プレスリリース 2025年
サウジアラビアで、高精度測位サービスの
事業展開を見据えたマスタープラン策定調査を開始
2025年5月22日
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、経済産業省がグローバルサウス諸国※1の市場活性化および日本との経済的連携強化を目的として実施した、令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業委託費におけるマスタープラン策定等調査事業を実施する再委託先事業者の2次公募で、ソフトバンクが提案した「サウジアラビア王国における高精度測位サービスの事業展開に関するマスタープラン策定等調査事業」(以下「本調査」)が採択され、サウジアラビア王国(以下「サウジアラビア」)での調査を2025年5月に開始することになりましたのでお知らせします※2。
サウジアラビアは、石油依存型経済からの脱却と多角的で持続可能な経済の実現に向けた成長戦略「サウジ・ビジョン2030」を掲げており、長期的な経済成長および社会構造の改革に取り組んでいます。サウジアラビアが進めるスマートシティを中核とする未来都市計画「NEOM」では、物流の効率化や交通インフラの最適化など、都市機能を安全かつ効率的に運用するさまざまな取り組みが推進されており、それらを支えるインフラ基盤として高精度測位技術の導入が期待されています。
ソフトバンクは、国内で高精度測位サービス「ichimill(イチミル)」を展開しており、幅広い事業分野での導入実績があります。これまでの知見を生かし、インフラ整備に必要な高度な建設技術や、さまざまな分野での自動化・高度化を支える技術のニーズが高まっていくと予想されるサウジアラビアにおいて、高精度測位サービスの事業展開を見据えたマスタープランの策定調査を行います。具体的には、高精度測位サービスを実現する上で必要になるインフラに関する課題の分析調査や、普及に向けた政府へのインフラ整備の提案および戦略の構築に取り組みます。サウジアラビアで高精度測位サービスが展開されることで、さまざまな産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が促進され、長期的な経済成長が期待できることに加え、日本で「ichimill」を利用する企業がサウジアラビアで高精度測位サービスを活用した事業を展開するなど、日本企業にとっても新たなビジネスチャンスが生まれることが期待できます。
ソフトバンクは、本調査を通してサウジアラビアおよび日本の政府機関と連携しながら、今後3年以内にサウジアラビアの国家政策としてマスタープランが採用されることを目標に、取り組みを進めていきます。
- [注]
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- ※1経済的な発展を遂げ、国際社会における影響力が増している新興国や途上国を指します。
- ※2経済産業省の採択結果に関する詳細は、同省のウェブサイトをご覧ください。
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- SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
- その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。