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SoftBank 東北絆CUP 優勝特典、プロによる一日指導を開催! バスケ男子優勝チームに密着しました!

東北の子どもたちにスポーツや文化活動の機会を提供することを目的とした「SoftBank 東北絆CUP」。
2019年7月14日に岩手県陸前高田市で行われたバスケットボール大会の親善試合 男子の部では、「絆混成チーム」が見事優勝しました。優勝特典として用意されたのは、プロによる指導と国内男子プロバスケットボール B2リーグの仙台89ERS U15チームとのエキシビションゲームです。5カ月ぶりの再結成となった絆混成チームの1日をレポートします!

「SoftBank 東北絆CUP」バスケットボール大会

「SoftBank 東北絆CUP」は、東日本大震災の復興支援の一環として2018年から開催。昨年夏に行われたバスケットボール大会には、岩手、宮城、福島の3県から約250名の小・中学生が参加しました。個人で応募した子どもたちは、その日初めて会った子どもたちと「絆混成チーム」を結成し、親善試合に臨みました。

250名の小中学生が白熱プレー!バスケットボール大会

志村コーチと再会! チームでのプレースキルを伝授

昨年夏の大会で、試合前の遠隔指導と試合当日の監督としてコートに立っていただいた仙台89ERS ゼネラルマネージャー 志村雄彦さん。今回の試合でも引き続き指導いただくことになりました。久しぶりに再会した緊張気味の子どもたちに、積極的に声をかけながら練習スタートです!

仙台89ERS U15チームとの対戦を前に、日頃同じチームでプレーすることがなく、密にコミュニケーションを取っていない絆混成チームには、個のスキルを高める練習ではなく、フォーメンションプレーを重視し、チームプレーで得点を上げられるような練習を重点的に行いました。

白板に書きながらフォーメーションを子どもに伝える志村さん

ミスター89ERSと呼ばれ、「仙台の顔」として活躍したスターの指導に、子どもたちも真剣に耳を傾け、少しでも吸収しようとシミュレーションを繰り返します。

フォーメーションを繰り返し確認する絆混成チーム

エキシビションゲームスタート! 練習の成果はいかに!

志村さんとの練習を終え、いよいよ仙台89ERS U15とのエキシビションゲームがスタートです!
仙台89ERS U15は次世代の選手育成を目的として選抜された子どもたちで、週3回の練習の他、練習試合や各種大会への参加も行っており、入団にはトライアウトが実施されています。同世代のトップレベルのスキルを持った子どもたちとの対戦とあって、ゲームスタート直後は点差が開き、苦戦する場面も。

ベンチに戻る子どもたちの中には、肩を落とし、早くも諦めの気持ちが見えつつありましたが、志村コーチが声をかけて「さっきの攻めは得点にならなかったが、チームに元気を与えた」「声を出して仲間と連携していこう」など子どもたちを励ましてくれました。

ゲーム序盤は力みが入っていた絆混成チームも、第3クオーターに入った頃には徐々に余計な力が抜けて周りが見えるようになってきました。これまでは個人でゴールを目指しがちだったプレーも、仲間の姿を確認しながらパスを回したり、自分がディフェンスのかなめとなってボールを進めたりと、絆混成チーム本来の調子を取り戻していきました。

これまで志村コーチを介して行っていたフォーメーションの確認も、子どもたち自身で会話をしながら作戦を立てるなど、チームとしての動きがどんどん活発になってきました。

試合最後には、3ポイントシュートのブザービーターを決め切って終了! 84対53で負けたものの、後半の怒涛のシュートポイントは、応援している人たちの胸を熱くさせ、もっと見ていたいと思わせるプレーとなりました!

一日指導と試合の感想は? さらなる特典も!?

