業績予想
連結業績予想
2025年3月期の連結業績予想は、増収増益を見込んでいます。営業利益においては、コンシューマ事業、メディア・EC事業を中心に全報告セグメントで増益を見込むなか、現行の中期経営計画の達成と、2027年3月期以降の次期中期経営計画期間における事業成長のための生成AIなどへの成長投資を両立していく方針です。
なお、2024年11月に、売上高を6兆2,000億円から6兆3,500億円へ、営業利益を9,000億円から9,500億円へ、親会社の所有者に帰属する純利益を5,000億円から5,100億円へと、通期予想を上方修正しました。
(億円)
2024年3月期 実績 |
2025年3月期 予想※3 |
増減 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 60,840 | 63,500 | +2,660 | +4.4% |
調整後EBITDA※1 | 16,677 | 17,150 | +473 | +2.8% |
営業利益 | 8,761 | 9,500 | +739 | +8.4% |
純利益※2 | 4,891 | 5,100 | +209 | +4.3% |
セグメント別 営業利益予想
コンシューマ事業では、主として通信売上および端末売上の増加や販売手数料の減少などにより増益を見込んでいます。エンタープライズ事業では、お客さまのデジタル化推進に伴いモバイルおよびクラウドなどのソリューションサービスに係る利益の増加を見込んでいます。なお、2024年3月期に計上した一過性要因である訴訟に係る引当金の戻入の一過性要因(90億円)の影響を除くと7.7%の増益を見込んでいます。メディア・EC事業では、優先事項であるセキュリティ対策の強化とともに、今後の成長の要となる領域に関しても規律をもって投資をすることでプロダクトを強化し、増収増益を目指します。ファイナンス事業では、成長と収益性のバランスを追求し、2025年3月期に黒字転換を見込んでいます。また、「その他」は生成AIなどへの成長投資の増加により、減益を見込んでいます。
(億円)
2024年3月期 実績 |
2025年3月期 予想※3 |
増減 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
コンシューマ事業※4 | 4,952 | 5,300 | +348 | +7.0% |
エンタープライズ事業※4 | 1,668 | 1,700 | +32 | +1.9% |
ディストリビューション事業 | 262 | 280 | +18 | +6.7% |
メディア・EC事業 | 1,980 | 2,500 | +521 | +26.3% |
ファイナンス事業 | -50 | 200 | +250 | - |
その他※5 | -52 | -480 | -428 | - |
合計 | 8,761 | 9,500 | +739 | +8.4% |
- [注]
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- ※1調整後EBITDA=営業利益+減価償却費及び償却費(固定資産除却損含む)+株式報酬費用±その他の調整項目
- ※2純利益:親会社の所有者に帰属する純利益(ソフトバンクの株主に帰属する純利益)
- ※32024年11月に業績予想の修正を公表
- ※42025年3月期より、「コンシューマ事業」に区分されていた一部の子会社を「その他」に、「その他」に区分されていたSBテクノロジー株式会社およびサイバートラスト株式会社等を「エンタープライズ事業」に移管しています。これらに伴い、「コンシューマ事業」「エンタープライズ事業」「その他」の2024年3月期の数値を遡及修正しています。
- ※5「その他」には、「コンシューマ事業」、「エンタープライズ事業」、「ディストリビューション事業」、「メディア・EC事業」および「ファイナンス事業」の報告セグメントに含まれない損益や、セグメント間取引の消去、各報告セグメントに配分していない費用を集約した「調整額」が含まれています。
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