プレスリリース 2016年

ソフトバンクとCybereason社、
AIを活用したサイバー攻撃対策プラットフォームを提供する
合弁会社を設立~セキュリティープラットフォーム「Cybereason™」を日本市場へ提供~

2016年4月5日
ソフトバンク株式会社
Cybereason Inc.

ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:宮内 謙、以下「ソフトバンク」)と、ソフトバンクが2015年9月に出資したCybereason Inc.(サイバーリーズン、本社:米国マサチューセッツ州、CEO 兼 共同創業者:リオ・ディヴ、以下「Cybereason社」)は、AI(人工知能)を活用したCybereason社のサイバー攻撃対策プラットフォームの、日本市場への提供を目的とした合弁会社「サイバーリーズン・ジャパン株式会社」(以下「サイバーリーズン・ジャパン」)を設立しましたのでお知らせします。

近年のサイバー攻撃の高度化により、企業や組織では「入り口対策」「出口対策」「セキュリティーオペレーションセンターによる運用監視」など、さまざまなセキュリティー対策を行っています。しかしながら、これまでの対策では侵入を完全に防ぐことが難しく、侵入された場合に攻撃の兆候を早期に検知・対処し、攻撃を成立させない新たなアプローチが求められています。Cybereason社のセキュリティープラットフォーム「Cybereason」は、AIを活用した独自の分析技術によりサイバー攻撃を探知し、企業や組織が抱えるサイバー攻撃対策の課題を解決するクラウド型のデータ解析プラットフォームです。

サイバーリーズン・ジャパンは「Cybereason」の日本総代理店として、日本市場ではソフトバンクが2016年4月下旬以降に提供を開始します。

サイバーリーズン・ジャパンの概要

社名 サイバーリーズン・ジャパン株式会社(英文社名:Cybereason Japan Corp.)
設立日 2016年1月24日
CEO シャイ・ホロヴィッツ
所在地 東京都港区東新橋1-9-2
資本金等 4億円
株主 ソフトバンク株式会社、Cybereason Inc.
事業内容 セキュリティープラットフォーム「Cybereason」の日本市場での提供およびそれに付帯する事業
URL http://www.cybereason.co.jp

セキュリティープラットフォーム「Cybereason」の概要

1. 主な特長

  • “攻撃の疑いがある行動”を常に監視・検知

    エンドポイント全体の挙動を監視し、攻撃の兆候をクラウド上でリアルタイムに解析して、脅威が発見された場合は即座に管理者へ通知します。

  • 高度な相関分析と自動化

    一連の動きに攻撃性があるかどうかを自動判定する、特徴的なエンジンを実装しています。エンドポイントから収集した大量のデータを独自の分析ロジックにより、「攻撃に利用される可能性がある活動」を抽出し、その上で攻撃と疑われる事実があったかを解析し、関係性のあるものについては「疑わしい活動」として判定します。最終段階では、膨大な攻撃のシナリオと照らし合わせて、判定基準に合致したものを「悪意のある活動」として管理者に報告します。

  • 影響範囲を即座に特定

    エンドポイント全体を監視しているため、あるイベントが検知された場合に、ほかの端末への感染状況を即座に特定することができます。これにより正確な状況把握、被害拡大の抑止措置、原因の特定といった、インシデントの初動対応をスムーズに実行することができます。

  • 攻撃の兆候を可視化した分かりやすいグラフィカル・ユーザー・インターフェース

    「Cybereason」の管理画面では、自動解析された結果がグラフィカルに表示されるため、事象の全体像をスピーディーに把握することが可能です。また、マルウエアがいつから侵入し、どのような侵害活動を行っていたかを時系列で表示するため、報告までに必要な情報収集を効率的に行うことができます。

  • 簡単な導入、軽快な動作

    エンドポイント上で稼働する監視エージェントは、ユーザーの端末への負荷が最小限になるよう設計されており、ユーザーの端末への影響が少なくスムーズな展開が可能です。また、ユーザーの手間なく短期間での導入を実現するため、必要な設定情報などをパッケージ化したセンサー(アプリケーション)を、一斉にサイレントインストールすることが可能です。

  • [注]
    • アプリケーションの一斉配信は、お客さまの既存ツールで実施していただくことが前提となります。

2. 提供するサービスの種類

  • プロダクト利用のみ

    「Cybereason」利用ライセンス+プロダクトサポートサービス

  • プロダクト利用+マネージドサービス

    ①に加えて、セキュリティーアナリストによるイベント検知の際の通知(電話/メール)、抑止制御、解析リポートなどを提供するサービス

3. 提供開始時期

2016年4月下旬以降

4. 「Cybereason」の詳細/問い合わせ先

URL http://tm.softbank.jp/security/cloud_security/cyber/(法人向けサービスサイト)

以上

  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • Cybereasonは、Cybereason Inc.の商標です。
  • プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。