トップメッセージ

SDGsの達成および社会課題の解決に向けて貢献し、経営理念を実現していきます。 SDGsの達成および社会課題の解決に向けて貢献し、経営理念を実現していきます。

ソフトバンク株式会社は、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念の下、これまで人類と社会へ貢献してきました。社会の急速なデジタル化が進み、本格的な5G時代を迎える中で、当社では、AI(人工知能)やIoTなどの最先端テクノロジーを最大限に活用したデジタルシフトを自ら実践し、あらゆる産業や社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の旗振り役となることで、社会課題の解決に寄与していきたいと考えています。さまざまなお客さまの声をより広く聞き、ソフトバンクならではのサービスを提供し、多様なパートナーの皆さまとの共創やグループ企業との強固な連携を通して、社会で最も必要とされるテクノロジーカンパニーへと一層飛躍していきたいと思います。

昨今、自然災害の大規模化や環境破壊、格差の拡大など、世界各地でさまざまな問題が深刻化しています。日本国内に目を向けても、少子高齢化や労働力不足などの複雑な課題も顕在化しています。そのような状況の中、国際社会では、「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けた取り組みが加速しています。当社は、企業も良き社会の一員という考え方の下、持続可能な社会づくりに貢献することを重要な経営課題と捉え「すべてのモノ、情報、心がつながる世の中を」というコンセプトを策定し、取り組むべき6つのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。その特定にあたっては、当社にとっての重要度だけではなく、SDGsや当社のステークホルダーが求める事柄と関連が深いものを基準にしています。これらを当社の基幹事業である通信事業をさらに成長させながら、通信以外の領域の拡大を目指す「Beyond Carrier戦略」を通して取り組むことで、企業価値の向上と持続的な社会に貢献していきます。

通信インフラは、社会に必要不可欠なライフラインです。信頼性の高い情報通信サービスを安定的に提供することを通じて、通信インフラ事業者の果たすべき役割を追求していきます。さらに、より良いサービスを提供すべく、5Gの早期の全国展開の達成、成層圏通信プラットフォーム「HAPS(High Altitude Platform Station)」の活用などにより、世界中のあらゆる人、場所、モノにネットワークを届けることを目指しています。

2021年で東日本大震災から10年がたちました。発災直後から技術部門を中心に、多くの社員や協力会社のスタッフが被災地に入り、復旧活動を行いました。当時、陣頭指揮を執った私にとって、ぜい弱な復旧体制の悔しさを忘れたことはありません。以来、ネットワークエリアの拡充と強靭化に向けて、工夫を重ねて全力で取り組んできましたが、これからも災害に強いインフラの構築と災害時の支援措置の強化を継続します。

地球環境問題への取り組みも重要な経営課題としています。2015年のパリ協定の合意により、世界各国の足並みが揃うなど、気候変動への対応の重要性がますます高まっています。当社はTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同し、気候変動にかかわる情報開示を進めています。日本政府は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、「2050年カーボンニュートラル」を宣言していますが、当社としても、脱炭素社会の早期実現に貢献すべく、国際社会がSDGsの達成を目指す2030年までに、当社の温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル2030宣言」を発表しました。自社の使用電力を実質再生可能エネルギー100%に切り替えると同時に、AIやIoTなどの最先端テクノロジーを最大限に活用した自社の施設・設備の省電力化を図ります。また、次世代電池の実用化に向けた研究開発や、HAPSをはじめとする次世代通信システムの構築など、環境に負荷をかけない社会の実現に貢献する取り組みも積極的に推進しています。

Beyond Carrier戦略をより一層強力に推進することでSDGsの達成および社会課題の解決に向けて貢献するとともに、経営理念を実現してまいります。

2021年4月
ソフトバンク株式会社
代表取締役 社長執行役員 兼 CEO
宮川 潤一