になったそうです。定期的に「振り返り」「体験」「見直し」をするための機会を設けて、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」を実現するためにどうすれば良いのか考える日です。ソフトバンクも賛同企業として参画しています。
便利になって実感。デジタル化で改善された日常のプチストレス
多くの人が取り入れていたのが、これまで生活の中で「ちょっと不便、大変」と感じていたことを改善してくれるデジタルサービス。
それぞれどんな点にメリットを感じているのかも聞いてみました。
買いもののプチストレスをデジタルが解消
ネットショッピングの便利さは、すでに実感している人も多いかもしれませんね。ちなみにアンケートでは、買うモノの種類によってネットショッピングを利用している割合が違いました。消費期限がないものや重いものは、デジタルサービスを利用する傾向があることが分かります。
ネットショッピングを利用するメリットについて、回答者からはこんな声も聞かれました。
- 子育てで買いに行く暇がない、在庫がないという心配もなく、大きなものも玄関まで届けてくれるのは、非常に助かった。
- どこで買っても品質に差異がないものは、ほぼネットショッピングで買うようになりました。一方で、目利きが必要なものは、現物を見たり、メーカーや産直のサイトを併用。
- 欲しいものをいろんな店舗で見比べて安く購入できる。また、その土地でしか購入できないものを、ネットなら購入できるのが便利。
オンラインならではで、体力がいらない、好きな時間に買い物ができるのはもちろん、価格比較のしやすさや、身近なお店では手に入りにくい珍しい商品の購入にもメリットを感じているようですね。
そして、お買い物スタイルだけでなく、支払い方法も変化。
キャッシュレス決済派が驚異の約9割! ソフトバンク社員だけに使いこなしている人が多いですね。
キャッシュレス決済と他のアプリを連携してより便利に使っている上級者も。
- 家計簿アプリに電子決済を紐づけて使うことで、月間の収支把握が容易になり、無駄遣いが把握できるようになった。
お金の流れをデジタルで可視化することで無駄遣いが解消できるんですね。ネットショッピングでついつい買いすぎてしまう人は導入してみるといいかもしれません。
でも、現金を持たなくなったゆえにこんなことも。
- 現金を引き出す回数が劇的に少なくなった。ただし時々子どもの学校関連の集金時、手元の現金がなくバタバタすることになる。
キャッシュレスに慣れてしまうと、財布を持たずに外出することも増えてきますが、このように思いがけず現金が必要になる場合に備えて手元に少し現金を持っておくと安心ですね。
「待ち時間が長い」「面倒くさい」シーンを救うさまざまなデジタル
買い物に限らず、これまで日常に潜んでいたちょっとした不便さやストレスが、デジタル化で軽減されたとたくさん寄せられました。
- 戸籍謄本の取り寄せが早く済む。本籍が他県のため、通常なら申請書提出から原本郵送受領まで2週間程度かかるところ、マイナンバーカードを使用すればコンビニですぐに印刷できた。
- アプリのお薬手帳。薬局で薬をもらう際、通常は20分ほど待たされるが、アプリから事前に予約すればすぐに受け取れる。
- 宅配便の荷物を送る際にスマホで伝票作成。荷物を送ったことのある住所だとチェックするだけでいいので、伝票作成時間が短縮できる。
- ライブチケットの電子チケット。発券する必要がないし、チケットをなくす心配もなくなる。電子チケットサービス側によっては、デジタルでいつ、どこで、何のライブに行ったか記録が残る。また、チケット転売をしている転売業者の撲滅につながる。
デジタルサービスは、さまざまなシーンで時間短縮できたり、好きなタイミングでできる点がメリットだと考えている人が多いことが分かります。
プライベート時間の充実に変化をもたらしたデジタル
おうち時間が増えて過ごし方が以前と変わった人が少なくありませんよね。そんな生活の変化がきっかけとなり、日常の楽しみ方にもデジタルを取り入れて工夫している様子が伺えました。
「リモートで会う」コミュニケーションを定着させたWeb会議システム
コロナ禍がきっかけで新たにデビューしたものでは、Web会議システム「Zoom」という回答が目立ちました。
リモート会議などのビジネスシーンのみならず、プライベートのコミュニケーションでも使っている人が多くいました。オンライン帰省で、遠方にいる家族や親戚などとリモート越しで会った人も。
また、仕事や身近な人とのコミュニケーション以外でも、Web会議システムは活躍しているようです。
- オンライン内定式で幼なじみと再会して、その日の夜にオンライン飲みをしました(笑)長年会わなかった分話が積もっていたので、気づいたら日付が変わる頃までずっと話していました。
- 保護者会、面談、部活の試合観戦などがZoomになり、単身赴任中の夫も参加できて非常に良い。
- 旅行会社のZoomでのバーチャル旅行、コロナ禍でも少しだけ旅行気分になれた。
場所に関係なくイベントや出来事を共有できるのは素敵ですね。また、バーチャル旅行はさまざまな事情で旅行や外出できないストレスの解消にも役立ちそうです。
対面が難しくなったことで生まれた新しいコミュニケーションの形。場の共有は対面が1番ですが、状況に応じてオンラインを活用するのもいいかもしれません。
エンタメの幅が広がるサブスクリプションサービス。部屋もスッキリで一石二鳥?
