通信の効率化を図るために、ユーザの使うデバイスに近い場所にサーバを分散配置する技術のこと
5GサービスやIoT技術の発展に欠かせない技術
エッジコンピューティングは、データを処理する場所をインターネット上のサーバやクラウドサービスから、データが生成されるデバイスの近くのサーバ(エッジサーバ)に移す技術です。従来は大量のデータをクラウド上のサーバと送受信しますが、この技術はエッジサーバでデータを処理するため必要最低限のデータの送受信で済むようになります。これによりネットワークの負荷が軽減され、通信遅延が低減。膨大なデータを処理する必要がなくなることでコスト削減も期待できる場合があります。また、外部ネットワークを介さないため、データのやり取りにおけるデータ漏えいリスクを抑えることができ、セキュリティの強化が可能になります。
ソフトバンクは、5GネットワークやIoTデバイスを活用した取り組みにおいて、エッジコンピューティングを活用してさまざまな産業にスマートなソリューションを提供しています。例えば、建設現場では、現場監督者がリアルタイムで映像を受け取ることで作業進捗(しんちょく)の確認や安全管理を強化することが可能です。こういったエッジコンピューティングを生かした革新的なサービスやソリューションは多岐にわたり、顧客のビジネスや生活の向上に期待が寄せられています。
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(掲載日:2023年12月1日)
文:ソフトバンクニュース編集部