プレスリリース 2022年

“マネして学ぶ”トレーニングアプリ
「AIスマートコーチ」によるダンスの授業を
釜石小学校で実施

~「D.LEAGUE」のプロダンサーによる対面指導も実施~

2022年6月15日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、株式会社Dリーグと釜石市教育委員会の協力の下、ソフトバンクが提供する“マネして学ぶ”トレーニングアプリ「AIスマートコーチ」や、VRゴーグルを活用したダンスの授業を、2022年6月15日に釜石市立釜石小学校の3・4年生(計30人)を対象に実施しました。なお、「AIスマートコーチ」を義務教育の現場で活用したのは、今回が初めてです。

「AIスマートコーチ」は、「動画で学ぶ、比較する、振り返る」を通してスポーツのスキル向上をサポートするアプリです。学校スポーツにおける教員の指導経験不足などによる不安を解消するために、2022年3月31日から提供を開始しました。2011年から小中学校の必修科目となったダンスの授業では、教員自身のダンスの経験不足による不安が大きく、ダンスの指導を苦手とする教員が多いという課題があります。今回、自らダンスを習得できる「AIスマートコーチ」を使って授業にICT(情報通信技術)を導入し、課題解決に取り組みました。また、ソフトバンクがトップパートナーのプロダンスリーグ「D.LEAGUE」の公式戦をVRゴーグルで視聴してもらい、普段見ることができない臨場感あふれるダンスの視聴体験を提供しました。

さらに当日は、「D.LEAGUE」で活躍するTAKUMI(所属:CyberAgent Legit)が、児童に対面で指導を行いました。なお、「D.LEAGUE」のプロダンサーが義務教育の現場でダンスを指導するのは、今回が初めてです。

ソフトバンクは、今後もさまざまな教育現場での「AIスマートコーチ」などのICTの導入を推進し、教育課題の解決に取り組んでいきます。

ダンスの授業の概要

1. 「D.LEAGUE」の公式戦のダンスをVRゴーグルで視聴

「D.LEAGUE」の公式戦のダンスを、児童がVRゴーグルを使って視聴。普段見ることができないプロのダンスを、臨場感あふれるVR映像で提供しました。

「D.LEAGUE」の公式戦のダンスをVRゴーグルで視聴

2. グループワーク

TAKUMIが各グループにダンスの個別指導を行いました。指導を受けていないグループは、「AIスマートコーチ」を使って、自分の振り付けを他の児童に撮影してもらい、「AIスマートコーチ」内にある課題動画と比べながら、児童同士でアドバイスを行いました。

グループワーク

3. 練習の成果を発表

「AIスマートコーチ」で自己学習し、TAKUMIに指導してもらったダンスを、児童全員でTAKUMIと一緒に踊り、練習の成果を発表しました。

練習の成果を発表

TAKUMIからのコメント

みんなにダンスの楽しさを知ってもらいたいと思い授業に臨んだが、元気な小学生からパワーをもらうことができた。休憩中に練習をしていた子もいたのでうれしかった。「AIスマートコーチ」を使った後、ほとんど踊れるようになっていて、小学生が自分で学習できることはすごいと思った。出身地である東北への思いが強くあるので、東北からプロのダンサーが生まれたらうれしい。

教師からのコメント

小学校でダンスの基盤を作り、中学校のダンスの授業につないでいければうれしい。児童には、まずダンスを楽しんでほしい。また、機械運動や陸上などでICTを活用できそうと感じた。さまざまなスポーツでのICTの導入を検討していきたい。

児童の感想

  • VRゴーグルを初めて着けることができて楽しかった。ダンスの映像がとてもリアルだった。
  • 「AIスマートコーチ」を使い、お手本動画と比べて、上手く踊れていないことが分かった。
  • 授業でタブレットを使っていたので、スマホの操作は簡単だった。ダンスがとても楽しかった。

SDGsの取り組みについて

この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)の17のゴールのうち、主に下記のゴールに取り組むものです。

4. 質の高い教育をみんなに

ソフトバンクは、SDGsの課題解決を重要な経営課題と捉え、国際社会が追求する社会課題の解決に貢献することにより、企業価値の向上と持続的な社会の実現に取り組んでいます。今回はソフトバンクがSDGsで特定する六つのマテリアリティ(重要課題)のうち、「人・情報をつなぎ新しい感動を創出」というテーマで取り組む活動であり、環境にかかわらず「誰もが質の高い教育を受けられる社会」の実現を目指します。ソフトバンクのSDGsの取り組みに関する詳細は、ソフトバンクのウェブサイト「サステナビリティ」をご覧ください。

[注]
  1. Sustainable Development Goalsの略称で、2030年までの達成を目指して、豊かで活力のある未来を創るための17のゴールと169のターゲットを定め、2015年に国連で採択された世界規模の取り組み。
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。