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エンジニアが輝ける場所づくりを。企画・運営、さらに自ら登壇までこなす、エンジニア主導型イベントの裏側

企画から当日運営、さらに自ら登壇も。ソフトバンクのエンジニアイベントを支える運営メンバー裏話

ソフトバンクでは、エンジニア同士の知識や技術の共有を目的に、エンジニアが自身の業務や研究成果を発表できるイベントが数多く開催されています。このようなイベントの開催準備を取り仕切っているのは、若手エンジニアを中心とした技術部門の社員たち。イベント運営に携わりたいと自ら手を挙げた社員が、企画から当日運営までほぼ全てを行います。

そのようなイベントの一つが「SoftBank Tech Night」。ソフトバンクのグループ各社のエンジニアを含めさまざまなテーマで自らの研究成果を発表する場で、オンラインで参加する社外のエンジニアなど、毎回100名を超える参加者が集まります。今回、2023年6月に開催された「SoftBank Tech Night #11」の運営に携わった4人のメンバーに話を聞きました。

目次

企画から当日運営、さらに自ら登壇も。ソフトバンクのエンジニアイベントを支える運営メンバー裏話

(写真左から)
IT統括 AI戦略室 AIプロジェクト推進部 鈴木祥太(すずき・しょうた)
IT統括 IT&アーキテクト本部 エンタープライズ・アーキテクチャ室 松尾千治(まつお・ちはる)
テクノロジーユニット統括 共通プラットフォーム開発本部 ソリューションアーキテクト部 岡崎利恩(おかざき・りおん)
法人事業統括 デジタルエンジニアリング本部 パートナー推進部 森本舜(もりもと・しゅん)
※全てソフトバンク株式会社所属

登壇者の選定から当日の運営まで、イベント運営メンバーにほぼ一任

「SoftBank Tech Night #11」の運営、お疲れさまでした。皆さんは自ら希望して今回のイベント運営に携わったそうですが、なぜそう思ったのでしょうか?

鈴木祥太

「3月に開催された『SoftBank Tech Night Fes』が終わったあとに、『AIをテーマにイベントやりたいから手伝ってくれない?』と誘ってもらって参加しました。

社外の方に向けたイベント運営は1年目のときからやっていたので、それを見てくれていたのかなと思います。自分が手掛けている『Axross Recipe(アクロスレシピ)』というAI/DX人材育成プログラムのPRをしたかったからですね。イベント運営の方に参加させてほしいと自分で希望を出して運営に参加してきました」

岡崎利恩

「同期の森本くんと、社内向け、社外向けを問わずいろんなイベントの運営を一緒にやっていて、今回もやろうって話して参加しました。一番初めの参加のきっかけは、昨年入社して間もないころイベント運営の方に誘ってもらったことです。いろんな経験がたくさんできて勉強になることが多いです」

森本舜

「そうなんです。『ちょっとやってみない?』という感じで誘ってもらって、同期と一緒に何かを作り上げるのって楽しそうだなと思って参加しました。実際、学ぶことが多いので本当に楽しくやっています」

松尾千治

「実は私はエンジニアではなく、その後方支援や、PRの場作りなどの業務を担当していまして、その業務につながると思い自分でイベント運営の方に連絡して参加しました。『SoftBank Tech Night』もそうですが、イベント運営には幅広い年代のいろんな方が参加していて、最近は横のつながりを作りたい若手社員の参加が増えてきたと感じていますね」

皆さんはイベント運営でどのようなことを担当したのですか?

鈴木祥太

「僕の中で一番大きかったタスクは、登壇者の選定・依頼と当日の司会進行です。

登壇者の選定では、自分と同じ部署の先輩や同僚に声をかけたり、LINE社の知り合いに紹介してもらったりしました。今回はどの方にも快諾していただけて、すぐに決まりました。実は、登壇者の選定から依頼、プレゼン資料の手配など当日までの準備は運営スタッフに一任されているので、ある程度好きなように進められます。回によってはなかなか決まらないときもありますが、やっぱりエンジニアって知識を共有し合いたいという文化があるからか、人選で難航することは少ないですね。他にも、当日の会場設営や機材準備なども担当していましたが、他のメンバーと手分けして進めました」

登壇者の選定から当日の運営まで、イベント運営メンバーにほぼ一任

松尾千治

「私は今回、イベント告知や当日の会場設営、登壇者との調整を担当していたのですが、最も重要であるイベントのテーマ決めもやらせてもらいました。できるだけ多くの方に参加してほしかったので、エンジニアのみんなが取り組んでいるホットなネタって何だろうと考えて、今回は『AI』に決めました。会場に来てくれたグループ会社の方から『来てよかった。次回は登壇したい』というお話をいただくことができて、本当にうれしかったです」

エンジニアがもっと活躍できる場に。イベント運営に携わったからこそ得られた気付き

エンジニアがもっと活躍できる場に。イベント運営に携わったからこそ得られた気付き

イベントの運営業務とは別に、皆さんそれぞれ担当業務もあると思いますが、どのように両立していましたか?

