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【サッカー】パスの数だけ深まる絆「SoftBank 東北絆CUP」サッカー大会レポート

ソフトバンクが東日本大震災の復興支援活動として開始した、小・中学生のスポーツや文化活動を応援するイベント「SoftBank 東北絆CUP」。8月1日に岩手県で開催されたバスケットボール大会、8月13日に宮城県で開催された野球大会に続き、8月18日に福島県双葉郡楢葉町にあるJヴィレッジでサッカー大会が開催されました。

「SoftBank 東北絆CUP」特設ページ

日本サッカーの聖地に、東北の未来を担う子どもたちが集結

「SoftBank 東北絆CUP」サッカー大会の開催地は、かつて日本代表合宿などが行われていた「Jヴィレッジ」です。2011年3月の東日本大震災以降、サッカー施設としての営業は休止していましたが、2018年7月28日に再始動。日本サッカーの聖地とも言える場所に、小中学生合わせて約300名の子どもたちが集結しました。

開会式ではソフトバンク株式会社 専務執行役員 兼 CHRO※1 兼 CCO※2 の青野史寛が「東日本大震災に関する支援を続ける中で行き着いたのは、本当の意味で被災地の未来を切り開いていくのは子どもたちであるということ。本日のイベントを通してたくさんのものを持ち帰っていただきたいと思います」とあいさつをしました。続いて登壇した株式会社Jヴィレッジの上田栄治副社長は「この場所にサッカーボールと笑顔を取り戻すことが長年の夢でした。このようなイベントが実現して非常に感慨深い」と大会開催の感想を述べました。

  • ※1
    CHRO(チーフヒューマンリソーシズオフィサー)は、最高人事責任者です。
  • ※2
    CCO(チーフコンプライアンスオフィサー)は、コンプライアンス管理責任者です。

ソフトバンク専務執行役員 兼 CHRO 兼 CCO 青野史寛

株式会社Jヴィレッジ 上田栄治副社長

鮮やかな芝生の上で繰り広げられる熱戦

サッカー大会には中学生の男子7チーム(一部女子部員含む)、女子3チームが参加しました。各チームはリーグ戦2試合の結果と、チャレンジタイムという4つのアクティビティの結果で総合順位が決まります。男子では個人参加の子どもたちによる「東北絆混成チーム」も参戦。Jヴィレッジの鮮やかなグラウンドの上で熱戦が繰り広げられました。

仙台市立六郷vs鳴瀬未来

原町一vs釜石甲子

コバルトーレ女川vsエステレーラ相馬

仙台市立台原vs東北絆混成

コバルトーレ女川vsいわきFC Girls

仙台市立台原vs原町二

試合の合間に行われたチャレンジタイムは、大会前にスマホやタブレットを活用して遠隔指導を受けながら練習した成果を披露する場でもあります。各種目の優勝チームには、特製のリストバンドが授与されました。

チャレンジタイム①「跳ね返りボレーシュート」、思ったところにボールが来なくて難しい!

チャレンジタイム②「コーン当て競争」は倒すまでのタイムを競います

チャレンジタイム③「スパイク靴飛ばし」、飛んでいけ~

チャレンジタイム④「ポスト&クロスバー当て競争」、プロでも難しそうです!

男子は「東北絆混成チーム」、女子は「コバルトーレ女川」が優勝!

東北3県からメンバーが集結した「東北絆混成チーム」が優勝!

「コバルトーレ女川」はコーチ陣と一緒に記念撮影

元日本代表選手も! 豪華ゲストコーチ陣によるサッカー教室を開催

サッカー大会への参加は中学生だけでしたが、小学生も参加できるサッカー教室も開催されました。コーチ陣は元サッカー日本代表選手の城彰二さん、福西崇史さん、平瀬智行さんなど豪華な顔ぶれ。小学生たちはボールの蹴り方や楽しいミニゲームなど、中学生はコミュニケーションを取りながらのパス交換など少し複雑な練習に取り組みました。どの教室も笑顔があふれつつも、子どもたちが真剣に取り組んでいるのが印象的でした。

「サッカーしたい人?」「はーい」

小学生低学年はボールを2つ使ってミニゲーム

ボールを足の甲でしっかり蹴るための練習中

中学生は少し高度なパス練習などに挑戦

子どもたちを指導したゲストコーチ陣のコメント

元サッカー日本代表 城彰二さん
指導をしてみて「子どもって元気だな」と改めて実感した1日でした。Jヴィレッジは現役時代にお世話になった場所なので、復活して自分のことのようにうれしいです。この素晴らしい施設がうまく活用されることを願っています。

元サッカー日本代表 福西崇史さん
私は中学生を中心に指導しましたが、みんなとても素直で伝えがいがありましたし、上達が目に見えたのが印象的でした。子どもたちには自分自身の個を磨くとともに、チームとして力を発揮できるように頑張ってほしいと思います。Jヴィレッジのような素晴らしい施設が使えると、より成長できるのではないかと感じています。

元サッカー日本代表 平瀬智行さん
Jヴィレッジという思い出深い場所に戻ってきて、子どもたちと一緒に汗を流せて本当に幸せでした。子どもたちにはこれから先、何事も諦めることなく努力を続けていってほしいですね。

「SoftBank 東北絆CUP」のスポーツ大会を終えて

ソフトバンク株式会社 人事総務統括 CSR統括部 統括部長 池田昌人
バスケット、野球、サッカーと予定していた3つのスポーツ大会を無事に終えることができました。スポーツは目的や目指すべき場所が明確であり、仲間と「志」を共有できます。そして「志」を一つにしてスポーツに打ち込む子どもたちの姿は、試合結果に関係なく本当に輝いて見えました。

また各大会で「東北絆混成チーム」が健闘したことも印象的でしたね。初めて会ったメンバーが少しずつまとまっていき、最後は本当の仲間へと変化していく。まさに「絆」という言葉を象徴する存在だったと思います。

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(掲載日:2018年8月23日)
文:ソフトバンクニュース編集部