SNSボタン
記事分割(js記載用)

3年ぶりの再会で震災復興への思いを馳せる。「ツール・ド・東北 2022」にライダーが集結

「ツール・ド・東北 2022」が3年ぶり9回目の開催!ブースでは日本未発売の自転車を体験

スピードは競わず、楽しみながら走る“ファンライド”形式の自転車イベント「ツール・ド・東北」が、2022年9月18日に開催されました。東日本大震災の復興支援と震災の記憶を未来につなげていくことを目的に2013年から毎年開催されていましたが、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。協賛ブースや東北グルメを楽しめるお店など、会場は熱気に包まれていました!

復興のあゆみをペダルを漕いで感じて欲しい

復興のあゆみをペダルを漕いで感じて欲しい

石巻発100㎞「北上フォンド」、石巻発65㎞「女川・雄勝フォンド」の2コースを総勢1,351名のライダーが出走しました。開会あいさつで、主催の河北新報社 代表取締役社長の一力雅彦氏は、「コースとライダー数を少なくし、縮小しての開催となったが3年ぶりに開催できて本当にうれしい。東日本大震災から11年経過し、復興は大きく進んでいる。復興のあゆみと街の移り変わりをペダルを漕いで体全体で体感して欲しい」と開催に懸ける想いを語りました。

さらに初の取り組みとして「バルーンセレモニー」を実施! 大会の成功を願って、スタート前に一斉に風船を大空に飛ばしました。

復興のあゆみをペダルを漕いで感じて欲しい
復興のあゆみをペダルを漕いで感じて欲しい

楽しむのはライダーだけではありません。「ツール・ド・東北」では、コース途中の休憩所やメイン会場で、東北グルメのお店が多数出店されており、応援にかけつけた人や家族連れが東北ならではの名産品を堪能していました♪

復興のあゆみをペダルを漕いで感じて欲しい
復興のあゆみをペダルを漕いで感じて欲しい

ソフトバンクのブースも大にぎわい! 自転車に乗ってライダーと自分のフォームを比較

会場内には協賛企業による出展ブースが並んでいて、さまざまなサービス体験に参加して楽しむファミリーやカップルの姿が。ソフトバンクのブースでは、ライダーになりきって日本未発売の自転車に乗り、「AIスマートコーチ」を使って自分のフォームをチェックできるコーナーが用意され、大勢の人でにぎわっていました。

協賛ブースも大賑わい! ライダーになりきって日本未発売の自転車を体験
協賛ブースも大賑わい! ライダーになりきって日本未発売の自転車を体験
協賛ブースも大賑わい! ライダーになりきって日本未発売の自転車を体験

私もライダーみたいにカッコよく自転車に乗りたい!…と思い実際に教えてもらうことに。まずは自転車に乗って、20秒間漕いでいる様子を「AIスマートコーチ」で撮影しました。

協賛ブースも大賑わい! ライダーになりきって日本未発売の自転車を体験

その後お手本動画のフォームと自分のフォームをAIで骨格解析し、どこが違うのかをチェック。お手本と比べてみると私は頭が下に向いていて、腕と足も全体的に窮屈です。お手本は腕を少し曲げていますが、ピーンと張ってしまっています。

協賛ブースも大賑わい! ライダーになりきって日本未発売の自転車を体験

どうしたらライダーみたいにカッコよく漕げるのか、今回ブースを一緒にお手伝いしてくれたイオン・シグナ・スポーツ・ユナイテッド株式会社の大澤さんに、解析結果を見ながらアドバイスをいただきました。

協賛ブースも大賑わい! ライダーになりきって日本未発売の自転車を体験

上:修正後 下:修正前

頭を上げて正面をしっかり見て、姿勢が窮屈にならないようサドルの位置とハンドルの位置を調節し、足の母指球に力を入れて円を描くようにペダルを漕いでもう一度チャレンジしてみると… 顔も膝もしっかり上がっていて、肘も適度に曲がっていて、最初の動画と比べると全然違います! AIで骨格解析することで短時間でライダーに近づくことができました。

協賛ブースも大賑わい! ライダーになりきって日本未発売の自転車を体験

最後はお父さんタオルもプレゼントでいただきました♪「AIスマートコーチ」には現段階では自転車のお手本動画は入っていませんが、自転車が上手な人のお手本動画を自分で撮影すれば自分のフォームと比べることはできるので、ぜひ自転車のフォームをチェックしてみてください!

「AIスマートコーチ」を
試してみる

東北への想いを語りながら走れることが幸せ

石巻発100㎞「北上フォンド」出発前の池田

石巻発100㎞「北上フォンド」出発前の池田

台風が近づいている中で風は非常に強かったですが、なんとか雨は逃れた今大会。石巻発100㎞「北上フォンド」を走り切ったコーポレート統括CSR本部の池田昌人は、「第1回目から参加して今年で9回目。3年ぶりに出場でき、東北に想いがあるさまざまな人たちと再会できたことがうれしかったです。ここが変わった、綺麗になった、辛かったという震災時からの変化を話しながら自転車に乗れたことが本当に良かったです。来年で10回目となるが、石巻で捕れた大魚端で作ったミサンガをつけて出場したい」と完走後に熱い胸の内を語りました。

(掲載日:2022年9月27日)
文:ソフトバンクニュース編集部