音楽や映画などのエンタメでは、デジタルサービスを利用する人が圧倒的多数という結果に。
特に月額を払えば音楽が聴き放題、映画やドラマなどが見放題、電子書籍が読み放題になるサブスクリプションサービスは、おうち時間を退屈させないサービスとして役立ったようです。あまりの便利さにカルチャーショックを受けた人がいるほど。
- 音楽はCDを買うべきという固定概念があり楽曲サブスクには否定的だったが、使ってみて考えが180度変わった。日常でちょっとだけ耳に入った楽曲をすぐにフルで、歌詞を見ながら聴けるのがうれしい。
確かに気になったらすぐにチェックできる手軽さも魅力の一つ。皆さんの中にも、サブスクにしたことで音楽や映画などのジャンルの幅が広がったという方がいるのでは?
スマートウォッチの登場で変化した健康管理
最近は、スマホが時計代わりになっていて腕時計を着けないという人も多いですが、スマートウォッチを着けている人もよく見かけるようになりましたよね。
アンケートでも約3割の人がスマートウォッチを愛用しているようでした。
おうち時間が増えると運動不足になりがち。スマートウォッチを使って健康管理に役立てている方が多いようです。
- ランニングアプリやバイタルデータとの連携やアクティビティの管理など、健康面での管理の充実が図れます。手洗いは自動的に20秒計ってくれるなど感染予防にも役立っていると感じます。
ほかにも、ご飯のカロリー計算や、椅子から立ち上がるのを促す機能など、いろいろな使い方ができるんですね。運動不足をなんとかしたいと思っている人はスマートウォッチを使ってみるといいかもしれませんね。
一方、趣味でスマートウォッチを活用している人もいました。
- 趣味の釣りでスマートウォッチを使っています。GPS、干潮情報を利用してヒットパターンを見ることで、集中すべきポイントや時間の把握がある程度でき、食事休憩などが効率良く取れるようになった。気象情報との連携で事前にレインウエアを着るので、濡れることが少なくなった。
スマートウォッチは健康管理だけでなく、いろいろなシーンで活用できそうですね!
仕事の「当たり前」が一変。デジタル化による働き方の変化とは。
テレワークの導入をはじめ、会議や書類、押印などのデジタル化が進み、PCがあれば業務のほとんどをこなせるようになるなど働き方が大きく変わってきています。
アナログ時代を知る人はデジタル化による働き方の変化を大きく感じているようでした。若い世代であまり実感できないなという人は、言われてみれば確かに……と発見できることがあるかもしれません。
移動時間や資料コピー…さまざまな業務の無駄が削減
仕事のデジタル化について、圧倒的に多かったのは、会議に関する物理的・心理的負担が激減したことでした。
- 会議運営が楽になったのがものすごく大きい。会議室がないためにスケジュールを変更するなどの会議室探しから開放された。オンライン会議なら何人増えても部屋の大きさも関係ない。
- 会議では資料を人数分コピーして配る事が当たり前だったが、デジタル化で印刷物が全てなくなった。
以前は会議の準備が非常に時間を要していたのですね。今はオンライン会議でほぼ事足りるので、ストレスから解放された人も多いではないでしょうか。
さらに、テレワークの導入で時間の使い方も変化していました。
- 往復3時間の通勤時間がなくなったので、家族や自己研鑽の時間が増えた。
会議の移動時間だけでなく、通勤時間がなくなったことも大きな変化ですよね。電車の遅延や天候などを気にせずに、朝の時間をゆっくり過ごしている人が多いではないでしょうか。
仕事で欠かせないメモの習慣にもデジタルの波。使いやすいのは紙とデジタルどっち?
仕事中には何かとメモすることがありますよね。ここでもデジタル化によってアナログとの使い分けが変化していました。
用途 | メリット | |
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紙メモ |
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デジタルメモ |
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アンケートの回答状況を簡単にまとめるとこんな感じでした。紙メモとデジタルメモ、それぞれの良さを生かして使い分けていることが分かりますね。ほかにも興味深い回答がいくつかありました。
デジタルメモのメリットを細かく答えてくれました。
- PCで書いたメモを、外出中にスマホで見返すことができる。他人との共有や、メールへの転記も楽。添付ファイルや写真ごと保存ができる、リマインダーやアラームが付けられる・・・・メリットだらけ。
- オンラインでの打ち合わせでは、PCのメモ機能がとても役立っており、終了後、少しの修正追記で、すぐに議事メモとして共有できることと、履歴保管ができるので振り返りにも役立っている。
会議でのメモは「共有」と「記録」を重視する傾向があり、デジタルメモを使っている人が多いですね。一方で紙のメリットではこのような意見がありました。
- 紙はロード時間がいらない、ディスプレイの外側に広げられる(貼り付けられる)。
- 全体を一目で見渡せる。
瞬時に使えて自由がきくのは紙の特性ですよね。デジタルメモだけなく紙も併用することで業務の効率化につながる、いろいろな可能性がありそうですね。
プライベートや仕事、さまざまなシーンでデジタルサービスが活用されていました。新たな発見はありましたか? これからもデジタルサービスを活用して過ごし方をより充実させたいですね。
(掲載日:2021年10月6日)
文:ソフトバンクニュース編集部