SNSボタン
記事分割(js記載用)

【アップサイクル】~1分で分かるキーワード #53

【アップサイクル】~1分で分かるキーワード #53

本来捨てられるはずだった製品の素材を生かして、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせること

次世代につなぐ再利用の手法として注目

アイデアやデザインによって、本来は捨てられるはずの製品に新たな価値を与えて生まれ変わらせるので「創造的再利用」とも呼ばれています。アップサイクルは元の製品の素材を生かして再利用するため、リサイクルと違い製品を原料に戻す際のエネルギーが不要、かつ再利用におけるコストも削減できるメリットがあり、環境への負荷軽減につながっています。

近年、ESGの観点から製品の展開にアップサイクルを取り入れる企業が増加しています。アパレル業界では廃車のチューブやシートベルトの素材を生かして、撥水性や強度が高いバッグなどに生まれ変わらせる取り組みが注目されました。他にもフードロスが問題となっている食品業界でも、捨てられることが多い野菜のヘタや皮を加工食品に再利用するなどの取り組みが行われています。

天然資源の利用や汚染物質の排出を最小限に押さえることを目指すSDGsの目標12「つくる責任つかう責任」の達成に向けて、消費者や企業が廃棄物や不用品の再利用に協力する意識が求められています。

アップサイクルの関連記事

(掲載日:2022年9月21日)
文:ソフトバンクニュース編集部