プレスリリース 2018年

SDN/NFV技術を活用したモバイルアクセスサービス
「セキュアモバイルアクセス」を提供開始

~IoTからリモートアクセスまでをカバーするセキュアなネットワーク環境によって、
企業のデジタルトランスフォーメーションの実現を支援~

2018年9月5日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、SDN(Software-Defined Networking)※1/NFV(Network Functions Virtualization)※2技術を活用した新たな法人向けモバイルアクセスサービス「セキュアモバイルアクセス」(以下「SMA」)の提供を、2018年9月5日から開始します。

多くの企業が、自社製品やシステムのさらなる高付加価値化を目指して、AI(人工知能)をベースとしたクラウドサービスや、IoTをはじめとする最先端技術の活用によるデジタルトランスフォーメーションに取り組む中、その実現には柔軟性と拡張性の高いネットワーク環境が求められます。

SMAは、仮想モバイルネットワークのソフトウエアベンダーであるAffirmed Networks Inc.(アファームドネットワークス、所在地:米国マサチューセッツ州、Chairman and CEO:Hassan Ahmed Mittal)のNFV技術で構築した基盤で提供する、モバイルアクセスサービスです。膨大な数の接続にも対応可能な高い拡張性を持ち、専用のカスタマーポータルサービス「SmartVPN Web」を利用することでネットワークの設定などを即時に変更できるため、新たなビジネス要件に柔軟に対応できる企業ネットワークを実現し、企業のデジタルトランスフォーメーションへの取り組みを支援します。

また、ソフトバンクのネットワークプラットフォームで提供する各サービスとの連携により、デバイスからパブリッククラウドサービスへインターネットを介さないシームレスな接続が可能となり、快適でセキュアなモバイル環境を実現します。さらに今後は、あらかじめAPN(Access Point Name)が設定されたスマートフォンやタブレット※3からの利用に対応し、お客さまの事前設定作業の負担を軽減します。

「SMA」の特長

1. お客さまのニーズに合わせた2つのメニューを提供

  1. (1)
    共用型:経済性重視のマルチテナント型
  2. (2)
    専用型:大規模な数のデバイスもサポートできるシングルテナント型

ゲートウェイのロケーションは東京、大阪および東阪冗長構成から選択可能です。

2. 「SmartVPN Web」によるネットワークの自由な設定、管理が可能

カスタマーポータル「SmartVPN Web」のオンデマンドプロビジョニングやモニタリング機能の利用により、ネットワークの通信状況をすぐに把握することができます。これにより、組織変更やグループ会社の統合によって必要なシステムの変更も、「SmartVPN Web」から迅速にネットワークに反映できるので、柔軟なネットワークの管理・運用が可能になります。

「SmartVPN Web」の提供機能:
IPアドレスプール設定、ACL(Access Control List)設定、ユーザーアカウント設定、ルーティング設定、同時接続数やトラフィック状況のモニタリングなど

3. デバイスとクラウド間のネットワークセキュリティーの確保が可能

デバイスからクラウドへの接続は、ソフトバンクのSDNゲートウェイ上で提供する次世代ファイアウォールサービス「セキュアインターネットアクセス3」との組み合わせ、または統合VPNサービス「SmartVPN」を経由した各種メジャークラウドへのダイレクトアクセスサービスなどと組み合わせることによって、デバイスとクラウド間のネットワークセキュリティーの確保が可能です。

「SMA」サービス提供イメージ

「SMA」サービス提供イメージ

「SMA」の詳細およびお問い合わせは、こちらをご参照ください。

[注]
  1. ※1
    ネットワークをソフトウエアによって統合的に管理、制御すること。
  2. ※2
    専用ハードウエアを利用せず、仮想化技術により汎用サーバー上でネットワーク機能を実現すること。
  3. ※3
    2019年度以降に発売する“ソフトバンク”のスマートフォンやタブレットから対応予定。
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。