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【アグリテック】~1分で分かるキーワード #55

【アグリテック】~1分で分かるキーワード #55

農業(Agriculture)と技術(Technology)を組み合わせた造語。農業分野にテクノロジーを活用する取り組みのこと

農業×テクノロジーで、人材不足や食料問題の解消へ

近年、農村の過疎化や少子化によって農業従事者の高齢化や後継者不足が進み、日本の農業人口は年々減少。それに伴い、耕作放棄地なども増え、農作物の作付面積や生産量も減少し続けています。

日本の食料自給率は世界の国々と比べると低く、多くを輸入に頼っていますが、2030年には世界人口が85億人を超えると言われる中、人口増加による食糧危機や輸入先の国の情勢、気候変動・災害による生産事情などが原因で輸入がストップしてしまった場合、十分な食糧を確保できなくなるリスクがあります。そういったリスクに備え、安定した食料自給率を保つためにも、農作業の効率化や人材不足の解消が課題とされています。

このような農業が抱える問題に対してテクノロジーで解決を図る手だてがアグリテックです。長年の経験や知識を基に気候や土壌の状態を見極め、多くの作業が手作業で行われてきた農業を、IoTによる分析と適正な土壌管理、ロボットやドローンを使った水やり・肥料散布・種まき・収穫を行うなど、テクノロジーによる効率化で人手不足の解消、農業のノウハウの継承、都市農業の促進など農業の衰退に歯止めをかけるとともに持続可能な農業へとつなげる手段として期待されています。

ソフトバンクでも、IoTセンサーを活用してAIが最適な栽培方法を提案することで、農業従事者を支援する農業AIブレーン「e-kakashi」を提供しています。

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(掲載日:2022年10月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部