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80歳の動画クリエイターがグランプリを獲得。スマホ1台で生み出された作品の舞台裏

80歳の動画クリエイターがグランプリを獲得。スマホ1台で生み出された作品の舞台裏

皆さんは自分で動画を編集したことはありますか?
楽しい出来事や大好きなものをムービーで撮ることはあっても、編集してまとめる、というのはなかなか難しいですよね。

ところで、このほっこりする猫の動画、どんな人が作ったと思いますか?

鈴木さん作「愛しのまどか」

スマホ歴3年の80歳の方が作りました。そして、動画コンテストに応募されグランプリを獲得! 動画編集ができるようになるまでどのような過程があったのか、その秘密を伺いました。

お話を聞いた人

鈴木弘子さん

鈴木弘子さん
1941年生まれ。静岡県湖西市でご主人と愛猫「2代目まどか」と2人1匹で暮らす。趣味は日本舞踊。スマホ歴3年。

目次

きっかけはスマホアドバイザーの一言。ほとんどスマホを使えなかった私が動画コンテストに応募するまで

きっかけはスマホアドバイザーの一言。ほとんどスマホを使えなかった私が動画コンテストに応募するまで

鈴木さん

「スマホに替えた当時は、最低限の機能しか使っていませんでした。周りの友達がLINEをしていたので、自分も使えるようになりたくて主人と二人でスマホ教室へ月に1-2回通い始めたんです。コロナ禍で離れて暮らす娘や孫とLINEやビデオ通話でお話しできたことがうれしかったですね」

そんな鈴木さんは、65歳以上の方を対象に「人生の生きがいを映し出す動画」をテーマにした『R65全国どきTuberコンテスト』に、自らがスマホで作った動画を応募しコンテストに参加。コンテストのきっかけは、スマホアドバイザー坪井さんのある一言でした。

  • スマホアドバイザーは、ソフトバンクが資格を認定するサポート専門のショップスタッフで、スマホ教室の開催やスマホの操作案内などを行っています。

坪井さん

ソフトバンク湖西店 スマホアドバイザー
坪井さん
2020年11月にソフトバンクに入社。2021年2月から鈴木さんをサポートしている。

「どきtuber」コンテスト

「どきtuber」コンテスト

2021年9月から2022年3月に第一回65歳以上対象の動画コンテスト「R65全国どきTuberコンテスト」が開催されました。「シニア世代が日常生活で、生きがいを見つける」ことにスポットをあて、はつらつと輝き、生きがいのある生活支援を目的に、シニアのデジタル化を推進する企画。どきTuberとは「人生の生きがいを映し出すどきどき動画」の発信者のことで、300以上の応募が集まりました。

鈴木さん

「スマホアドバイザーの坪井さんから、『こんなコンテストを開催しているみたいだから、鈴木さんの猫ちゃんの様子をまとめて動画を作って応募してみませんか?』と、ご紹介いただきました。猫ちゃんの写真は普段からたくさん撮影しているので、思い出作りにと応募を決めました」

坪井

「鈴木さんはスマホ教室に通い始めたころから熱心にいろいろなことを質問してくださっていたので、一生懸命頑張れば動画を作れると思いました。私もできる限りサポートをして思い出になるものを残してあげたいと思いコンテストを紹介しました」

きっかけはスマホアドバイザーの一言。ほとんどスマホを使えなかった私が動画コンテストに応募するまで

鈴木さん

「でも1回教えていただくだけでは覚えられないし、スマホでの動画作りも経験がなかったので、コンテストへの参加には不安がありました」

夜中1時まで夢中で動画作り! スマホアドバイザーと二人三脚で歩んだ道のり

夜中1時まで夢中で動画作り! スマホアドバイザーと二人三脚で歩んだ道のり

鈴木さん

「飼っていた愛猫『1代目まどか』が2018年に亡くなって悲しんでいましたが、1カ月後に庭に野良猫が来るようになりました。かわいそうなので時々餌をあげていたら、だんだん家の中に入ってくるようになって、気づいたら家族の一員になっていました。『2代目まどか』のおかげで生活が明るく幸せになったので、この幸せな気持ちを動画に表したいと思いました」

