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※ Duet AI for Google Workspaceは、現在、Gemini Enterpriseに名称変更されています。
皆さんは普段、Excel や スプレットシートなど表計算ソフトをどのような用途で使用していますか。
タスク管理表などの表作成やデータ分析のためのデータベースとして利用している方が多いのではないかと思います。同じ項目やカラム名であれ、ばすでに存在しているスプレッドシートを流用すれば問題ありませんが、項目の名前や数が全て同じであることはほとんどなく、白紙の状態から表やデータを作成するのは意外と工数がとられてしまいます。
そのようなときに活用できるのが今回リリースされた Duet AI for Google Workspace です。概要ブログにも記載があるように、Google スプレッドシートでは「データ整理の支援」を行ってくれます。
今回はスプレッドシートでデータの生成を試してみました。
スプレッドシートのAI機能を利用するには Help me organize を開きます。
新しく開いたファイルには下図の赤枠のように右側に Help me organize と書かれたウィジェットが表示されます。
ウィジェットが表示されない場合はメニューバーのボタンをクリックすれば表示できます。
ウィジェットに以下のプロンプトを入力します。
<入力プロンプト>
List of the top 10 items with the highest rate of increase in food prices in Japan this year
(今年日本で値上がりした食品の上昇率上位10商品の一覧)
[Create] を押すと以下の結果が出力されます。
プロンプトに入力した条件通り、上昇率を含むレコードが出力されました。プロンプトで特に明記していない「Date」や「Reason」といった項目は自動で追加してくれています。ただし、10商品という条件は無視され9件のレコードが出力されました。
同様に出力レコード数を指定したときの結果をみてみます。
<入力プロンプト>
Sales data of 100 records for retail stores in Tokyo, Osaka and Kanagawa from 2020 to 2023
(2020年から2023年までの東京、大阪、神奈川の小売店の売上データを100レコード)
プロンプトに入力した100レコードの出力を期待しましたが36レコードしか出力されませんでした。それ以外にも「上昇率15%以上のデータ」などさまざまな条件をいれてみましたが、数字に関する条件は拾ってくれないことのほうが多かったです。
はじめに記載しているように、スプレッドシートにおける Duet AI の機能は「データ整理の支援」です。そのため出力されたデータに整合性はなく、例えば同じプロンプトで [Create] を数回押すと毎回異なる出力結果が得られてしまいます。そのため、データ整理の支援機能であることを認識し、表のテンプレートやサンプルデータを作成するために使用することをお勧めします。
また、出力された結果をシートに反映するには [Insert] を押します。これでデータの生成および書き込みは完了です。
すでにシートに値が入力されている場合は Duet AI の機能を利用することはできません。そのため Insert した内容を更新したい場合は、新しくプロンプトを作成する必要があります。以前作成したプロンプトの履歴をさかのぼることもできません。
今回、スプレッドシートの Duet AI 機能を触ってみて、スプレッドシートを白紙の状態から作り始めなくて良くなるので、有益な機能だと感じました。想定されるケースに関する情報をプロンプトを入力すればすぐに表の枠組みやデータを作成してくれるため無駄な工数を削減することができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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