Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)の略称で、生活や人生が豊かであるという指標となる概念のこと。「生活の質」や「人生の質」という意味
生きがいや自己実現など精神的な満足度が大切
物質的なもののみならず、生きがいや自己実現など精神的な満足度がQOLの豊かさを左右するとされています。QOLが高いかどうかは、心身の健康や良好な人間関係、やりがいのある仕事や充実した教育、余暇の過ごし方など多様な観点から評価されます。QOLは医療や福祉の分野でよく使われています。病気にかかったり、加齢による身体能力の低下でそれまでと同じ生活が送れなくなった時に、いかに生活の質を保ち、あるいは向上を目指していくか考える中で、QOLは大切な概念です。
テクノロジーを活用したQOLの向上に注目
高齢化社会が進む中、ヘルスケアの分野ではテクノロジーの活用がQOLの維持や向上に役立つことが期待されています。ソフトバンク・北里大学・慶応義塾大学の3者は、加齢によって心身が老い衰えた状態である“フレイル”の予防を目指す実証実験に取り組んでいます。AIがフレイルリスクの有無などをスマホのアプリで見える化し、健康状態を把握することで、フレイルの早期発見と予防につなげる仕組みです。
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(掲載日:2022年3月28日)
文:ソフトバンクニュース編集部