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マネして学べるアプリ「AIスマートコーチ」で先生のダンス指導の負担軽減へ。釜石小学校の授業にプロダンサーも特別参加!

マネして学べるアプリ「AIスマートコーチ」で先生のダンス指導の負担軽減へ。釜石小学校の授業にプロダンサーも特別参加!

突然ですが皆さん、ダンスを経験したことはありますか? 2011年から2012年にかけて小・中学校の体育の授業でダンスが必修化されてから、現代の小・中学生は創作ダンスやヒップホップ、ソーラン節などさまざまなジャンルのダンス学習を行っています。しかし、必修化されたダンスを指導することになった先生には、必ずしもダンスの経験があるとは限りません。

学校の先生のダンス指導をサポートするために、スマホでスポーツ学習ができるトレーニングアプリ「AIスマートコーチ」を使った取り組みが、岩手県釜石市釜石小学校の児童を対象に行われました。いったいどのような取り組みなのでしょうか?

小学3・4年生がヒップホップダンスにチャレンジ! プロダンサーの特別指導も

小学3・4年生がヒップホップダンスにチャレンジ! プロダンサーの特別指導も

今回のダンス授業支援の取り組みで、実際にダンスに挑戦したのは釜石小学校の3・4年生たち。スマホでスポーツ学習ができるトレーニングアプリ「AIスマートコーチ」を使って、課題ダンスの習得に向けて練習に励みました。そしてなんと、今回は特別に、アプリ内のお手本動画に登場するプロダンサーのTAKUMIさんが児童に直接指導する場面も……!

プロダンサーTAKUMIさんの動きを必死にマネする児童たち

プロダンサーTAKUMIさんの動きを必死にマネする児童たち

VRゴーグルを着けて、実際にDリーグの公式戦を視聴して楽しげな様子も

VRゴーグルを着けて、実際にDリーグの公式戦を視聴して楽しげな様子も

プロダンスリーグ「D.LEAGUE」の選手としても活躍するTAKUMIさんから直々にダンスを教えてもらえて、児童たちは苦戦しながらも楽しんでいる様子です。

マネして学ぶ! 新しいトレーニングアプリ「AIスマートコーチ」

TAKUMIさんはダンスチーム「CyberAgent Legit」のチームリーダーとして、日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」に出場しています。「CyberAgent Legit」公式戦での活躍の様子は、「5G LAB」で視聴できますよ。

「D.LEAGUE」の公式戦を視聴する

練習成果のお披露目タイム♪

最後に、TAKUMIさんと一緒に、一生懸命練習したダンスを披露! 元気いっぱいに踊る児童たちを見て、先生たちから大きな拍手が送られました。

出身地東北での授業に、熱い気持ちで参加したTAKUMIさんは、「ダンスの楽しさを知ってもらいたいと思い授業に臨んだが、元気な児童の皆さんからパワーをもらうことができました。休憩中に練習をしていた子もいたのでうれしかったです。『AIスマートコーチ』を使った後、ほとんど踊れるようになっていて、自分で学習できることはすごいと思いました。これをきっかけにダンスに興味を持ってもらい、東北からプロのダンサーが生まれたらうれしい」とICTを活用したダンス授業の手応えを語ってくれました。

学校でのスポーツ指導における経験不足に、不安を抱える先生たち

子どもたちの自主性や協調性を養うことができるスポーツ。身体を鍛えるだけでなく心の成長にも役立つとして、学校教育では体育の授業や部活動が行われる一方で、指導する側の先生たちの負担も大きいとされています。2011年に小学校、2012年に中学校で必修科目となったダンスの授業もその一つとされています。

ダンスの授業は、子どもの表現力やコミュニケーション能力の向上などを目指しており、球技などの他のスポーツ以外に、子どもたちが活躍できる機会にもなっています。一方で、指導教員にとっては、ダンスの経験不足やゴール設定の難しさなど、まだまだ指導する上での不安があるそうです。特に、ダンス経験者や先生の数自体が少ない地域では、ダンス学習の機会も限られているのが実情です。

先生の指導負担を軽減。スマホを使って、子どもの“自己学習”をサポート

先生の指導負担を軽減。スマホを使って、子どもの”自己学習”をサポート

体育を受け持つ先生の指導負担を軽減するため、今回活用したのが、スマホを使って自分で “マネして学ぶ” ことができるトレーニングアプリ「AIスマートコーチ」。 アプリ内にあるスポーツのプロの実演動画を通して、各スポーツ特有の動きやテクニックを学んだり、プロとスマホで撮影した自分の動きを比較したり、必要な箇所にメモを取って振り返ったりすることができます。これによって、子どもたちの自主的なスポーツ学習を促し、スポーツのスキル向上のサポートを目指します。

「AIスマートコーチ」内にある動画は、筑波大学やプロダンスリーグ「D.LEAGUE」のダンサーによって指導・監修されており、小中学校の体育の授業や部活動や自主練習など、さまざまな場面で活用できる練習メニュー動画もあります。スマホを使うため時間や場所に制限されず、指導者が学校や地域に常駐する必要もありません。

プロによるお手本動画と自分の動きを比較できる「AIスマートコーチ」

練習中、「どこを直せばいいか分からない…」という場面でも、お互いの振り付けをスマホで撮影した動画とプロのお手本動画を見比べて、体の位置やリズムなどの改善点を見つけ出すためのヒントにしている様子。気になる箇所は保存したり、アプリ上でメモを残すことができるため、自己学習しやすそうです。

「見ながらやるとやりやすい!」と楽しそうにする児童たち

「見ながらやるとやりやすい!」と楽しそうにする児童たち

先生の指導負担を軽減。スマホを使って、子どもの”自己学習”をサポート

アプリの比較画面

今回の取り組みを受けて、担任の先生は、「児童にはまずダンスを楽しんでほしい。今日ICTを活用した授業をやったことで、器械運動や陸上などでも活用できそうと感じた。さまざまなスポーツでのICTの導入を検討していきたい」と今後への期待を語りました。

授業を企画したソフトバンク株式会社 サービス企画本部 鎌田美希は「児童の皆さんが楽しそうに踊っている姿を見て感動しました。今回初めて『AIスマートコーチ』を義務教育の現場で活用しましたが、今後さまざまな学校でもさらに活用していただけるよう推進していきたい」と今後の展望を述べました。


“マネして学ぶ”トレーニングアプリ「AIスマートコーチ」によるダンスの授業を釜石小学校で実施(2022年6月15日 ソフトバンク株式会社プレスリリース)

(掲載日:2022年7月4日)
文:ソフトバンクニュース編集部

マネして学ぶ! 新しいトレーニングアプリ「AIスマートコーチ」

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「動画で学ぶ、比較する、振り返る」を通してスポーツのスキル向上をサポートするアプリ。お手本動画や自分の動きをプロと比較できる分析機能など、基礎からスポーツを学ぶことができます♪

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