「ふるさと納税」をすると良いと聞くけど、手続きが面倒そう… や、仕組みを理解するのが難しい、どのようなメリットがあるのか分からないという理由で、なかなか一歩を踏み出せていない人も多いのではないでしょうか。ふるさと納税の仕組みや、ステップ、注意点も踏まえて、分かりやすく解説します。
目次
株式会社さとふる 経営戦略室 広報グループ
道岡 志保(みちおか・しほ)さん
広報担当。PRコンテンツの企画・運営や取材対応の他、日々新しいお礼品やユニークなお礼品をチェックしSNSで発信している。
図解で学ぶ! ふるさと納税の仕組み
ふるさと納税とは、「納税」という言葉がついていますが、生まれ育った故郷や応援したい街など、自分が好きな自治体を選んで寄付できる制度のことです。ふるさと納税では、本来は自分の住まいがある自治体に納めるはずの税金を、ふるさと納税を利用して好きな自治体に寄付をすることで、税金の還付・控除が受けられる仕組みです。控除上限額は、ふるさと納税をする方の年収(所得)や家族構成などに応じた各種控除の金額などによって異なります。自己負担額として2,000円がかかり、控除上限額から2,000円を差し引いた金額が控除の対象になります。
ふるさと納税は、ある程度の収入があり、所得税や住民税も納めている人であれば、受けられる恩恵が多い制度と言えます。
例えば、ふるさと納税の控除限度額が5万円の場合、自己負担額2,000円を差し引いた4万8,000円が控除される対象となります。
ふるさと納税の4つの魅力
仕組みが分かったところで、ふるさと納税を利用すると具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
① さまざまな地域に寄付ができる
生まれ育った故郷に限らず、旅行で訪れて好きになった街や応援したい地域など、全国の自治体に寄付ができます。
② 寄付の使い道を指定できる
寄付する自治体だけでなく、寄付金の使い道も自由に選択ができます。自治体ごとにまちづくりや、教育・子育て、復興支援、産業の振興などさまざまな使用目的が用意されています。
③ 返礼品がもらえる
ふるさと納税に取り組んでいる自治体では、寄付のお礼として返礼品を用意しているところが多くあります。返礼品には食品から日用品まで幅広くそろっているので、地域の特産品や産業を知り、返礼品を楽しめるのもふるさと納税の大きな魅力の1つです。
④ 税金還付・控除が受けられる
ふるさと納税では控除上限額内で寄付を行うと、自己負担額2,000円を引いた残りの金額が所得税の還付または住民税の控除として翌年受け取ることができます。控除上限額は収入や家族構成によって異なるので注意が必要です。
控除上限額を超えないように気を付けて寄付をしましょう。上限を超えてしまうと自己負担額が増えてしまうことになります。
こんな変わり種の返礼品も! 食品や日用品だけじゃない「体験型返礼品」
最近では、「体験型返礼品」に注目が集まっており、体験型の返礼品を追加する自治体がとても増えています。一般的に知られている食品や日用品、宿泊券のほか、各自治体の工夫が凝らされた、ユニークな返礼品を紹介します。
変わり種返礼品の例
申し込み手順は? スマホからでも行える簡単3ステップ
ふるさと納税の申し込みにはいくつか方法がありますが、スマホやPCから、ふるさと納税のポータルサイトで行うのが簡単でおススメです。今回は「さとふる」を使って申し込み方法を見ていきましょう。
さとふるは、初めてふるさと納税をする方でも安心してご利用いただけるようにサイトの設計など分かりやすさにこだわっています。数多くある返礼品を探しやすくカテゴリで分けていたり、面倒な控除手続きもアプリから簡単に行えるようになっています。また、返礼品の配送は日時指定ができないことが多くいつ届くか分からないことも多いのですが、さとふるでは、日時指定ができる返礼品もあります。
ふるさと納税サイト「さとふる」
ふるさと納税を推進し、地域活性化を促進するための総合サイト。 応援したい自治体や特産品情報を簡単に見つけることができ、ふるさと納税の申し込みも簡単な手続きで行えます。
ステップは大きく3つ。初めての方でも分かりやすく手順を紹介します。
STEP 1: 控除上限額を調べる
ふるさと納税を利用するにはまず、ご自身の収入や家族構成の情報をもとに控除上限額の目安を事前に把握する必要があります。これにより、自己負担額を2,000円に収め、かつ自分がいくら自治体へ寄付できるのかが分かります。ふるさと納税サイトで確認できる控除上限額はあくまで目安となるので、より正確な計算方法や金額を知りたい場合は税理士などに問い合わせください。
STEP 2: 自治体に寄付する
控除上限額の目安が分かったら、応援したい自治体や好きな返礼品を選んで寄付を行います。自治体によって、地域の肉、魚介、果物をはじめ、工芸品などの特産品や、地域の施設の優待券・宿泊券などが幅広いお礼品がそろっています。
さとふるで扱っている返礼品の数は60万点を超えています。数が多いため、人気ランキングや、特集でおススメの返礼品を紹介していたり、カテゴリ検索を設けるなど、さまざまな方法で検索いただけます。また、さとふるでは、地域の対象加盟店で使える「PayPay商品券」も返礼品として受け取ることができます。現在では、500を超える自治体がPayPay商品を返礼品として設けています。
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STEP 01
ページトップの「お礼品を探す」を選択。
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STEP 02
お好きな検索方法で自治体や返礼品を探すことができます。例えば、寄付金額から探したい場合は、「寄付金額」を選択します。
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STEP 03
金額別から寄付したい金額を選択して、検索結果から好きな返礼品や自治体を選びます。
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STEP 04
内容を確認して、「カートに入れる」をタップ。
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STEP 05
「この地域の寄付手続きへ進む」をタップ。
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STEP 06
確認事項の内容を確認し、「個人情報取扱い規約等の利用規約に同意する」にチェックを入れ、寄付者情報の入力に進みます。
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STEP 07
寄付者情報を入力します。希望の控除方法、お届け先、お支払い方法を選択し、必要な情報を入れたら、入力情報の確認をタップ。
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STEP 08
入力内容と注意事項を確認して、「上記注意事項に同意の上、送信する」から次の画面に進みます。
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STEP 09
寄付の使い道を指定して、お申し込みは完了です。申し込みが完了すると、メールが届きます。
さとふるで寄付を申し込むと「さとふるマイポイント」が貯まります。キャンペーンも定期的に行っており、エントリーして寄付を行うとさらにポイントを獲得でき、貯まったポイントは、PayPayポイントまたはAmazonギフトカードへ交換ができます。
控除を受けるには忘れずに控除手続きを!
