ソフトバンクは、町民のデジタルリテラシー向上支援を目的として、沖縄県竹富町で出張スマホ教室を開催しています。11月15日に竹富島で開催された出張スマホ教室とスマホ契約相談会の様子を取材しました。
最寄りのキャリアショップは隣の島
日本最南端の町である沖縄県の竹富町は、大小16の島々（有人島9つ、無人島7つ）から構成されています。水牛車観光ができる竹富島や、大自然が広がる西表島など、人気の観光スポットも多く、毎年多くの観光客が訪れます。
島々からなる竹富町に暮らしている4,000人ほどの人々がキャリアショップに行く場合、船に乗って隣の石垣島まで行く必要があります。島から島への移動は海路に限られているので、キャリアショップへ行くのも簡単ではありません。
そんな中、竹富町とソフトバンクは、2023年9月1日に「竹富町民のデジタルリテラシー向上支援に関する事業連携協定」を締結し、キャリアショップがない離島でのデジタルデバイド解消を目的として、出張スマホ教室を開催しています。
出張スマホ教室は、ソフトバンクのスマホアドバイザー®が講師を務め、スマホに興味がある方やすでにご利用中の方などに、スマホの便利さや楽しさを分かりやすく紹介しています。竹富町にキャリアショップがないため、島々を巡り、直接訪問して出張スマホ教室を開催するとともに、契約や利用料金に関する相談や契約手続きの受け付けも行っています。
実際にスマホを触って、楽しさと便利さを体験
2023年10月には西表島や波照間島で、11月には竹富島のまちなみ館で出張スマホ教室とスマホ契約相談会を開催しました。竹富島まちなみ館は、島民が研修・交流などをするための施設で、伝統的な赤レンガの家屋です。普段は島民の憩いの場所として利用されているそうです。事前に予約していた竹富島住民5人が参加しました。
今回のスマホ教室は「初めて触る！ スマートフォン体験講座」。今までスマホを使ったことがないけどスマホに興味があるという方や、使用しているものの利用に不安がある方を対象とした講座です。購入前に知っておきたいスマホの知識や基本操作などを紹介しています。スマホを持っていない方はもちろん、ソフトバンクの携帯を持っていない方も参加可能で、貸し出し用のスマホを用意して実施しました。
教室が始まるとスマホアドバイザー®が、モニターにスマホの画面を映して、基本操作を解説。そもそも “アプリとは何か” から、 180万個以上のアプリが存在する中で、自分に必要なアプリをスマホに追加することで機能が拡充されることをわかりやすく説明。iPhoneとAndroidの違いなども解説しました。真剣に説明を聞きながらメモを取る参加者の姿も見られました。
解説の後には、カメラを使った写真の撮り方やマップ検索、マップを拡大する方法、LINEのメッセージやスタンプの送り方など、実際に操作をして触れることでスマホの楽しさや便利さを体験。操作に迷った方には、都度アドバイザーやソフトバンクの担当者が近くでサポートし、1つずつ丁寧に説明をしていました。
出張スマホ教室には石垣島のソフトバンクショップのスタッフも同行しており、講座終了後に希望者から契約や利用料金に関する相談を受けたり、契約手続きの受け付けをしました。
竹富町民のデジタルリテラシー向上を支援していきたい
終了後、参加者に感想を聞きました。
70代の男性 「歳を重ねるごとにデジタル社会についていけないことが多くなった。このような体験教室を数多く開催してほしいと思う」
竹富町の出張スマホ教室を担当している担当者に話を聞きました。
ソフトバンク株式会社 営業推進統括部 営業サポート部
玻名城 均（はなしろ・ひとし）
「竹富町の担当者と会話している中で、デジタルデバイド解消に向けて、町民のリテラシー向上も課題ですが、そもそもキャリアショップが町内にないのでデジタルデバイス自体を所有していない町民もいるのでないかという課題もあり、スマホ教室と出張契約をあわせて開催できないかを協議して実施に至りました。今後も継続して竹富町の皆さまのデジタルリテラシー向上を支援する取り組みを実施していきたいです」
「スマホ教室」について
ソフトバンクは、より多くの人々に便利で豊かなライフスタイルを提供するため、情報へのアクセシビリティ向上を目指し、「誰もが平等で不自由なく、欲しい情報を得ることができる社会」に取り組んでいます。全ての人がデジタル化の恩恵を享受できるようにするため、全国のソフトバンクショップ※でスマホ教室を開催している他、自治体などと連携して、スマホの基本的な操作やアプリの使い方などの講座を各地で開催しています。
- ※
スマホ教室を開催しているソフトバンクショップの一覧は、こちらをご覧ください
（掲載日：2023年12月8日）
文：ソフトバンクニュース編集部