試合終了後の子どもたちは、悔しがってはいたものの、どこかすっきりした表情に。参加した皆さんに感想を聞いてみました。

岩手県宮古市から参加した鈴木琉久(りく)さん
「U15チームはやはり強かったです。夏に初めて結成したチームで今回挑みましたが、さらに絆が深まったと思います。また来年も参加したいです」

仙台89ERS ゼネラルマネージャー 志村雄彦さん
「今回のように苦しく感じるゲームは、これからも必ずあるはず。U15 チームは確かに強かったと思いますが、相手のせいにして諦めたら成長はできません。苦しい時のチャレンジだからこそ、もっともっと成長できると思います。ぜひこれからも頑張ってください」

仙台89ERS U15 コーチ 加藤真さん
「このアリーナは、体育館とは違って特別な雰囲気がある場所です。このような場で試合をすることはとても良い経験になったのではないかと思います。中学生の頃に多くの経験をすることで、飛躍的に成長できます。夏の親善試合でチームを指導しましたが、メンバーの皆さんには、さらに高みを目指してほしいし、もっとバスケを好きなってもらえたらうれしいです」

エキシビションゲーム後、絆混成チームは仙台89ERSの選手をコートに迎え入れるエスコートキッズを初体験! ハドルに参加し、プロ選手との交流を楽しんだり、試合をコートそばで観戦するなど、特別な時間を過ごしました。

その他の種目でも優勝特典の一日指導が開催されました!

野球大会 優勝チーム 東松島市立鳴瀬未来中学校(2019年10月4日)

東松島市立鳴瀬未来中学校に訪問したのは、元プロ野球選手の豊田清さん(元西武ライオンズ、読売ジャイアンツ ピッチャー)、田口昌徳さん(元日本ハムファイターズ、福岡ソフトバンクホークス キャッチャー)、中根仁さん(元近鉄バファローズ、横浜ベイスターズ外野手)です。

キャッチボールから始まり、一人一人の走塁や守備を見ながら、都度アドバイス。フォームの意味や、効果を最大限発揮させるために考えながら動くこと、日々の柔軟の必要性などを生徒に指導しました。

野球大会 当日の様子はこちら!

サッカー大会 優勝チーム 仙台市立六郷中学校(2019年11月24日)

仙台市立六郷中学校を訪問したのは、元日本代表 福西崇史さん、元ベガルタ仙台他 小針清允さん。
小雨降るあいにくの天候でしたが、福西さん小針さんによる熱の入った指導に子どもたちの目は真剣そのもの。パスを受けて、次につなげる。常に周りを見て考えながらサッカーをやるという基本を徹底的に指導します。

終わった後の教室では、「印象に残っている試合は?」「練習で心掛けていることは?」など、2人への質問がたくさん出て、楽しい時間となりました。

サッカー大会 当日の様子はこちら!

バスケットボール大会 女子優勝チーム いわき市立泉中学校(2019年12月1日)

いわき市立泉中学校には、島ファイヤーボンズの森山知広ヘッドコーチ、村上慎也キャプテン、徳川慎之介選手、鈴木大選手、そして武藤修平選手の、5名がコーチとして訪問しました。

森山ヘッドコーチが中心となり、柔軟性を鍛えるためのトレーニングや、試合中にどのようにパスを渡すかなど、普段なかなか経験できないプロならではの視点で試合に勝つためのコツを伝授。あっという間の2時間でしたが、泉中女子バスケの皆さんがこの経験を生かして、今後ますます活躍されるのを期待しています!

バスケットボール大会 当日の様子はこちら!

「SoftBank 東北絆CUP」では、東北の子どもたちに普段できないような経験を提供することで、夢を持つこと、挑戦することの楽しさを体験してほしいと思っています。

口に出した夢はつよい。
この合言葉の下、協力いただいた皆さまと共に、これからも「SoftBank 東北絆CUP」の輪を広げていきます。

(掲載日:2020年1月24日)
文:ソフトバンクニュース編集部

「SoftBank 東北絆CUP」とは?

SoftBank 東北絆CUP

「SoftBank 東北絆CUP」は、東日本大震災の復興支援の一環として2018年から開催。スポーツ(バスケットボール・野球・サッカー・自転車・卓球)、文化活動(吹奏楽)に励む東北の子どもたちが、親善試合や舞台発表、プロアスリートや専門家からの指導を通じて、精いっぱい楽しみ、互いに交流を深められる機会となっています。

スポーツ・文化活動を被災地の子どもたちへ。「SoftBank 東北絆CUP」にかける思い

スポーツ・文化活動を被災地の子どもたちへ。「SoftBank 東北絆CUP」にかける思い

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