株式会社ジャージャージャパン、
ソフトバンクテレコムの「サプリバ」を導入
~タッチパネル式自動オーダー端末の稼動1ヶ月後に売上高20%UP~
2007年2月20日ソフトバンクテレコム株式会社
ソフトバンクテレコム株式会社(本社:東京都港区、社長:孫 正義、以下 ソフトバンクテレコム)が独自に開発した外食産業向けタッチパネル式自動オーダー端末『サプリバ』※を、上海家庭料理レストランチェーンを展開する株式会社ジャージャージャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役:内田順、以下ジャージャージャパン)の直営店である「家家厨房(ジャージャーチューファン)」台場小香港店に2006年12月に23台導入し、稼動1ヶ月で同店の開店以来の月平均売上高20%アップと、売上費に対する人件費約4%のコスト削減を実現いたしましたのでお知らせいたします。
- ※『サプリバ』とは、「サプリメント」と「バラエティ」を掛け合わせた造語で、オーダリングシステムとエンターテインメント系コンテンツ提供を連動させた外食産業向け情報サービスです。料理や飲物を来店客自身が直接画面に触ることで注文できるシステムと、ゲームや占いなどのエンターテインメント系コンテンツ提供を融合したタッチパネル端末を店内に設置し、無線LANを通じてメニュー更新や店舗情報、コンテンツを配信するシステムです。
ジャージャージャパンは2006年7月に「家家厨房」台場小香港店をお台場デックス東京ビーチ内の台場小香港内に出店しました。フロア全ての飲食店が中華料理店で構成されている中、オープン当初から、いかに他店との差別化をはかり、顧客満足度と売上げの向上を図るかが同店の大きな目標であり、また、観光地という場所柄、平日と週末の売上格差が大きいため、フロア担当の人員確保と配置も大きな課題でした。
そこで同社は、これらの課題解決を図るために新しいシステムの導入を検討し、次の理由から『サプリバ』を店内25テーブル中、23テーブルへ導入しました。
- フロア要員の人員確保と配置の問題が解消できる
- オーダー機会のロスとオーダーミスを防止できる
- 他のフロアサービスに店員が柔軟に対応できる
- 人件費の削減が可能
個室を除くオーダーを全て『サプリバ』経由に切り替えた結果、オーダーミスや、オーダーを取りに来ないといったクレームが減少したほか、次のような導入効果が挙がりました。
1.売上高のアップ
- 導入後1週間で、開店以来の売上最高額を達成
- 開店(2006年7月)以来の月額平均売上金額と比較して、売上が約20%アップ
- 店員が「運び」と「下げ」に専念できることで回転率がアップし、売上に貢献
2.人件費の削減、人員配置問題の解消
- 人件費を約4%削減(対売上比)
- 100坪店内で、週末の配置人員数は5.6人から4.5人に変更
この効果について、ジャージャージャパンの経営企画室 伊藤 順 室長は「通常、新規店はオープン時に売上最高額を達成しますが、『サプリバ』導入後は1週間でこれを上回る売上額を達成したので非常に驚いています。 導入した時期は12月の繁忙期なのでどの店も通常は売り上げが上がるものですが、他の店舗と比較しても台場小香港店の売上高は高くなっています。」と評価しています。
『サプリバ』は、オーダーのほかに追加注文が簡単にできる「おかわり」機能や、割り勘金額の表示機能で会計作業がスムーズに行えるなど、運営側オペレーションを簡素化する機能も盛り込まれています。その結果、従業員の業務負担が軽減されたことで人員の流出防止につながり、また、従業員は余裕を持った接客ができるようになった結果、気持ちに「ゆとり」が生まれ、繁忙期でも店内は落ち着いた雰囲気が保たれるという相乗効果が現れています。
現在、外食産業は正社員志向の働き手が増えたことにより、アルバイト・パートの人手不足が深刻化しています。設立3年目を迎えるジャージャージャパンは、外食産業界でいかに他社との差別化を図り、素早い店舗展開を行っていくかが事業運営の大きな課題でした。同社は新店舗展開に欠かせない人材確保という課題を解決し、業務効率と売上の向上を実現するためにも、『サプリバ』のような新しいものを積極的に取り入れていくことが、事業拡大に不可欠であると考えています。今後、同社は『サプリバ』を飯田橋店にも導入するほか、これまで人員配置の問題から出店できなかった場所への新規店舗の展開も、積極的に検討していく予定です。
今後ともソフトバンクテレコムは、ネットワークをベースとする最新の技術でサービスを創造し、お客様のビジネス課題の解決に向けて最適なICTソリューションサービスを提供し、お客様のビジネスをサポートしていきます。
以上
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