SNSボタン
記事分割(js記載用)

書道家クリエイターのもにゃゐずみさんに「5G」を創作漢字で表現してもらったら。

書道家クリエイターのもにゃゐずみさんに「5G」を創作漢字で表現してもらったら。

2020年に商用サービスが開始される次世代通信規格の「5G(ファイブジー)」。5Gによって産業構造まで変わるといわれていますが、「そもそも5Gって何が凄いの?」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回、クリエイターで書家の「もにゃゐずみ」さんとコラボし、5Gの各特長を創作漢字一文字で視覚的に表現してもらい、それぞれの制作意図や創作漢字を作る上でのポイントを聞いてみました!

もにゃゐずみさん

書道家クリエイター もにゃゐずみ

書道家として、独自の発想のもと多種多様な作品を創作する。作品がネット上に拡散されるたびに、テレビ・WEBメディアなどに取り上げられ、従来の書道家のイメージとかけ離れたクリエイターとしてネットメディアを中心に活躍中。

5Gをテーマにした5つの創作漢字の制作意図を、もにゃゐずみさんが解説

書道家クリエイター もにゃゐずみさんが「5G」を創作漢字で表現

  • 上記の画像は5Gの概念を元に作成しています。

それでは、5Gをテーマにした創作漢字「5G」「高速」「大容量」「多接続」「低遅延」の特長や制作意図をもにゃゐずみさんに解説してもらいましょう。

5G

書道家クリエイター もにゃゐずみさんが「5G」を創作漢字で表現

5G

今回制作した5つの漢字のうち、実はこの漢字だけはソフトバンクのご担当者の方が原案を考えてくださいました。私も事前に別の形の「5G」の漢字をイメージしていたのですが、こちらに一目惚れしてしまいました(笑)

この漢字は「丂」という字を「5」に見立て、「斤」という字を少し改変したものを「G」に見立てたものです。初見で5Gと読ませるのは難しいかもしれませんが、「5Gを漢字にした」という情報の後に見ると十分納得できるのでは、と思います。

高速

書道家クリエイター もにゃゐずみさんが「5G」を創作漢字で表現

高速

「速さ」が「速い」ので意味合い的には「速」にスピード感を持たせるのが正しいのですが、「高」の方が横棒の多さから残像を入れても不自然でないこと、また残像を入れても全体的なコントラストが均一でシルエットとして整うことから「高」を選びました。「高」に「速」さをつけて、略して「高速」といったイメージです。

書道家クリエイター もにゃゐずみさんが「5G」を創作漢字で表現

「速」に残像を入れると下の画像のように、どうしても歯抜け感が出てしまうということで、没にしました。

大容量

書道家クリエイター もにゃゐずみさんが「5G」を創作漢字で表現

大容量

容量の「容」の字の口を大きくすることで大容量を表現。「容」という字の冠は実際「ウ冠(うかんむり)」+「谷」ですが、あえて「穴冠」にすることで、なるべく自然に「口」の為の十分なスペースを確保しました。

多接続

書道家クリエイター もにゃゐずみさんが「5G」を創作漢字で表現

多接続

「継」という字の異体字「繼」の「糸」をさらに増やしました。「続」や「繋」の「糸」を増やす方向も検討しましたが、「続」の方は糸を増やしたところで見た人は「沢山糸を売るの?」という印象しか受けませんし、「繋」の方も同じように「糸」以外の「車」「殳」がピンと来ないことと、明朝体という点でピラミッド型に増やすこともできませんので、どうしても無理矢理感が出て単調なイメージを持たれてしまいますので、こちらにしました。

低遅延

書道家クリエイター もにゃゐずみさんが「5G」を創作漢字で表現

低遅延

形は「雨」からの派生で、アンテナによって双方を繋いでいるイメージ。中心線ははねないので左右の「同」が全く同じにはなりませんが、「ほぼ同じ=低遅延」ということを表現しようと試みました。こちらは他の4つのものと違って、パッと見のビジュアルではやや読み取りが難しいかと思います。意味を見てから「ああ、確かに。そういうことか。」と思ってもらえると嬉しいです。

創作漢字のポイントは3つ。「ありそう」「インパクト」「意味がわかる」

創作漢字を作ろうと思ったきっかけはなんですか?

書道家として活動する中で、これまでに見たことも聞いたこともない複雑な漢字をオーダーいただいたことがきっかけです。調べてみると、そこには何万という膨大な数の漢字が存在していました。そんな幾多の漢字を眺めているうちに、自分でも作れるのでは、と。興味本位で始めたんです。

そもそも、創作漢字を作る上でのポイントはありますか?

重視しているのは 「ありそう」「インパクト」「意味がわかる」 の3点ですね。なるべく偏りすぎないことで無理矢理感をなくすことが重要だと考えています。 例えば、「インパクト」に重きを置きすぎると「ありそう」が失われます。そういったバランスを考えながら創作漢字を作っていますね。

SNSで大きな話題になった「タピオカ」の創作漢字を作ったのも、もにゃゐずみさん

書道家クリエイター もにゃゐずみさんが「5G」を創作漢字で表現

以前『たぴおか』という漢字を作った際には、タピオカを表現すべく「甘」に「○」を1つ加えましたが、もしこれを増やして実際のタピオカを再現しようとしすぎると、インパクトや意味の伝わりやすさは上がりますが、増やせば増やすほど漢字らしさからは遠くなっていきます。

実際タピオカが1粒しか入っていないようなケチなタピオカドリンクは存在しません(笑)。でも、伝わりますよね。創作漢字を作る際にはそのような絶妙な加減を大事にしています。

他にも、「エヴァンゲリオン」などの名作も生み出しています

トライしてみての感想はいかがでしたか?

1つのテーマに対して複数の漢字を創るというのは初めてだったので、難しくも大変、為になる経験でした。また、情報通信技術については以前から興味があり、個人的に調べて研究しているテーマでもあったので、このような機会にソフトバンクさんと一緒にお仕事できたことは、とても嬉しく思います。

ありがとうございました!

たった一文字の漢字で表現できてしまう創作漢字で「5G」の凄さが少しはイメージできましたか? あらゆるものがスピーディに繋がっていく5Gの時代、今から楽しみですね。

SoftBank 5Gの特設サイト

「5G」に興味を持った方はこちらもご覧ください

ネットが遅いなんて無くなるかも?次世代通信5Gで変わる、私たちの未来生活(前編)

ネットが遅いなんて無くなるかも?次世代通信5Gで変わる、私たちの未来生活(前編)

身近なモノが何でもネットにつながる時代に 次世代通信5Gで変わる、私たちの未来生活(後編)

身近なモノが何でもネットにつながる時代に 次世代通信5Gで変わる、私たちの未来生活(後編)

5GとVRで新しいスポーツ観戦を! リニューアルしたヤフオクドームに行ってきた

5GとVRで新しいスポーツ観戦を! リニューアルしたヤフオクドームに行ってきた

テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り「サマステ」のソフトバンクブースで5Gのデモを体験。高速・大容量の「5Gかき氷」もお目見え

テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り「サマステ」のソフトバンクブースで5Gのデモを体験。高速・大容量の「5Gかき氷」もお目見え

「5G×IoT」で人々の生活はどう変わるのか。ソフトバンク先端事業企画部 担当者インタビュー

「5G×IoT」で人々の生活はどう変わるのか。ソフトバンク先端事業企画部 担当者インタビュー

(掲載日:2019年7月26日)
文:ソフトバンクニュース編集部
漢字:もにゃゐずみ