お知らせ(旧ソフトバンクテレコム) 2007年

本邦初、統合マネジメントシステムPAS99認証取得

2007年10月9日
ソフトバンクテレコム株式会社

ソフトバンクテレコム株式会社(本社:東京都港区、社長:孫 正義)は、統合マネジメントシステムのグローバルスタンダードであるPAS99規格について、認証を取得しましたのでお知らせ致します。

弊社では、既にISO9001、ISO14001、ISO20000、ISO27001の規格認証を取得しており、コーポレートガバナンス及び内部統制の観点からそれらを統合した運用を行ってきました。

ソフトバンクテレコムでは、従来からCSR(企業の社会的責任)の一環として、厳格な組織経営の基に、高度なプロセス管理を実施してまいりました。お客様の情報管理や品質管理に加え、通信事業者としてITガバナンス全体を包括的に網羅する制度保障が不可欠になってきているとの認識の下、統合したマネジメントシステムへの取り組みを行っています。
2005年4月28日には世界で始めて、BS7799とBS15000の統合認証(IMSA)を受け、この度これらの認証をPAS99へ移行させました。

今後ともソフトバンクテレコムは、安全・安心なサービス提供を維持・確立することによりお客様の信頼に応えると共に、通信事業者としての社会的責任を果たしつつ事業展開をして参ります。

認証概要

事業所

  • ICTエンジニアリング本部 オペレーション統括部 サービスオペレーション部
  • ICTエンジニアリング本部 オペレーション統括部 データセンターオペレーション部
  • ICTエンジニアリング本部 オペレーション統括部 データセンターオペレーション部 札幌データセンター
  • ICTエンジニアリング本部 オペレーション統括部 データセンターオペレーション部 東京第一データセンター
  • ICTエンジニアリング本部 オペレーション統括部 データセンターオペレーション部 東京第二データセンター
  • ICTエンジニアリング本部 オペレーション統括部 データセンターオペレーション部 東京第三データセンター
  • ICTエンジニアリング本部 オペレーション統括部 データセンターオペレーション部 北九州e-PORTセンター
  • ICTエンジニアリング本部 オペレーション統括部 データセンターオペレーション部 北九州e-PORT第二センター
  • ICTエンジニアリング本部 オペレーション統括部 データセンターオペレーション部 大分テレコムセンター
  • カスタマーサービス統括部法人
  • 料金業務統括部
  • モバイルネットワーク本部 保全運用統括部 サービスプラットフォーム運用部
  • ネットワーククォリティアシュアランス部
  • ネットワーク運用本部 データサービス運用部
  • 北海道ネットワークセンター
  • 東北ネットワークセンター
  • 関越ネットワークセンター
  • 千葉ネットワークセンター
  • 東京第二ネットワークセンター
  • 梶ヶ谷ネットワークセンター
  • 東海ネットワークセンター
  • 関西第二ネットワークセンター
  • 中四国ネットワークセンター
  • 九州ネットワークセンター
  • 情報システム本部
  • CSR推進部

認証規格

PAS99:2006

認証日

2007年8月20日

審査登録機関

BSIマネジメントシステムジャパン株式会社

認証登録番号

IMR525072

用語説明

*PAS99
BSI(英国規格協会) が制定した規格であり、世界初の統合マネジメントシステムの要求事項の仕様。PASは「publicly available specification(一般に利用可能な仕様)」を意味する。ISO9001(品質)、ISO14001(環境)、OHSAS18001(労働安全衛生)、ISO27001(情報セキュリティ)、ISO22000(食品安全)、ISO20000(ITサービス)などのマネジメントシステム規格や仕様に共通する要求事項をまとめている。共通の要求事項として、ISOガイド72で挙げられている、1.方針、2.計画、3.実施及び運用、4.パフォーマンス評価、5.改善、6.マネジメントレビューの6つの要求事項を、PDCAのフレームワークに当てはめている。そして、コアとなる部分をひとつに統合し、それぞれのマネジメントシステムがひとつの経営マネジメントシステムの一部を構成するという考え方を示している。PAS99は2006年8月31日に正式に発行された。
*ISO9001
ISO機関が制定した規格であり、British Standardを参考としている。事業におけるプロセス管理を通じて、製品及びサービスの品質を保障する。
ISO14001
1996年にISO機関(国際標準化機構)が制定した規格であり、組織の環境マネジメントや手順の適正を評価及び認証する仕組みが構成されている。2004年に改定版が発行された。
*ISO20000
国際標準化機構(ISO)が定めた規格であり、英国規格であるBS15000を範としている。最近では、「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準案」(金融庁2005年7月)、新会社法制定(2006年5月1日施行)、そして米国SOX法に倣った証券取引法改正案(金融取引法)により、米国のCOBITと並んでITガバナンスの中心として注目されている。
*BS15000
BSI内部の専門委員会によって開発された、ITサービスマネジメントシステム規格であり、ITILに準拠している。専門委員会には、itSMF、英国政府機関、英国放送協会、英国コンピュータ学会に所属する専門家が参加しました。2000年に初版が刊行され、現在は、2002年版となっている。
ISO27001
ISO(国際標準化機構)が制定した規格であり、組織の情報セキュリティマネジメントや手順の適正を評価および認証する仕組みが構成されている。情報セキュリティマネジメントのグローバルスタンダードとして高い注目を浴びている。
*BS7799
BSI(英国規格協会)が制定した規格であり、組織の情報セキュリティマネジメントや手順の適正を評価および認証する仕組みが構成されている。情報セキュリティマネジメントのグローバルスタンダードとして高い注目を浴びている。Part1(組織の教育や入退室管理などの具体的なガイドライン)とPart2(審査・登録機関など認証制度全体)の2部構成となっている。2002年の改訂が最新バージョン。
*BSIマネジメントシステムジャパン株式会社
1998年9月に設立されたBSI出資の日本法人。BS7799、ISO27001、ISO14001、ISO9001の審査登録機関を行っている。BSIは、世界で最も古い歴史を持つ英国の規格協会。ISO17799の他にもISO9001やISO14001等ISO規格の多数の原案となった規格を作成したことで世界的に有名。
*itSMFジャパン
2003年5月に設立されたitSMFの日本法人で、会員制ユーザーフォーラムです。itSMFは、英国において1991年に設立された団体で、英国商務省において作成した情報システム運用管理基準であるITIL(IT Infrastructure Library)の普及促進を目的としている。
*UKAS
BS7799の審査登録機関の適正を認定する為に英国政府が認めた唯一の国家機関。
CSR
Corporate Social Responsibilityの略。企業の社会的責任と貢献と訳されている。

以上