プレスリリース 2020年
骨格推定技術とAIを駆使したスポーツコーチング
プラットフォームの商用化に向けて実証実験を開始
2020年12月10日
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内 謙、以下「ソフトバンク」)は、5G(第5世代移動通信システム)時代にふさわしいスポーツコーチングプラットフォームの商用化に向けて、骨格推定技術とAI(人工知能)を用いた実証実験を2020年11月に開始しました。AIコーチングのロジック構築は、国立大学法人鹿屋体育大学(総長:松下 雅雄)にご協力を頂いています。
今回の実証実験では、骨格推定技術を活用した専用アプリ「コーチングAIカメラ」の利用や、映像解析AI「AIコーチング」によるアドバイスが、スポーツ技術向上に寄与できるのかを検証します。「コーチングAIカメラ」には、利用者とプロ選手のフォームのマッチ度がスコア化される「プロ真似カメラ」と、利用者と上手な選手の骨格の動きを比較できる「くらべるカメラ」の二つの機能があります。「プロ真似カメラ」で比較ができるプロ選手は、福岡ソフトバンクホークスの選手や、B.LEAGUE所属のプロバスケットボール選手などを予定しています。「AIコーチング」は、バッティングフォームの映像をAIが解析し、改善のためのアドバイスをします。
名称 | 機能 | 内容 | 対応種目 |
---|---|---|---|
コーチングAIカメラ | プロ真似カメラ | 利用者のバッティングフォームやシュートフォームを撮影すると、骨格推定技術を用いた比較分析により、プロスポーツ選手とどのくらい似ているかがスコア化される。 | 野球 バスケットボール |
くらべるカメラ | 先輩やその他上手な選手を撮影し、その後利用者のフォームを撮影すると、骨格推定技術により動作の異なる部分が赤く表示される。 | 全種目 |
名称 | 内容 | 対応種目 |
---|---|---|
AIコーチング | バッティングフォームの映像をAIが解析して改善点をアドバイスする。 | 野球 |
ソフトバンクは、社会貢献活動の重点領域の一つとして、ICT(情報通信技術)を活用した次世代育成支援に取り組んでおり、人型ロボット「Pepper」を使った小・中学生向けプログラミング教育の提供や、オンラインレッスンサービス「スマートコーチ」を活用した体育の授業や部活動の支援を行っています。今回の取り組みでは、部活動や地域のスポーツクラブにおける指導者不足という社会課題の解決や、スポーツ技術向上を目指す全ての方の技術向上をサポートすることを目指します。商用化に当たっては、5G時代ならではの臨場感溢れる視聴体験を実現する“ソフトバンク”のコンテンツ配信サービス「5G LAB」での展開を予定しています。
実証実験の概要
1. 期間
2020年11月~2021年3月31日
2. 協力・参加団体
- スポーツ科学の視点に基づいたアドバイスの提供:鹿屋体育大学
- 専用アプリの検証:福岡ソフトバンクホークス、シーホース三河U15
気仙沼市教育委員会、徳之島町・徳之島町教育委員会、鹿屋体育大学、九州産業大学、仙台大学、石巻専修大学、他- [注]
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- ※専用アプリの検証に参加する団体を、今後募集します。
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3. URL
https://static.multi.vsp.mb.softbank.jp/coachingai/index.html
実証実験のイメージ
- SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
- その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。