題材は決まったものの、動画作りは初めての鈴木さん。この時点でコンテスト応募の締め切りが1カ月を切っていたので、月1-2回のスマホ教室では間に合わず、ペースをあげてスマホ教室に通い始めました。

夜中1時まで夢中で動画作り! スマホアドバイザーと二人三脚で歩んだ道のり

坪井

「たくさんの猫ちゃんの写真や動画から使いたい写真を簡単に選べるよう、写真をお気に入りに登録する方法をレクチャーしました。自宅でもできる作業なので毎回いつまでにやってきてくださいと宿題を出していましたね」

鈴木さん

「とにかく時間がないのと、スマホの小さな画面での作業は目が痛くなったりで大変でした。でも、昔有線放送電話の放送を担当したり、視覚障がい者の方向けの読みあげボランティアの経験があったので、ナレーションだけは自信がありました。ナレーションはスマホ教室で坪井さんと1発録りでしたが、音がきれいに入っていてびっくりしました」

鈴木さんのナレーション文章。ご主人と2人で話し合って練り直した跡があります。

鈴木さんのナレーション文章。ご主人と2人で話し合って練り直した跡があります。

家ではご主人と2人で夜中1時まで動画作りをしたことも。締め切り当日ギリギリの夜7時まで、スマホ教室で坪井さんも一緒に編集していたそうです。

スマホの動画編集アプリで編集

スマホの動画編集アプリで編集

坪井

「完成した動画を見た時には、達成感があり感動しました。お客さまと1つのことをやり遂げることができ、この仕事のやりがいを感じ、幸せな気持ちになりました」

「R65全国どきTuberコンテスト」、気になる結果は……?

物語はここで終わりではありませんでした。なんと、3月に東京で開催された表彰・授与式に鈴木さんが招待され、300を超える応募作品の中からグランプリ候補者10名に選ばれたことが分かったのです!

表彰式当日。R65健康応援賞、R65スマホアドバイザー賞など次々と賞が発表され、協賛企業から豪華賞品が贈られました。鈴木さんはいつ呼ばれるのかと、発表のたびに一眼レフを構える鈴木さんの旦那さん。なかなか名前が呼ばれません。

そしてグランプリの発表……見事「撮影部門」のグランプリに、鈴木さんの作品「愛しのまどか」が選ばれました!ソフトバンクの高島常務執行役員が、最新スマートフォン「Google Pixel 5a」を贈呈。「2匹のまどかの動きや表情をしっかりと捉えていて愛情が伝わってきた」という点が、審査員に評価されました。

「R65全国どきTuberコンテスト」、気になる結果は……?

鈴木さん

「人生で1、2を争うくらいの最大の思い出になりました。壇上では足がすくんでしまい、何度も夢かと思いましたね(笑)これもみんなまどかちゃんが幸せを運んできてくれたからだと思います。スマホのおかげで人生が楽しくなりました。今後も動画作りは続けていきますし、スマホを使ってさまざまなことに挑戦していきたいです! 」

坪井

「グランプリだと聞いたとき、大声を出して泣きながら喜びました。お客さまに頼っていただけて、1番に伝えてくれたことがうれしかったです」

「R65全国どきTuberコンテスト」、気になる結果は……?

ソフトバンクはスマホを頑張るシニアを応援!

ソフトバンクでは、全国のソフトバンクショップでスマホアドバイザーによるスマホ教室を開催しています。鈴木さんのように「スマホで人生楽しくなった」と語れる人生を、送ってみませんか?

「スマホ教室」は全国で体験できます

「スマホ教室」は全国で体験できます

「スマホ教室」はスマホアドバイザーがいる店舗で体験できます。スマホ操作に困っているシニアの方が周りにいたら、ぜひ教えてあげてください。

スマホ教室のウェブサイト

(掲載日:2022年4月28日)
文:ソフトバンクニュース編集部

ソフトバンクのマテリアリティ②「人・情報をつなぎ新しい感動を創出」

サステナビリティ

ソフトバンクは、SDGsの達成に向けて6つのマテリアリティ(重要課題)を特定。そのうち、SDGsの目標10「人や国の不平等をなくそう」を踏まえた「スマートデバイス普及を通じた魅力的な顧客価値の実現」では、全国のショップでのスマホ教室の開催を通じて、デジタルデバイド解消に貢献することを目指しています。