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【カーボンクレジット】~1分で分かるキーワード #80

【カーボンクレジット】~1分で分かるキーワード #80

森林の保護や植林などによる二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス削減効果をクレジット(排出権)として発行し、企業間で売買できるようにする仕組みのこと

温室効果ガスの排出削減量を企業間で取引できる

カーボンクレジットとは、温室効果ガスの排出削減量を排出権としてクレジット化することで、排出削減量を企業間で売買することができるようにした仕組みです。カーボンクレジットを購入することで、企業は自社で削減努力をしても削減しきれない温室効果ガスの排出量を、クレジット分だけ削減したとみなすことができます。

クレジットの種類は排出の「回避•削減」または「吸収•貯蓄」の大きく2つに分けられ、森林の保護や植林、農業関連や省エネ・再エネ、熱帯雨林減少防止などさまざまな取り組みから創出されます。Jクレジットなど政府主導で発行されるものと民間主導で発行されるボランタリークレジットの2種類があります。

脱炭素社会の実現を目指して

2015年の「パリ協定」で国際社会が合意した2050年までに「ネットゼロ(温室効果ガスの排出と除去のバランスが取れた状態)」を実現するための手段の1つとして、カーボンクレジットは国際的に注目されています。今後カーボンクレジット市場が活性化していくことを見据え、現状不足の傾向にあるクレジット量を増やしていく必要があります。

ネットゼロ達成に向けて取り組むソフトバンクは、CO2吸収量を可視化できるシステムである農業AIブレーン「e-kakashi」を活用して、信頼性の高いカーボンクレジットの創出に向けた取り組みに参画し、脱炭素社会の実現に取り組んでいます。

カーボンクレジットの関連情報

(掲載日:2023年3月15日)
文:ソフトバンクニュース編集部