お知らせ 2025年

カーボンインセットプログラムを活用した
スギ放置林再生の実証プロジェクトを開始

~脱炭素社会と地域の自然再生の両立をめざして西川町で第1号プロジェクトが始動~

2025年7月31日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、一般社団法人ナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアム(以下「NCCC」)が提供するカーボンインセットプログラムを活用し、山形県西川町と連携してスギの放置林を再生する森林再生プロジェクトを開始します。

このプロジェクトは、企業が自主的に行うCO2の吸収・固定・除去などの活動によって得られる温室効果ガス対策の貢献を、NCCCが評価・認証するカーボンインセットの仕組みに基づいた実証事業です。

ソフトバンクは、持続可能な社会の実現と事業成長の両立を経営課題に掲げ、気候変動や資源枯渇といった環境問題に積極的に取り組んでいます。
環境省による「エコ・ファースト企業」認定の他、日本経済新聞社の脱炭素経営ランキング「GX500」では、2023年~24年に2年連続で総合1位を獲得するなど、環境分野で高い評価を受けています。このプロジェクトも、産業界における脱炭素化を推進する先進的な取り組みの一つです。

このプロジェクトは、2024年4月に締結した「森林保護と誰一人取り残さないまちづくりに関する事業連携」協定に基づき、西川町と連携して実施されます。2025年8月からの6年間で、長期間放置されていた約2.5ヘクタールのスギ人工林を対象に、広葉樹林への段階的な更新とCO2吸収量の測定を行います。評価・認証には、J-クレジット方法論(FO-001)を参考にしたNCCCの認証ルールを適用します。
また、地域の自然再生によって得られたCO2吸収量は、温室効果ガス対策への貢献として可視化・発信していく予定です。

今後もソフトバンクは、企業による自主的な温室効果ガス対策を推進するとともに、NCCCをはじめとするさまざまな団体と連携し、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

[注]
  • カーボンクレジットの発行・取引によるカーボンオフセットとは異なり、企業が自主的に実施する温室効果ガスの吸収・固定・除去活動などについて、定量化・評価する取り組みです。

一般社団法人ナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアム プレスリリース