プレスリリース 2019年

米Zscaler社と提携し、クラウド型ウェブプロキシサービス
「Zscaler™ インターネットアクセス」を
1月21日から提供開始

~社内外で統一したセキュリティーポリシーに対応でき、
マルチデバイス環境での一元的なウェブセキュリティー対策が可能~

2019年1月21日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、企業のネットワーク内において、インターネット通信のセキュリティー強化を実現するクラウド型ウェブプロキシサービス「Zscaler™ (ゼットスケーラー)インターネットアクセス」を、2019年1月21日から提供開始しました。

生産性向上や働き方改革を目的に多くの企業で「Office 365」や「G Suite™」といったクラウドサービスの導入が急速に進む中、企業は、国内外の各拠点からインターネット接続を集約し、一元的なセキュリティー対策をとる従来型のネットワーク構成を見直して、セキュリティーを担保しながらあらゆる場所や端末からのインターネットアクセスに対応可能なネットワーク構成を実現することが必要になっています。

ソフトバンクは、クラウド型セキュリティーソリューションを提供する米国Zscaler Inc.(ゼットスケーラー社、所在地:米国カリフォルニア州、創業者 兼 CEO:Jay Chaudhry、以下「Zscaler」)と提携し、企業におけるインターネット通信を守るためのクラウド型ウェブプロキシサービス「Zscaler™ インターネットアクセス」を提供します。

「Zscaler™ インターネットアクセス」は、ウェブにアクセスする際のトラフィックを「Zscaler™ インターネットアクセス」に集約することで、セキュリティーを強化するサービスです。クラウドサービスにインターネット回線から直接接続する場合も、「Zscaler™ インターネットアクセス」によって統一したセキュリティーポリシーの適用が可能となり、社内や社外などの場所を問わず、あらゆる端末のクラウドサービスの利用に応じたセキュリティー強化を実現します。

また、「Zscaler™ インターネットアクセス」は、URLフィルタリングやアンチウイルス、標的型攻撃対策に有効なサンドボックス※1機能などを単一のプラットフォームで提供します。加えて、クラウドサービスならではの大量の処理能力を有しているため、SSL(Secure Sockets Layer)で常時暗号化されているインターネット通信内の脅威検知に必要なハードウエアのリソース設計が不要となり、プロキシ設備などへの負荷を軽減することができます。

さらに、「Zscaler™ インターネットアクセス」は、ソフトバンクの24時間365日※2有人対応による運用監視や設定変更代行とセットで提供し、また「マネージドセキュリティサービス」※3などのソフトバンクの各種サービスとの連携もできるため、お客さまはネットワークの運用負担を軽減しながら、セキュアなインターネットアクセス環境の構築が可能になります。

「Zscaler™ インターネットアクセス」の特長

  1. 1.
    企業のセキュリティーポリシーを維持しながら、「Office 365」「G Suite」などのクラウドサービスへの高速なアクセスを実現

    インターネット通信のトラフィックを直接「Zscaler™ インターネットアクセス」に向けることで、アクセス制御や脅威対策、データ保護機能を利用したセキュアなインターネット利用が可能となり、安全なクラウドサービスの利用を実現します。また、クラウドサービス利用のトラフィック増加による回線コストや設備負荷の低減も期待できます。

  2. 2.
    ソフトバンクの多様なサービスとの連携により、お客さまのインターネット利用環境に合わせた企業ネットワークの最適化を実現

    「Zscaler™ インターネットアクセス」に合わせて24時間365日の有人サポートや設定変更代行を提供し、お客さまのネットワーク運用負荷を軽減します。また、ネットワーク全体のクラウド化を実現するソフトバンクのSD-WANサービスと連携し、各拠点からのインターネット通信を直接「Zscaler™ インターネットアクセス」に向ける(インターネットブレイクアウト)ことで、よりセキュアなネットワーク構成を実現します。さらに「マネージドセキュリティサービス」と組み合わせることで、「Zscaler™ インターネットアクセス」上のトラフィック情報に対し、インシデント検出やログ分析などが可能になります。

  3. 3.
    社内や社外などからのあらゆる端末によるセキュアなインターネット利用を実現し、企業の働き方改革をサポート

    インターネット通信のトラフィックを直接「Zscaler™ インターネットアクセス」に向けることで、クラウドサービスを利用する際に、企業ポリシーを一律に適用できるため、社内外問わずセキュリティー上の脅威からユーザーを保護し、柔軟な働き方を支援します。

今回のソフトバンクとの連携について、Zscalerのグローバルアライアンスおよびチャネル担当のバイスプレジデントであるアル・キャラベリー氏は、次のように述べています。
「私たちはソフトバンクと提携し、日本および世界中の企業の安全なクラウドサービス利用についての変革を担えることを誇りに思っています。各拠点からインターネットブレイクアウトができるSD-WANに注目する企業が多くなる中、Zscalerとソフトバンクは『Zscaler™ インターネットアクセス』の提供を通じて、データを保護しながらインターネットとビジネスに不可欠なアプリケーションへの高速で信頼性の高い接続を提供し、今後も安全な企業のクラウド利用促進に向けて連携していきます」

[注]
  1. ※1
    疑わしいファイルを検知した場合、一時的に「クラウド環境にある隔離エリア(サンドボックス)」にアップロードして動的解析を行い、マルウエアかどうか判定する機能。
  2. ※2
    有人対応の時間帯は、提供メニューからの選択が可能。
  3. ※3
    2019年3月末から連携開始予定。

「Zscaler™ インターネットアクセス」サービス概念図

「Zscaler™ インターネットアクセス」サービス概念図

Zscalerについて

Zscaler Inc.はセキュアなITをクラウド経由で実現するセキュリティベンダーとして、2008年に米国カリフォルニア州サンノゼで設立しました。アプリケーションがクラウドに移行するのに伴い、セキュリティーおよびアクセス制御も同じくクラウドに移行する必要があるとの観点から、デバイスやアプリ、ロケーション、ネットワークに関係なく、社内でも社外でもユーザーを脅威から保護するユーザー中心のセキュリティ・アクセスコントロールを開発し、米国および世界での豊富なサービス提供実績からグローバルで高い評価を受けています。
https://www.zscaler.jp/

「Zscaler™ インターネットアクセス」の詳細およびお客さまからのお問い合わせについては、こちらをご参照ください。

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