一般社団法人 プラットふくしま、郡山市、ソフトバンク株式会社の3者は、2022年4月15日、AIやロボットを活用した教育に関して連携を開始したことを発表しました。さっそく市内の小学校にPepperが1台貸し出され「入校式」が執り行われました。
Pepperがサプライズで登場! 歓喜する児童たち!
この日、郡山市立金透小学校の体育館に、同校の4~6年生の児童が集められました。その理由を知らされていなかった児童に対し、先生が「今日は皆さんの新しい仲間を紹介します」とPepperを招き入れると、体育館には喜びの歓声が響きます。
Pepperは「プログラミング授業の面白さを伝えていくから、みんなも一緒に楽しんで勉強していこうね」とあいさつすると、さっそく金透小学校に「入校」することに。今後は先生として、また児童の仲間として活躍することになりました。
小中学校にPepperを、高校に「AIチャレンジ」をそれぞれ提供
Pepperの入校に先立ち、一般社団法人 プラットふくしま、福島県郡山市、ソフトバンクは、「AIやロボットを活用した教育に関する連携を開始」することを発表しました。この連携では、児童や生徒のICTへの関心やスキルを高めることを目的に、郡山市の小中学校に人型ロボット「Pepper」を貸し出してのプログラミング教育の支援や、高校向けにAI活用人材を育成する教育プログラム「AIチャレンジ」の提供が実施されます。
児童や生徒の「プログラミング的思考力」の向上や、情報活用教育の推進に取り組んでいる郡山市の基本計画に対し、福島県で子どもたちの教育機会向上の活動を行っているプラットふくしまが賛同。プラットふくしまが地元企業に支援を呼びかけて協賛金を募ります。
今回の発表時点ですでに8社が賛同の意を示しており、プラットふくしまは取り組みが長期的に続くような仕組みを構築する方針です。
ソフトバンクはPepperのプログラミング教材や「AIチャレンジ」の提供に加え、導入校の教職員向けの研修や授業のサポートなどで貢献します。
ソフトバンクを代表して記者会見に臨んだCSR本部長の池田昌人(写真左)は、「これまで進めてきたふるさと教育支援は、地元支援企業が地元の子どもたちにPepperを用いた教育提供を支援する仕組みでした。複数の地元支援企業を取りまとめて地域の教育を支援する今回の仕組みは全国初となります。今後はこの取り組みを全国に広げていきたい」と今回の連携への抱負を述べました。
まずは、郡山市立金透小学校にPepperが1台貸し出され、今後、市内の小中高校にPepperや「AIチャレンジ」が、順次提供される予定です。
今回の連携の詳細は以下でご確認いただけます。
プラットふくしま、郡山市およびソフトバンクがAIやロボットを活用した教育に関する連携を開始
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(掲載日:2022年4月19日)
文:ソフトバンクニュース編集部
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