プレスリリース(旧ソフトバンクテレコム) 2008年

安全性、信頼性の高い電子証明書発行サービスに新機能を追加
~閉域網対応「PKIプラットフォームサービス」の提供を開始~

2008年2月18日
ソフトバンクテレコム株式会社

ソフトバンクテレコム株式会社(本社:東京都港区、社長:孫 正義 以下ソフトバンクテレコム)は、企業向け電子証明書発行サービス「PKIプラットフォームサービス」において、新たな機能拡張を行い提供を開始しましたのでお知らせいたします。

  • PKI: Public Key Infrastructure

「PKIプラットフォームサービス」は、ビジネスに必要なデータをインターネット上でよりセキュアに伝送するために認証を行う電子証明書を発行するサービスとして運用してまいりましたが、さらに「安全性」「利便性」「可用性」の高いサービスのご提供をするために、次の2つの機能を拡張いたしました。

  1. 社内ネットワーク経由での電子証明書の取得
    従来はインターネットから取得可能でしたが、可用性の高いソフトバンクテレコムが提供する閉域網サービス「ULTINA IP-VPN」と「PKIプラットフォーム」を接続し、閉域網からのみ電子証明書を取得可能とするオプションサービスを開発いたしました。このオプションサービスを利用すると、万が一、証明書取得用パスワードが漏洩する事態となった場合でも、第三者によるインターネットを経由した不正詐取を防ぐことができるので、PKI利用時のセキュリティをより高めることができます。

  2. クライアント証明書の「自動インポート・更新機能」
    従来は、Webサーバからファイルでダウンロードされていたクライアント証明書の取得方法について、簡易なブラウザ操作のみで直接クライアント側のPCや指定された認証デバイスにインポートし更新できる「自動インストール機能」を追加いたしました。ファイルがPCに残らずエクスポートも不可能なため、より厳密にPC認証や個人認証が可能となるほか、証明書有効期限において多大な負荷がかかる更新作業を大幅に簡略化することができます。

2005年4月の個人情報保護法施行や、公的機関や官公庁の電子入札の取り組みなどに伴い、企業内外におけるネットワーク上での重要なデータ伝送、取引には、電子証明書による認証がビジネス上での利用が欠かせない現在、情報・通信サービスはより信頼性や安全性を重視したニーズが高まってきています。
今回、新機能の導入を採用した、株式会社ティージー情報ネットワーク、インフラソリューション部部長、佐藤 剛志氏は、「当社では、業務効率の向上を目的にSSL-VPNによるモバイル環境を構築するにあたり、PKI認証の導入を検討いたしました。安全性を考慮すると、社外から社内にリモートアクセスをする際に必要なクライアント証明書は、社内ネットワークのみを経由して取得できるシステムの構築が必須でした。また、利用者の利便性を高めつつ厳密なPC認証を実現するために、各PCへのクライアント証明書のインポートや更新機能の自動化も譲れない条件でした。『PKIプラットフォームサービス』のオプションサービスは、こういった我々の要望を実現してくれると共に、通信事業者がSSL-VPNの構築・運用からPKIサーバ運用までのトータルソリューションを一括して提供しているという点も、信頼性、安全性、費用対効果といった採用基準を満たすものでした。」と評価しています。

「PKIプラットフォームサービス」では今後、サポートデバイスの追加など、さらにお客様の利便性を追求した機能拡張を行ってまいります。

ソフトバンクテレコムはネットワークをベースとする最新の技術でサービスを創造し、お客様のビジネス課題の解決に向けて最適なICTソリューションサービスを提供していきます。

  • 「PKIプラットフォームサービス」の詳細については、こちらを参照してください。

PKIプラットフォームサービスについて

1.「PKIプラットフォーム」と「ULTINA IP-VPN」、「Wide-Ethernet」網との接続イメージ図

2.認証書発行プロセス

3.専用Web画面イメージ

以上

本件に関するお問合せは下記までお願いいたします。

  • プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。