プレスリリース(旧ソフトバンクテレコム) 2008年

米国Desktone社とのサービス提供者契約の締結について
~ユビキタス環境の実現を目指し、仮想化デスクトップ環境配信のサービス化に着手~

2008年10月14日
ソフトバンクテレコム株式会社

ソフトバンクテレコム株式会社(本社:東京都港区、社長:孫 正義、以下 ソフトバンクテレコム)は、このたび、米国のソフト開発事業者Desktone(デスクトーン)株式会社(本社:米国 Massachusetts州Chelmsford市、社長 Harry Ruda、以下 Desktone社)と、Desktone社の開発した仮想化デスクトップ環境の運用管理ソフト「Virtual-D Platform」について、サービス提供者契約(以下 SPA:Service Provider Agreement)を締結いたしました。この締結により、今後ソフトバンクテレコムは、このソフトを活用したシンクライアント型サービスを実現するデスクトップ環境配信プラットフォームサービスの開発に着手し、来年度からの提供を目指します。

ソフトバンクテレコムはこれまで、アプリケーションの負荷状況に応じて、最適なネットワーク帯域とサーバーリソースをリアルタイムに提供する「ULTINA On Demand Platform」 KeyPlatや、サーバ・ストレージをバーチャルマシンという仮想化されたリソース単位で提供することでシステムリソースの有効活用と、運用の効率化を実現する「バーチャルホスティング」サービスなど、アプリケーションやコンテンツをネットワーク側の機能として取り込み、ブロードバンド回線やデータセンターサービスと一体化したオンデマンド型プラットフォームを提供してきました。今後は、リソース調達の提供だけではなく、そのリソースを有効活用し、ご利用する方のワークスタイル、ライフスタイルをより快適にするためのサービス提供を目指します。

その一環として、今回ソフトバンクテレコムはDesktone社の製品についてSPAを締結し、デスクトップ環境の配信サービスを開発してまいります。「デスクトップ環境の配信サービス」とは、パソコンなどの端末のデスクトップ環境をデータセンター内に預かり、ネットワーク経由でデスクトップの画像を配信するシンクライアント型のサービスです。お客様がご利用になる端末にはOSやアプリケーションを搭載せず、実作業はデータセンター内のサーバ上で行うため、データの流出等情報漏えい対策として有用で、デスクトップ環境のアウトソーシングによる、システム運用者の負荷軽減を実現するほか、利用端末を問わず、いつでも、どこでもネットワークを通じて業務をすることが出来るので、ご利用いただくお客様の利便性をより一層追求することが可能となります。

ソフトバンクテレコムは今後も「アプリケーション・コンテンツサービス」と「高品質・高機能ネットワーク」を融合したSNC(Service Network Convergence)とユビキタス・ブロードバンドインフラの実現を目指していきます。

サービス開発の方向性


仮想化デスクトップ環境配信のサービス化イメージ図

「仮想化デスクトップ環境配信サービス」を利用することによるお客様のメリット

1.IT投資の中で過半数を占める運用コストの大幅削減
お客様のデスクトップ環境をデータセンターに集約・管理を行うことによりユーザ管理工数削減・PC保守費用の削減を実現します。
2.利用者の利便性向上
お客さまの利用シーン・端末にかかわらず、「いつでも・どこでも」ネットワークに接続するだけで、普段ご利用されているデスクトップ環境と同一の環境がご利用可能となります。
3.PC紛失などによる情報漏えいリスクの大幅な軽減
お客様のデスクトップ環境をデータセンターに集約・管理を行うことにより、利用端末を紛失しても、中身のデータはデータセンターで管理されているため、情報漏えいに対するセキュリティが高まります。

Desktone社概要

Desktone社は、2006年に米国で設立された、仮想デスクトップ環境を配信する唯一のソリューションを提供する会社です。法人のデスクトップ環境をより簡単に導入し、より管理費用を低減していくことを目指し、大規模なデスクトップ環境配信に関する設計・開通・管理をサポートする機能を有したデスクトップ環境の運用ソフト「Virtual-D Platform」を開発、提供しています。 米国ではすでにこの運用ソフトを使い10,000を超える仮想化デスクトップ環境を管理・運用するソリューションとして大手金融機関に導入し、導入前と比較して運用コストの50%削減を実現している実績を持ちます。

以上

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