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“他者を理解し受け入れること” 誰もが自分らしく働き、活躍できる企業とは?(前編)

「ダイバーシティ」という言葉、皆さんは聞いたことありますか?
“多様性”を意味するこの言葉。ここ数年の社会の大きな流れとして、社会や企業における女性、障がい者、外国人、LGBT、マイノリティーなど年齢や性別・国籍に捉われない人材活用や働き方の多様性を尊重する取り組みとして注目されています。

誰もが自分らしく活躍できる企業とは?
ソフトバンクで「多様な人材が活躍できる環境づくり」に取り組む担当者お2人にインタビューしました!

今、ソフトバンクでは“多様な人材が活躍できる”環境づくりに取り組んでいると聞きました。

木戸:今年の4月からダイバーシティプロジェクトが本格的に立ち上がったのですが、2013年から議論はすでに始まっていました。そもそも当社の人事ポリシーの一つに、「『挑戦する人』にチャンスを」というものがあります。どんな背景を持っている人でも、チャレンジする気持ちがあればそれを妨げてはならない。そんな思いがある会社ですので、今の動きが生まれたのは、ごくごく自然な流れでした。

“多様な人材が活躍できる”環境づくりと一言で言っても、いろいろだと思います。具体的にはどんな取り組みがあるのですか?

田口:働き方に関する施策としては「在宅勤務」や「スーパーフレックス」があり、その他にも、間もなく私もお世話になる「育児支援」の他、最近では今年10月から導入した「同性パートナーの配偶者登録」などがあります。他にも、キャリア形成機会の提供として、孫 正義の後継者を育成する目的の「ソフトバンクアカデミア」や、「キャリアカレッジ」「フリーエージェント制度」など、誰でも可能性を広げられるようなさまざまなサポートを準備しています。

その他、他社と比べて、特徴があると思われる部分を教えてください。

木戸:障がい者雇用は力を入れており、在宅勤務や通院のための休暇を設けるなど制度面を整えています。グローバル採用は、国籍に関わらず優秀な人材は適材適所で採用を行っていますが、特にエンジニアなどは海外に優秀な人材が多いので、そういった職種での採用も多いですね。

また、先日発表した同性パートナーを配偶者として認める社内規程改正に関しては、新聞などのメディアでも大きく取り上げられ、注目を浴びるニュースになりました。

田口:この制度に関して、社員の方が「会社からお祝いしてもらえるとは思っていなかった」と感謝のコメントを送ってくれたんです! うれしかったですね!

制度の立ち上げに携わった田口さんにとっては、何よりの言葉でしたね。社員の方からは他にどんな反応があったのですか?

木戸:やはりデリケートな問題ですので、社員の捉え方もさまざまではありますね。でも大事なのは“マイノリティーを優遇”するのではなく、“みんなを平等に”扱うという姿勢なんです。これはダイバーシティで扱う全ての問題に言えることで、根っこにあるのはいかに他者を理解できるか、なんですよね。

田口:当社にはさまざまな会社同士が合併を繰り返して今に至る、という歴史がありますので、他の会社に比べると“異なるものを受け入れる”という風土があると思うんです。こんなにいろいろな企業文化が融合した会社は、他にはありませんから。

ソフトバンクならではの受容力があるということですね。

木戸:社員には受け入れてくれる力があると信じていますが、それに甘んじて、ただ待っているだけでは駄目ですね。どんな改革にせよ、メッセージを発信し続けていくことが大事だと思っています。

やると宣言して、後は放ったらかしではなく、言ったからには責任を持って先導し、旗振り役をこの先も担っていく。さまざまな制度が整ってきた今、私たち人事の仕事はむしろこれからと言ってもいいでしょうね。

インタビュー後編では、個々のスタイルやライフステージに合わせた多様な働き方推進の取り組みについて、さらに聞いていきます!

後編へつづく >

プロフィール

木戸 あかり(左)
人事本部 戦略企画統括部 人事企画部 人事企画課
2013年よりダイバーシティ関連の業務に取り組み、現在はプロジェクトリーダーとして活躍中

田口 亜矢子(右)
人事本部 戦略企画統括部 人事管理部 労務厚生企画課
働き方や育児支援をはじめとするさまざまな社内制度の立ち上げに関わり、2013年よりダイバーシティ関連の業務に取り組み現在に至る

ソフトバンクの取り組みをもっと知る

(掲載日:2016年10月25日)