プレスリリース 2008年

LTEシステムの屋内実験に成功

2008年2月14日
ソフトバンクモバイル株式会社

ソフトバンクモバイル株式会社(本社:東京都港区、社長:孫 正義)は、日本エリクソン株式会社(本社:東京都文京区、社長:フレドリック・アラタロ)の協力のもと、2008年1月から2月にかけてLong Term Evolution(以下、LTE)システムの屋内実験を実施し、下り最大約150Mbpsのスループット(伝送速度)を達成しました。

今回の屋内実験では、2×2のMIMO※1多重技術を使用し、LTEシステムで導入される新規無線技術の基本的な特性を確認するとともに、屋内伝送実験によりほぼ理論どおりのスループットが得られることを確認しました。

LTEシステムは、OFDM※2、MIMO等の新規技術を用いたW-CDMAの発展系のシステムで、データ通信速度の高速化、接続遅延の短縮や周波数利用効率の向上等、全般的なパフォーマンスの向上を目的としており、W-CDMAの標準化団体である3GPP において精力的に標準化が進められているものです。

ソフトバンクモバイルは、今回の屋内実験の成功を踏まえ、LTEシステムの実用化に向けて引き続き検討を進めていく予定です。

[注]
  • ※1 MIMO: Multiple Input Multiple Outputの略。同一周波数上で、複数送受信アンテナ間で異なるデータを伝送し、スループットを増加させる技術。
  • ※2 OFDM: Orthogonal Frequency Division Multiplexingの略。多数の直交した搬送波を多重して伝送を行う方式。

以上


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