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Z世代の価値観を取り入れ新サービスの創出へ。亜細亜大学と取り組む共同研究プロジェクト

新サービスの検討にZ世代の価値観を。亜細亜大学と取り組む共同研究プロジェクト

亜細亜大学とソフトバンクが、新規事業の検討にZ世代の観点を取り入れるための共同研究プロジェクトを実施。2つの分野をテーマに学生が研究した内容についての発表会が行われました。

トレンドを作り出すZ世代の観点は新規事業検討に不可欠

昨今のスマホを中心とした新しいサービスにおいて、Z世代はトレンドを作り出す大きな存在。彼らからの支持が非常に重要なものとなってきています。

今回、亜細亜大学との共同研究プロジェクトを実施したのは、コンシューマ向けの新規事業開発に取り組んでいるソフトバンク株式会社の新規事業開発本部。広くZ世代の消費者視点を補うべく、亜細亜大学との共同研究を2023年11月から12月にかけて実施しました。学生から直接フィードバックを受け、Z世代に支持される事業案の質や量を向上し、ソフトバンクの今後の新規事業開発に役立てることが目的です。

プレゼンテーションでアイデアなどを提供することで、学生が新規事業開発に関わる機会を体験し、今後のキャリアに役立てることも目指しています。

Z世代が使ってみたくなるアイデアを自らの目線で提案

Z世代発!使ってみたくなるアイデアをZ世代が提案

今回学生たちが研究発表に取り組んだテーマは2つ。1つは、若い世代を中心に徐々に人気が高まりつつあるeスポーツ。もう1つは、2023年4月に日本に上陸しソフトバンクが取り扱う一部のAndroid端末で楽しめる、比較的新しいサービスであるスマホロックスクリーンメディア「Glance」です。

eスポーツを研究した亜細亜大学ホスピタリティ・マネジメント学科の学生たちは、学内、アルバイト先、高校の同級生や社会人コミュニティーを活用した調査結果から、学生を取り巻くeスポーツへの意識やプレー状況の現状、eスポーツをもっと身近なものにするためのZ世代視点でのたくさんのアイデアを発表。「Glance」を研究した学生たちも、実際のサービス体験、グループインタビューやウェブアンケートなどでリサーチした結果や、もっと「Glance」を使いたくなるようにするためのアイデアをプレゼンテーション。発表を聞いたソフトバンクやゲスト参加したGlanceの関係者は、Z世代の使い方やサービスに求める期待値や価値観に興味深く聞き入っていました。

Z世代発!使ってみたくなるアイデアをZ世代が提案
Z世代発!使ってみたくなるアイデアをZ世代が提案

質疑応答で話題になったのは、スキマ時間に何から情報を得ているかです。大人世代は文字情報で確認しようとするのに対し、学生たちの間では動画や音声で気軽に確認するのが主流になっていることが判明。世代間の違いを知った大人世代の参加者たちからはどよめきが起こっていました。

Z世代発!使ってみたくなるアイデアをZ世代が提案

取り組みを発案したソフトバンク株式会社 新規事業開発本部 担当部長の佐竹崇司は、「普段、接点を持ちにくいZ世代との共同研究を通し、ダイレクトに価値観に触れる機会を得られました。中には、われわれが想像もしないような機能の提案もあり、大きな気付きと刺激を得ることができ、一同高い満足度を得ています。

今回の提案にご協力いただいた亜細亜大学の那須一貴教授と木崎英司教授からは、『授業の内容がビジネスにどのように活用されるかの “実践的な場” になった上、プレゼンテーションの経験を積めたことは就職活動などにおいて非常に大きな資産になり、学生の自信とゼミへの積極性が以前より高まった』とフィードバックをいただいています。亜細亜大学とソフトバンクの双方にとって、今後さらに大きな成果につなげられるように、来年度もスケールアップしたプロジェクトを実施する予定で企画を進めてまいります」と今後へ向けた意気込みを語っています。

(掲載日:2024年2月13日)
文:ソフトバンクニュース編集部