鈴木祥太

「若さで乗り切ってます(笑) …というのは半分冗談で、最近は自分自身の講演の機会が増えてきたのと、他のイベント運営メンバーも増えてきたので、何でも自分でやるのではなく、お願いできるところは他のメンバーにお願いするようにしています。メンバーはそれぞれ得意なことが違うので、適材適所で分担しています。

またありがたいことに、上長も『SoftBank Tech Night』で『Axross Recipe』をさらに盛り上げたいという思いに共感してくれているんですよね。『SoftBank Tech Night』の仕事を本務と同じように扱ってくれて、とても両立しやすい環境にあると感じています」

3月に開催された「SoftBank Tech Night Fes」で鈴木が発表している様子。イベント運営だけでなく登壇も積極的に行っている

3月に開催された「SoftBank Tech Night Fes」で鈴木が発表している様子。イベント運営だけでなく登壇も積極的に行っている

森本舜

「僕は岡崎くんとか、他のイベント運営メンバーと協力してうまくカバーし合ってます。環境にも恵まれていて、所属している部の上長もどんどん参加していいよと応援してくれているんです。困ったときには業務調整の相談にも乗ってもらえるので、本務とイベント運営業務をバランスよく両立できていると思います」

エンジニアがもっと活躍できる場に。イベント運営に携わったからこそ得られた気付き

イベント運営業務を通じて得た気付きや学びが、ご自身の業務にどのように生かされていると感じますか?

鈴木祥太

「『SoftBank Tech Night』はエンジニアによるエンジニア向けのイベントという特性もあり、運営側がおもてなしをするというよりは、イベント参加者と同じ目線で楽しむ方が盛り上がるという気付きがありました。また、『Axross Recipe』の事業開発と『SoftBank Tech Night』の運営を両立することで、自分自身のキャパシティも大きくなったと思います」

森本舜

「僕は、ソフトバンクが社外の方から興味を持ってもらえるような会社であることを実感しました。普段の業務でも『イベントをうまく活用できないかな?』という視点を持つようになりましたね。

『SoftBank Tech Night』の運営に携わるようになってから、イベント告知をすれば社外からたくさんの人が集まるということのスゴさを改めて実感していて、これをもっと活用していきたいと思っています。いま自分が関わっている業務の発展や、まだあまり認知されていない技術や実績を知ってもらうための選択肢の1つとして、イベントを捉えるようになりました」

今後やってみたいことなどがあれば教えてください。

岡崎利恩

「やりたいこと… 無限にあります! 例えば、学生との共同イベントを開いて、そこで学生が研究発表したり、ソフトバンクのエンジニアとつながる場を作るといったこととか…。以前内定者との懇親会に呼んでもらったときに、そこで会話をした内定者が全員入社を決めてくれたことがあったんです。それがすごくうれしくて。採用活動や会社のブランディングにもつながると考えているので、ぜひ取り組んでみたいです。

他にも、ハッカソンやアイデアソン、エンジニア同士の交流会や社内の業務効率改善のためのハンズオンなど、いろんなことを考えています!」

鈴木祥太

「僕はもっと大規模なイベントをやりたいですね。イベントって人数が多い方が楽しくないですか? (笑) もちろんイベント運営だけじゃなく、登壇者としても参加者の皆さんとともにAIの未来について考えられるテーマで発表をしたいです。会場で参加者の皆さんとインタラクティブに発表を進めている瞬間が好きなので、発表者と参加者が1つになれるイベントをやっていきたいと思います」

エンジニアがもっと活躍できる場に。イベント運営に携わったからこそ得られた気付き

森本舜

「今後はイベント運営だけでなく、業務で取り組んでいる社外パートナーとの共創活動についての発表をしてみたいと考えています。また、社内のイベントで発表したことをきっかけに、社外向けのイベントでも発信をするようになった事例を見てきました。このような流れをもっと作っていきたいですね。あとは、部署の後輩たちにもどんどんイベント運営に携わってもらって、いろんな経験を積んで発信する側に回っていってほしいなと思います」

松尾千治

「私は担当業務の関係で、皆さんとはちょっと違う感じになりますが、エンジニアの活動を支援するための組織作りを推進していきたいですね。エンジニアの皆さんのスゴい取り組みや成果などをどんどん表舞台に上げて、世間の方々にも『面白そうなことやってる会社だな』と思ってもらえるような活動をしていきたいです。テクノロジーカンパニーとしてのブランディングだけでなく、エンジニアの皆さんにもソフトバンクで働くことを誇りに思ってもらえるような取り組みを行っていきたいと思います」

ありがとうございました!

キャリア不問! ソフトバンクではエンジニアの積極的な発信を支援

(掲載日:2023年7月27日)
文:ソフトバンクニュース編集部