プレスリリース 2011年

スマートフォンを利用したタクシー向け配車管理システム
「SMART」の本格導入を開始

2011年11月1日
株式会社フジタクシーグループ
リアライズ・モバイル・コミュニケーションズ株式会社
ソフトバンクモバイル株式会社
ソフトバンクテレコム株式会社

タクシー事業を展開する株式会社フジタクシーグループ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役会長:梅村 明正、以下「フジタクシー」)は、タクシー無線などの専用機器を使った配車管理システムからスマートフォンを活用した新たなタクシー配車管理システム「SMART(スマート)」に全面移行することを決定し、本日よりスマートフォン「SoftBank X02T」を500台導入いたしました。

「SMART」は、携帯電話ソリューションの開発、構築、運用を手がけるリアライズ・モバイル・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:酒谷 正人、以下「リアライズ・モバイル」)が開発した新たな配車管理システムです。フジタクシーとリアライズ・モバイルは2010年11月から4カ月にわたってフジタクシー実車での端末操作や運用面の実証実験を行った結果、従来のタクシー無線による配車業務と比較して配車時間が最大約10分の1に短縮されるなど、業務効率の改善に大きな効果が得られることが確認されたことから、今回の全面移行が確定しました。

タクシー業界では、配車管理システムに専用のタクシー無線を利用し、業務ごとにそれぞれ専用機器を導入するのが一般的ですが、タクシー無線は2016年にデジタル無線に完全移行することが決定しており、移行にあたっては新たな設備投資が必要となります。今回、リアライズ・モバイルは、これまでのさまざまなモバイルソリューション開発やシステム構築のノウハウを生かし、スマートフォンによる低コストで便利なタクシー会社向けのトータルシステム「SMART」を開発しました。「SMART」では拡張性の高いWindows Mobile®ベースのスマートフォンとモバイルネットワークを使い、これをプラットフォームとすることで、配車業務や待機中の車両管理から、将来的にはナビゲーションや料金決済のシステムまで、運行時に必要なすべての業務機能をワンストップで構築、提供が可能となります。さらに今後はタクシーに搭載されている計装機器や決済などさまざまなシステムとの連動を実施していくほか、Windows Mobile®だけでなく、他のプラットフォームのスマートフォンへの拡張についても検討します。

今回、フジタクシーは「SMART」への全面移行に伴い、ソフトバンクモバイル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:孫 正義)の「SoftBank X02T」を導入することで、従来は個別のシステムで運用されていた配車などの運行支援や業務管理をスマートフォンの利用で一本化し、効率的なシステム構築でタクシー無線のデジタル化への設備投資コストの大幅な削減を図ると共に、スマートフォン機能を活用した迅速できめ細かい配車サービスを実現します。

「SMART」の詳細については、別紙をご参照ください。

「SMART」システム概要図

「SMART」システム概要図

各社概要

社名 株式会社フジタクシーグループ
代表者 代表取締役会長 梅村 明正
設立 1991年12月12日
資本金 4,500万円
事業内容 一般乗用旅客自動車運送事業ほか
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社名 リアライズ・モバイル・コミュニケーションズ株式会社
代表者 代表取締役社長 酒谷 正人
設立 2000年5月1日
資本金 3億円
事業内容 モバイルインターネットを中心とした情報提供サービス、コンサルティング業、およびインターネットを利用する通信ネットワークの企画、設計、運用業務、ならびにその受託など
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以上

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