STEP 3: 控除手続きをする
寄付の申し込み・支払いが完了すると、自治体から返礼品と寄付金受領証明書が届きます。寄付金控除の申請には、「ワンストップ特例制度」と「確定申告」2つの方法があり、どちらもふるさと納税で税金の控除を受けられる手続きです。
ワンストップ特例制度とは
確定申告を行わずに、ふるさと納税の寄付金控除を受けられる便利な仕組みです。ふるさと納税先の自治体が、1年間で5自治体以内であれば利用できます。会社員など年末調整を受けている方は、この制度を利用することで確定申告をしなくても寄付金控除を受けることが可能となります。
下記のチャートを参考に、ご自身にあった方法を確認してみてください。
ワンストップ特例制度を利用すると、確定申告をせずに寄付金控除を受けることができます。寄付をした翌年の1月10日までに、寄付先の自治体に必要書類を提出する必要があります。期限を過ぎてしまうと確定申告を行わなければいけなくなってしまうので注意しましょう。ワンストップ特例制度が適用されると、翌年の6月以降に支払う住民税から自動的に控除されます。
ふるさと納税以外に確定申告しなければいけない方、あるいは1月から12月でふるさと納税の寄付先が6自治体を超える方は、確定申告を行いましょう。確定申告を行う場合は、寄付先の自治体から送付される寄付金受領証明書が必要になるので、なくさずに手元に保管しておきましょう。
さとふるアプリなら、「さとふるアプリdeワンストップ申請」で簡単にワンストップ特例制度申請を行えます。対象の自治体であれば、マイナンバーカードとスマホさえあれば申請ができ、自治体に申請書類を送付する必要がないので便利なサービスです。また、面倒な確定申告も、ふるさと納税専用の「カンタン確定申告」のサービスを利用すれば、情報を入力するだけで簡単に確定申告書のPDFを作成できます。
1人でふるさと納税を行うのは少し不安… という方は
身近にふるさと納税について聞ける人がいない、いきなり1人で行うのは少し不安… と思う方もいますよね。初めての方でも安心して行ってもらえるように、スマホアドバイザーが在籍するソフトバンクショップでは、「ふるさと納税教室」を開催しています。ふるさと納税の仕組みから、さとふるを使った申し込み手順、控除手続きの方法など、分かりやすく教えてくれますよ!
ソフトバンクのふるさと納税教室では、「寄付編」・「控除申請編」を受講できる
ソフトバンクショップで開催されているふるさと納税教室では、スマホアドバイザーがふるさと納税の制度や仕組みを分かりやすく教えてくれます。「寄付編」の講座では、ふるさと納税の基本的な知識を身に付けた後、実際にさとふるのアプリを使って、自治体への寄付の申し込み手順などを体験します。「控除申請編」の講座では、寄付金控除の申請方法を説明。さとふるのアプリで行える「さとふるアプリdeワンストップ申請」のサービスなど、初めての方でも簡単に行える控除方法を紹介します。
今回は、「寄付編」のふるさと納税教室を取材してきました。メモを取りながら真剣にスマホアドバイザーの話を聞く参加者。さとふるのアプリを使いながら気になる返礼品を探したり、教室の最後には質問をしたり積極的に参加されていました。他にも受講されたお客さまからは、ふるさと納税の制度や仕組みを分かりやすく丁寧に教えてもらえて、面倒で難しいと思っていたふるさと納税のイメージが払拭(ふっしょく)されたなどのお声をいただいています。
ふるさと教室は、ソフトバンクユーザー以外のお客さまも受講が可能です。受講には予約が必要なので、店頭・電話またはウェブサイトから事前予約を行いましょう。
オンラインでのスマホ教室の予約方法
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STEP 01
お住まいの近隣の店舗を探します。
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STEP 02
店舗名をタップ。
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STEP 03
画面を下にスクロールし、店舗受付サービスから「スマホ教室」をタップ。
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STEP 04
「スマートフォン 便利な使い方」から「スマホでふるさと納税」を選択。
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STEP 05
内容を確認し、「この教室を予約」を選択。参加人数を選んで、「日時の選択」へ進んでください。
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STEP 06
受講したい日時から、予約可能な日時を選択します。ポップアップ画面が出てきたら、「はい」をタップし、続けてお客さま情報を入力して予約が完了。予約完了後、登録した携帯電話番号にSMSで連絡が届きます。
(掲載日:2023年12月13日)
文:ソフトバンクニュース編集部
初心者向け「ふるさと納税教室」を開催中!
スマホアドバイザーが在籍する全国のソフトバンクショップで、さとふるアプリを活用したふるさと納税スマホ教室を開催しています。ふるさと納税の疑問を解決し、ふるさと納税の利用方法などを分かりやすくスマホアドバイザーが教えます。